「初心者VRMMO(仮)」小話部屋
ブクマ1500件突破お礼小話~マープルさんのとある一日 その3~
再度ログインするとジャッジは帰っており、イッセンはクエストに失敗したらしく再度挑戦のための準備をしていた。
「あたしも行こうかしら?」
「ばあちゃん、マジ!?」
『ミセス・マープル。いいのか?』
「いいのよ。あたしも店の内装いじりに欲しいアイテムがあるから」
時間を見てログインしようと思っていただけだ。
「ミセス・マープル。感謝します。死に戻りでイッセンがクエスト受注できるようになるまで、時間が空いているのです」
このゲームでの死に戻りを起こした場合、一定時間クエストが受けれなくなる。欲しいアイテムがでなかったために、わざと「死に戻り」をするプレイヤーをけん制した形なのだ。そういった場合、同じPTにいたメンバーが受注してマラソンのようにするということもあり、同じPTにいたメンバーでも無理になったのは、つい最近のことだ。
「間もなくリュートたちも来るって言ってたから、戦力補強にもなるでしょ。要るもの買ってきなさい」
「うん!」
イッセンが元気よく返事をし、ロイとルーファスからも欲しいものを聞いて外へでた。
その間に、色んなものを用意しておく。
「お。ロイとルーファス、久しぶりだね」
我が子でで、こちらではリュートと名乗る吟遊詩人がにこやかに挨拶をしていた。
『リュートも元気そうで何よりだ』
「リュート、相変わらず男前だね! そして君の娘は冷たいよ!」
「また振られたのか。いっそ日本に来い。そして近くに住め。そうすれば百年の恋も醒めるぞ」
「リリアほど素敵な女性はいないと思っているよ!」
ぱん、マープルは思わず手を叩いた。
「いい加減にしなさい、あなたたち。ルーファスを見習いなさい。そしてここはお店よ? そんな話はしないの。リュート、あなたは自分の娘をどう思っているか、今度みっちり聞かないといけないわね」
「……母さん、あのねぇ……」
やれやれといった感じで、リュートが首をすくめた。こんな冗談が言えるというが楽しい。
間もなく娘たちも集まり、PT編成の話になる。
「私は留守番してるわ」
「あたしも~~」
「私もそうします」
上から順に、娘、孫娘、嫁である。というわけで行くのは海外サーバーからの客人二人と息子、娘婿、孫息子、マープルの六人になった。
「……リリアは行かないのか!?」
「あんたがいるから行きたくない」
そろそろ本当に脈がないと分かって欲しいところではあるのだが。
「さて、行きますか」
ふふふ、と笑ってクエスト受注のために冒険者ギルドへ向かった。
「あたしも行こうかしら?」
「ばあちゃん、マジ!?」
『ミセス・マープル。いいのか?』
「いいのよ。あたしも店の内装いじりに欲しいアイテムがあるから」
時間を見てログインしようと思っていただけだ。
「ミセス・マープル。感謝します。死に戻りでイッセンがクエスト受注できるようになるまで、時間が空いているのです」
このゲームでの死に戻りを起こした場合、一定時間クエストが受けれなくなる。欲しいアイテムがでなかったために、わざと「死に戻り」をするプレイヤーをけん制した形なのだ。そういった場合、同じPTにいたメンバーが受注してマラソンのようにするということもあり、同じPTにいたメンバーでも無理になったのは、つい最近のことだ。
「間もなくリュートたちも来るって言ってたから、戦力補強にもなるでしょ。要るもの買ってきなさい」
「うん!」
イッセンが元気よく返事をし、ロイとルーファスからも欲しいものを聞いて外へでた。
その間に、色んなものを用意しておく。
「お。ロイとルーファス、久しぶりだね」
我が子でで、こちらではリュートと名乗る吟遊詩人がにこやかに挨拶をしていた。
『リュートも元気そうで何よりだ』
「リュート、相変わらず男前だね! そして君の娘は冷たいよ!」
「また振られたのか。いっそ日本に来い。そして近くに住め。そうすれば百年の恋も醒めるぞ」
「リリアほど素敵な女性はいないと思っているよ!」
ぱん、マープルは思わず手を叩いた。
「いい加減にしなさい、あなたたち。ルーファスを見習いなさい。そしてここはお店よ? そんな話はしないの。リュート、あなたは自分の娘をどう思っているか、今度みっちり聞かないといけないわね」
「……母さん、あのねぇ……」
やれやれといった感じで、リュートが首をすくめた。こんな冗談が言えるというが楽しい。
間もなく娘たちも集まり、PT編成の話になる。
「私は留守番してるわ」
「あたしも~~」
「私もそうします」
上から順に、娘、孫娘、嫁である。というわけで行くのは海外サーバーからの客人二人と息子、娘婿、孫息子、マープルの六人になった。
「……リリアは行かないのか!?」
「あんたがいるから行きたくない」
そろそろ本当に脈がないと分かって欲しいところではあるのだが。
「さて、行きますか」
ふふふ、と笑ってクエスト受注のために冒険者ギルドへ向かった。
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