初心者がVRMMOをやります(仮)
竜神との出会い
ひたすら暗い洞窟を歩いていく。灯りは人竜族でつけてくれるため魔法は必要なかった。
「ここを出ると竜神様がいらっしゃるところに着く」
その言葉にアルテミスが鼻をひくつかせる。それと同時にディッチやディスカスといった魔法職も洞窟のおかしさに気付く。
「アルテミス、カナリア君とシンクロして外さないよう……」
『この洞窟に入った頃からシンクロ外してません。傍でスカーレットさんが私の口にお菓子とMポーションを入れる準備をしてます』
カナリアも初めてなので今回知ったというが、シンクロはかなりMPなどを食うらしい。ここから先はHPにまで気をつかわないといけないかも、などと言っているのでスカーレットはHポーションも用意しているのだろう。
おそらく、セバスチャンが色々と準備をしてからこちらに向かったのだろうが。
「凄い気配だな」
「おそらく俺らを警戒しているんだと思うが」
ディスカスの言葉にディッチが答えるが、いつものような軽い口調ではない。
「キュッ!」
「そりゃ心強いな」
ディッチとディスカスの緊張感を無視して、ジャスティスとドラゴンがほのぼのとしていた。
たどり着いた先で、ディッチたちは言葉を失った。
洞窟の中だというのに、眩いばかりの光が差し込めていた。
『汝らは何を望むか』
どこからともなく声が聞こえた。そして人竜族の二人は、光の方向へ頭を下げていた。
『汝らは……』
「キュキューーッ!!」
再度何かを問う声がした瞬間、ドラゴンが鳴いた。
『汝らは朕の守護する眷属の誕生をその目で見たか。そしてその子に祝福を授けるためにここまで来たか』
「……は?」
メンバーの顔がもの凄く間抜けな顔になった。
『おかしい。そういう設定ではなかったのか?』
「はい?」
『案内人よ、何か違うぞ?』
「なにぶんにも、我らもよく分からず。我が子も『祝福より、竜神様にこのプレイヤーを会わせるために案内してくれ』と言う始末でして」
『それで何も言わず朕のところまで連れてきたわけか』
その言葉に人竜族の二人が頷く。
「ふむ。ということは別の条件を満たしたようだな」
そう言って現れたのは、今まで見かけた竜が西洋のドラゴンなら、ここにいるのは東洋の竜だった。
「ここを出ると竜神様がいらっしゃるところに着く」
その言葉にアルテミスが鼻をひくつかせる。それと同時にディッチやディスカスといった魔法職も洞窟のおかしさに気付く。
「アルテミス、カナリア君とシンクロして外さないよう……」
『この洞窟に入った頃からシンクロ外してません。傍でスカーレットさんが私の口にお菓子とMポーションを入れる準備をしてます』
カナリアも初めてなので今回知ったというが、シンクロはかなりMPなどを食うらしい。ここから先はHPにまで気をつかわないといけないかも、などと言っているのでスカーレットはHポーションも用意しているのだろう。
おそらく、セバスチャンが色々と準備をしてからこちらに向かったのだろうが。
「凄い気配だな」
「おそらく俺らを警戒しているんだと思うが」
ディスカスの言葉にディッチが答えるが、いつものような軽い口調ではない。
「キュッ!」
「そりゃ心強いな」
ディッチとディスカスの緊張感を無視して、ジャスティスとドラゴンがほのぼのとしていた。
たどり着いた先で、ディッチたちは言葉を失った。
洞窟の中だというのに、眩いばかりの光が差し込めていた。
『汝らは何を望むか』
どこからともなく声が聞こえた。そして人竜族の二人は、光の方向へ頭を下げていた。
『汝らは……』
「キュキューーッ!!」
再度何かを問う声がした瞬間、ドラゴンが鳴いた。
『汝らは朕の守護する眷属の誕生をその目で見たか。そしてその子に祝福を授けるためにここまで来たか』
「……は?」
メンバーの顔がもの凄く間抜けな顔になった。
『おかしい。そういう設定ではなかったのか?』
「はい?」
『案内人よ、何か違うぞ?』
「なにぶんにも、我らもよく分からず。我が子も『祝福より、竜神様にこのプレイヤーを会わせるために案内してくれ』と言う始末でして」
『それで何も言わず朕のところまで連れてきたわけか』
その言葉に人竜族の二人が頷く。
「ふむ。ということは別の条件を満たしたようだな」
そう言って現れたのは、今まで見かけた竜が西洋のドラゴンなら、ここにいるのは東洋の竜だった。
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