死神始めました

田中 凪

第87話 一方的な蹂躙

俺(分身1)は空の魔物の動きを観察していた。ゲルマン砲の射程に入った!
「ゲルマン砲いつでも撃てるな?!」
「「「撃てます!」」」
「よし。撃て!みんな耳を塞げよ!」
直後、ドガーン!爆音とともに対魔物榴弾が飛んでいく。どいつか一体に当たれば大爆発を起こす。
ボーン!!
「「「「「グギャッ!!」」」」」
「「「「「コバガァ!?」」」」」
「3発全て命中!第二射装填急げ!」
「「「ハッ!」」」
空の魔物の大群用に貸し出されたのは3基だ。これだけあれば十分に数を減らせた。
「続いて戦闘機小隊出撃用意!」
「第一小隊行けます!」
「わかった。出撃!魔物たちを駆逐せよ!」
「「「「ハッ!」」」」
戦闘機小隊は1小隊4人で構成されている。それが10小隊ある。1小隊がでている間に他の小隊は弾薬などを装備する。それの無限ループだ。勝てない訳がない。
「ゲルマン砲第二射よーい!味方に当てるなよ!」
「「「了解!・・・発射準備完了!」」」
「味方戦闘機は離脱!」
よーし、離脱したな。
「第二射撃て!」
ドガーン!
ボーン!
あとは、ワイバーンだけだな。爆発を耐えきるとはな。だが貫通弾で体を貫通させてしまえば終わりだ!
「残りはワイバーンだけだ!第五小隊まで出撃!」
「第二小隊出ます!」
「第三小隊同じく!」
「第四小隊同じく!」
「第五小隊同じく!」
それから30分後空の魔物の大群は全て殺した。
そんじゃァ、海の支援にでも行きますか。

俺(分身2)は、海底にいた。
お、ノコノコと現れたな!
「ゲルマン砲用意!」
「「「「「用意完了!」」」」」
「撃て!」
バゴーン!爆音とともに対魔物魚雷が魔物の群れへとつっこんで行く。少し時間をおいて、
ボガーン!
「ゴルラァァアアアア?!!」
「対魔物魚雷全て命中!第二射いそげ!」
「発射準備完了!」
「もう1発どデカイのかましたレェ!」
ドーン!
ドガーン!
「ギャァアァァァァァァ!!」
よーし、だいぶ数が減ったな。
「潜水艦隊出撃!戦艦も全部出せ!出し惜しみは無しだ!全火力で潰すぞ!」
「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」
その後、空軍の援護もありかなり早く片付いた。あとは、陸だけだな。

俺(本体)は敵を誘導していた。
「ポイントに到着。ゲルマン砲発射!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
俺のところには、ゲルマン砲が7基ある。
ピュ〜〜〜〜  ドォン!
「グギャア!」
「ブヒァ!」
「がアァァァァァァ!」
ゲルマン砲の射撃により固まっていた魔物たちは数を半分に減らした。コレならもう戦車隊を出してもいいな。
「戦車隊出撃!」
「「「「「「了解!」」」」」」
「駆逐戦車隊は砲撃場所で支援!」
「「「「「了解!」」」」」
しばらくすると戦車隊が目の前に現れる。
以前作ったもの以外の戦車も混ざっている。これは後々紹介しよう。
俺は、ワープを使い海の近くまで魔物を運んだ。ここなら、大和やらの砲撃支援も受けられる。
思った通りそこには大和などが射撃体勢に入っていた。そして一斉射撃を始めた。ここはゲームでは無いのでFFフレンドリーファイアがある。そのため大和などの砲撃が届かない場所で戦車隊を展開させていた。味方の攻撃でやられました。とか笑えないしな。それから2時間後ようやく戦闘 (他から見れば蹂躙)が終わった。後片付けは後日行うことにした。魂回収するのが大変だ。そう思いながら仕事を始める。

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