日本円でダンジョン運営

sterl

珍しく疲れない

「不思議なやつじゃな、お主は。とりあえず、わらわはサントソルだと覚えてくれればよいのじゃ」

「は、はぁ」

 うーむ、納得が行かない。この子があの太陽みたいなモンスターと同じなんて、納得できない。

「して、この犬は一体何者なのじゃ?スキアーの力を使っておったようじゃが」

「ああ、ジョセフィーヌは一応ボスモンスターなので強化しました。たぶんその時に付けたスキルだと思います」

「ほぉ、これでボスモンスターと。確かにそれなら、これだけの力があっても納得できるのじゃ。強いのぅ、お主は」

「ワン!」

 ジョセフィーヌは誇らしげだ。少女に褒められてそんなに嬉しいのか。

「ところでじゃ。わざわざわらわに会いに来たということは、急いでおるのではないか?」

「あ、はい」

 ずばりと言い当てられた。だけどまだ2日はあるからそこまで急がなくても大丈夫なんだよな。

「ならもう行け。時間はあって困るものではないのじゃ」

「ではお言葉に甘えて」

「またいつか来てほしいのじゃ。それではなのじゃ」

「それでは」

 その言葉を聞きながらコアルームにワープする。サントソルは精神的に疲れなかったな。少し休んだらすぐに行くか。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品