俺の高校生活に平和な日常を
第9章番外編 #9「理性の本能」
「か、風見先輩? だ、大丈夫ですか?」
あまりにも私の様子がおかしかったのか、佐藤君は心配そうに私に声をかけてきた。
「ハア♡ 佐藤…君、私…」
佐藤君が心配する中、私は葛藤していた。理性など忘れて本能の赴くままに動いてしまおうか、それとも理性の風見乱子として自分を厳しく律するべきか。
しかし、どうしても頭の中でエッチなことばかり考えてしまう。こんなこと初めてだった。
理性の私が本能に目覚めるなんて。自分で言うのもなんだが、わけがわからない。
欲しい。佐藤君のアレが欲しい。佐藤君のアレで私をめちゃくちゃにして欲しい。佐藤君の気の済むまで犯して欲しい。
今の私はそんなことばかり考えてしまっている。今まででそんなこと考えたことなかったのに。いや、考えないようにしてきた。
「ほんと大丈夫ですか、風見先ぱ…ッ!?」
欲しい欲しい欲しいほしいほしいほしいホシイホシイホシイ!
気がつくと私は佐藤君をベットに押し倒し、馬乗りになっていた。あのときの本能の私と同じようなことをしている。
「もう…限界♡ 佐藤君、私と気持ちいいこと…」
本能に抗うことを諦め、佐藤君と1つになろうとしたそのとき、ふと私は思いとどまった。
理性である私が理性を失っては私の存在意義は一体どこにあるというのだろうか?
私はあくまでも抑制剤の副作用で作られたかりそめの人格。
本能を抑えるためにいる私が本能を抑えきれなくなったら、だれが私を抑えるというのだろうか?
「んっ!?」
そう思った私は必死に理性を保とうとした。やっぱりダメ。私は理性なんだ。本能に負けてはダメよ。
しかし、抵抗すればするほど激しい頭痛が私を襲ってくる。身体の火照りもだんだん激しくなり、身体中から汗が噴き出てくる。
お股もムラムラしてきて、エッチなお汁も止まらなくなってきている。
痛い、辛い、苦しい、熱い。
いっそのこと本能に身を任せ楽になってしまいたいと何度も脳裏をよぎってくる。
けど、負けちゃダメ。負けちゃダメ。
「んっ♡ んんっ♡」
負け、ちゃダメ。負け、ちゃ、ダメ。
「んんっ♡ あっ♡」
ダメ、ダメ、ダメダメダメだめだめ。
「…ハア、ハア…」
負けちゃダメと私はひたすら自分に暗示をかけていた。
だがしかし、終わることのないこの無限地獄にいつまで耐えられるだろうか?
そんなことをふと考えた途端、私は不安に駆られてしまった。
いつまで耐えればいいの? 果たしてこの地獄は終わるのだろうか?
「……先輩」
そう思うと、私はなんのために耐えているのだろうか?
「…見先輩」
ひょっとして今私のしてることって…
「風見先輩!」
「ッ!? 佐藤、君?」
私がだんだん不安に駆られる中、私を呼ぶ声が聞こえ、我に返った。
私を呼んだのは佐藤君だった。私、ずっと佐藤君に馬乗りしているのをすっかり忘れていた。あれからずっと放置してしまっていて申し訳ない。
「無理しないでください」
そんな佐藤君は私に向けて一言そう言ってきた。
あまりにも私の様子がおかしかったのか、佐藤君は心配そうに私に声をかけてきた。
「ハア♡ 佐藤…君、私…」
佐藤君が心配する中、私は葛藤していた。理性など忘れて本能の赴くままに動いてしまおうか、それとも理性の風見乱子として自分を厳しく律するべきか。
しかし、どうしても頭の中でエッチなことばかり考えてしまう。こんなこと初めてだった。
理性の私が本能に目覚めるなんて。自分で言うのもなんだが、わけがわからない。
欲しい。佐藤君のアレが欲しい。佐藤君のアレで私をめちゃくちゃにして欲しい。佐藤君の気の済むまで犯して欲しい。
今の私はそんなことばかり考えてしまっている。今まででそんなこと考えたことなかったのに。いや、考えないようにしてきた。
「ほんと大丈夫ですか、風見先ぱ…ッ!?」
欲しい欲しい欲しいほしいほしいほしいホシイホシイホシイ!
気がつくと私は佐藤君をベットに押し倒し、馬乗りになっていた。あのときの本能の私と同じようなことをしている。
「もう…限界♡ 佐藤君、私と気持ちいいこと…」
本能に抗うことを諦め、佐藤君と1つになろうとしたそのとき、ふと私は思いとどまった。
理性である私が理性を失っては私の存在意義は一体どこにあるというのだろうか?
私はあくまでも抑制剤の副作用で作られたかりそめの人格。
本能を抑えるためにいる私が本能を抑えきれなくなったら、だれが私を抑えるというのだろうか?
「んっ!?」
そう思った私は必死に理性を保とうとした。やっぱりダメ。私は理性なんだ。本能に負けてはダメよ。
しかし、抵抗すればするほど激しい頭痛が私を襲ってくる。身体の火照りもだんだん激しくなり、身体中から汗が噴き出てくる。
お股もムラムラしてきて、エッチなお汁も止まらなくなってきている。
痛い、辛い、苦しい、熱い。
いっそのこと本能に身を任せ楽になってしまいたいと何度も脳裏をよぎってくる。
けど、負けちゃダメ。負けちゃダメ。
「んっ♡ んんっ♡」
負け、ちゃダメ。負け、ちゃ、ダメ。
「んんっ♡ あっ♡」
ダメ、ダメ、ダメダメダメだめだめ。
「…ハア、ハア…」
負けちゃダメと私はひたすら自分に暗示をかけていた。
だがしかし、終わることのないこの無限地獄にいつまで耐えられるだろうか?
そんなことをふと考えた途端、私は不安に駆られてしまった。
いつまで耐えればいいの? 果たしてこの地獄は終わるのだろうか?
「……先輩」
そう思うと、私はなんのために耐えているのだろうか?
「…見先輩」
ひょっとして今私のしてることって…
「風見先輩!」
「ッ!? 佐藤、君?」
私がだんだん不安に駆られる中、私を呼ぶ声が聞こえ、我に返った。
私を呼んだのは佐藤君だった。私、ずっと佐藤君に馬乗りしているのをすっかり忘れていた。あれからずっと放置してしまっていて申し訳ない。
「無理しないでください」
そんな佐藤君は私に向けて一言そう言ってきた。
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