死神始めました

田中 凪

第96話 死天龍さんの警告の意味

いったい何が起きるのだろうか?アレミトと飛鳥がなにかそっち系のことをするとは思え無いしな。俺はどこぞのマンガやらラノベやらの鈍感系主人公では無いと思っている。
どこがだよ。鈍感すぎて笑っちゃうよ。
ん?また、変な声が聞こえてきたな。気にしなくていっか。と、1人考えながら自分の寝室の部屋を開ける。ガチャ・・・バタン・・・あれ?ここ俺の部屋だよな?なんで、アレミトと飛鳥がいるんだ?しかも寒い中薄着で何やってんだ?確認がてらもう一度ドアを開けてみる。ガチャ・・・バタン・・・うん、見間違いじゃ無い。どうしよう?なんか、入り辛いんですけど。しばらく考える。どうすべきか。仕方ない入ろう。夜のヒャッハータイムとか正直、興味無いし。俺の数少ない男友達の、崎田さきた  翼だったら喜んでベッドにインして楽しんでいただろう。なにせ、ケモノミミ美少女のアレミトと、クラスのマドンナ的存在だった飛鳥なんだもの。到底理解できないな。アレミトの場合は下から目線で見られると少しドキッ、とはするがそういった関係になる程では無い。飛鳥は子どもの時のトラウマがあるのでもちろんこれもあんまりだ。
と、いう訳でベッドに潜り込んで寝ようとするが・・・そこに、さっそく
「ねーねー浩太くん!どんなプレイが好き?」
と、アレミトが聞いてきた。さらに、飛鳥までもが
「べ、別にあんたが好きってわけじゃな、無いからね!」
などとツンデレ発言をする始末。なんなの?
「うん、一回落ち着いて話を聞こうか。」
「はーい」
「あのな、俺そうゆう感じのに興味無いし、できない体だから・・・云々かんぬんってわけなんだよ。」
「せっかく気合い入れたのに!」
「緊張して損したわ!」
そんなこと言われてもなぁ。
死天龍に言えっつうの
「それがわかったら、てか分かんなくても俺の部屋からでろ!」
「「イヤだ!」」
なぜに?!ま、いいや。別に寝でる間に搾り取られるわけじゃ無いし。ってなわけでシングルのベッドに3人で寝ることになった。

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