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即決着

「汝、我を現に呼び戻したことは感謝しよう。しかし、汝の力は強大。其れを奪わずして何が破壊神の一柱か。汝の力、今此処で貰い受けるぞ」

 少し待とうか。つまりここに大ボスとして置いたことには感謝するけど、私の力は奪い取るよと言っている訳だな。そんな理不尽な。

「受けてみよ。獄炎の牢獄」

 フレイムイフリートが呟くと、太陽が強く光り始めた。

「アオォオォオオンッ!」

 対抗するようにジョセフィーヌも吠える。ジョセフィーヌも強く輝き始めた。ジョセフィーヌの背中にいるからすごく眩しい。まって、これ何が起こるか見れないじゃないか。

 ――ズシャアンッ!

 よし、何が起こった。金属がぶつかり合ったような音がしたぞ。どこにも金属は無かったよな?

 ――ガジャジャジャ

 本当に何がぶつかってるんだろう。金属製の何かがぶつかってる気はするんだが。

 ――ガシャアンッ!

 何が割れた!?いや、外れたのか?とにかくジョセフィーヌが優勢であってほしい。

 ――シャララララ

 何この音。本当に戦闘音か?

 ――ガシィンッ!

「ぐあぁあっ!」

 お、やったか?

 少し時間が経ち、光が収まってようやく目を開けることができた。
 そこには、太陽とフレイムイフリートがそれぞれ光の鎖で縛られている光景があった。

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