死神始めました

田中 凪

第14話ギルドマスター室にて。その2

さてと、魔物退治も終えたことだし、一息つき・・・けないからっ!!!!それは、なぜかというと門の前にいたギルドマスターさんが
「ちょっと話そうか。」
ってニコニコしながら言ってきて、(もちろん目は、笑ってないけど。お〜怖い怖い)強制的にギルドマスター室へと連れてこられた。何話されんのかな〜と思っている。
「今日君に来てもらったのは、S+に昇格したということでのカードの更新と、今朝魔物が襲って来たときの対処のお礼のためだ。」
なんだそんなことか。あ〜よかった。
「わかりました。でも、疲れているので、なるべく手短にお願いします。」
「ああ、わかってるよ。まずわ、カードを提出してくれ。更新してる間にもう一つの方を話そうか。」
「はい」
そう言ってカードを提出する。
「まずは、ありがとう。浩太君のおかげでこの町は最小限の被害で済んだ。そして、報酬だが・・・何がいい?」
・・・・・・何にしよう?しばらく考えた後に
「100Gと武器の本ですかね。」
と答えた。するとギルドマスターさんは、しばらくとぼけたような顔になっていた。やっと口を開いたと思えば
「君は無欲なのか?それとも、バカなのか?」
と、いわれてしまった。
「いや〜武器の本があれば、それが作れるかな〜と思って」
「まあいい、それならギルドが潰れなくて済むしな。明日には用意できるから取りに来いよ。おっと、カードの更新も終わったみたいだぞ。」
こうしてギルドを出た。

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