死神始めました

田中 凪

第53話 闘技大会のお誘い

僕はただひたすらに手紙を読んでいた。ざっと40ぐらいだろうか。意見書には図書館を作って欲しい。や、ギルドを作って欲しい。などが大半である。そういえばギルドを作って無かったな。今度ギルマスさんに相談してみよう。しかし図書館はかなり難しいだろう。何せこの世界では本がかなり高価なのだから。最後の手紙で僕は少しというかだいぶ胸を高鳴らせた。なぜなら、

この度開かれる闘技大会に特別選手として出てもらいたし。
               ホルン王国ラグライン=クライン


この手紙を見て即座に決意した。行こう!と。しっかし手紙じゃなくてもスマホがあるのに。まあ、そんなことは置いといて早く抜け出さなきゃな。こうして僕はどうやってこの城から抜け出すかを考える。

「死神始めました」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く