死神始めました

田中 凪

第103話 軍の募集ポスター

「・・・・・・と、言うわけなので帰らせていただきたいのです。もちろん今すぐにとは言いませんが・・・」
「ああ、そう言うと思っていたよ。もともと帝国のためだったからな。わかった。すぐ代わりの者たちが用意できるようにふれを出そう。そして、ある程度の人数になったら帰ればいい。別に止めはしない。」
「はっ!ありがとうございます!」
最後に敬礼して兵士は部屋を出て行った。
「はあ、予想はしていたがここまで早いとはな。」
帝国皇帝を地下牢から出して数週間。帝国の国政は安定し、国連?に加盟することが決まった。そして、その事により帝国からの難民たちはいなくなり、ほとんどの者は戻って行った。俺の町ごと移転させたところの人達も少しだけ帝国に戻っている。だが、なぜかここに残る者たちの方が多かった。早速だが軍の募集用紙を書き始める。そうだなぁ、性別、種族は関係なしにしてっと。まあ、15歳以上が好ましいな。定員は、一万ぐらいか?ま、そんなに人数が来るとは思えないしな。その後、訓練の内容などの説明も書いておく。それから数時間かけてようやくでき上がった。それをコピーし、村や検問所にもはっつける。
数週間後
定員の数倍の数の希望者が現れた。こんなに多いいとは驚いた、見直ししなきゃいけないな。ま、ともかく軍の採用テストを始めるとしよう。

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