日本円でダンジョン運営

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邪神の体液(胃液)

――シュウウゥゥ

 体表から湯気のように腐敗臭を吹き出し続けている。くさい。

「アオオォオォオン」

 ジョセフィーヌから幾筋もの光の矢が飛び出し、イヴィルゴッドスライムに着弾する。

――シュオオオォ

 数えきれないほどの矢が当たったかと思うと、イヴィルゴッドスライムが徐々に平坦になっていく。色も元々の沼の色に変わっていき、気づけば完全に沼に戻っていた。

「なにをしたんだ?」

「ワンッ、ワンワン!」

 ジョセフィーヌ曰く、知性が無いから餌付けをしたということらしい。あの片手間で街を滅ぼせそうな光の矢の流星群が餌か。意味が解らないな。

「ワンッ」

「わかった」

 もう帰って大丈夫らしい。ならそれに甘えてコアルームに戻るとするか。

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