死神始めました

田中 凪

第20話ワーム退治

おっ、このクエスト面白そう。横を見ると、アレミトが固まっていた。どうしたんだ?僕が手に取ったのは、鉱山にワームが大量発生したので討伐して欲しい。と、書かれている。
「アレミトこれ行こう。」
と言うと、
「わ、わ、わかった。」
と言ってくれた。
受け付けを済ませて、ワープを使い問題の村まで、一瞬でやって来た。村の人に事情を話すと村長の家まで案内してくれた。
「この度は本当にありがとうございます。私はこの村の村長をしているケビン=アスベロンと申します。」
「楠 浩太です。」
「アレミト=ステファンです。」
「では、さっそくですが本題に入りましょう。この村では、鉱石を町や、国に売って生計を立てています。しかし、ワームが大量発生し鉱山へ行けなくなり、生活が苦しいのです。そのため、早くワームを討伐して欲しいのです。」 
「わかりました。では、その鉱山の名前を教えてください。」
「エントルバ鉱山です。」
「では、早急に対処してきます。」
そう言って村から出て鉱山へ行く。もちろんワープを使ってだが。・・・・キモっ!!!!なんだこれ⁈想像してたよりでかい。しかし、アレが入って走れるぐらいは、幅があるな。さすがは鉱山。といったところかな。そして、僕が出してきたのは、いつぞやの戦車ゴーレムである。今日は、これを、使おうと思う。アレミトの反応は、
「なにコレ⁈⁈」
である。僕はいいから乗った乗った。と言ってアレミトをゴーレムの中に押し込んだ。中は、かなり広い。ので10人位は余裕で入ることができる。
「そのまま前進しといて。」
指示を出すと、進んでいった。ほとんどが一本道だったので、迷うことは無かった。ワームたちはキャタピラに潰されているもの生き残ったものの二つに分かれたが、僕とアレミトによる射撃で、一匹残らず片付けた。ナンマンダブ。
こうして苦労する事なく一番下の広場まできた。そこには3mほどの巨大なワームがいた。これには驚いたが、砲撃を2、3発ほど喰らわせたら死んだ。こうしてこのクエストは終了した。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品