日本円でダンジョン運営

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3位決定戦 結末

 サンとマルの3位決定戦が始まってからしばらく経った。具体的にはダンジョンの外では一夜が明けた。ナーダル含む冒険者パーティーは20階層のボスを倒し、帰還を開始している。

「なかなかしぶといね。だけど、またまだこれからだよ!」

「望むところなのじゃ!昇炎天ライジングブレイズ!」

 互角過ぎるほど互角な勝負を繰り広げている二人は、いまだかつて見ないほど楽しそうだ。楽しそうなのは良いんだが……そろそろ……

「主よ、24時間過ぎた。時間切れだ」

 隣で観ていたバルトが唐突に言った。楽しそうにしているサンとマルに口を出すのは申し訳ないが、時間切れだ。仕方ない。

「サン!マル!試合終了だ!それ以上やっても決着はつかない。引き分けだ!」

「え?」
「のじゃ?」

 攻撃の手を止めたサンとマルが唖然とした様子で私を見た後、お互いの顔を見合わせた。

「こんなやつと一緒の順位なんて嫌なのじゃ!」

「ボクだって御免だね。なんでボクと強さが同じなんだ」

 さっきまで楽しそうにしてたのに、なんでこうなるのか……。

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