俺の高校生活に平和な日常を
第9章 #15「そして俺は」
コンコン
「どうぞ」
「…失礼しまーす」
俺は軽くドアをノックし風見先輩の声が聞こえるのを確認すると、おもむろに指導室のドアを開いた。
すると、1番奥の席に風見先輩が碇ゲ◯ドウのような姿勢で座っていた。どうやら風見先輩1人のようだ。
指導室は基本、風紀委員の活動場所となっている。校則違反をした生徒や風紀を乱す生徒を取り締まるのが風紀委員の仕事らしい。
まあウチの学校にはそこまで素行不良な生徒はいないから、あんまり風紀委員が活動してるところなんて見たことないんだけどな。
実際、指導室がある場所が校内でも全く人目のつかない場所にあるし、高校初日のときに校内を案内してもらった以来、俺はここに来たことはなかった。そのせいか、ここまで来るのにちょっと不安を感じていた。
「佐藤君、確認なんだけど」
「はい?」
俺がドアを閉めようとすると風見先輩は俺に近づいて来ると、なにか確認を取ろうとしてきた。なんだろうか? あと、風見先輩からめちゃくちゃ甘い匂いがする。あれ? この匂い、どっかで嗅いだことあるような気がする。
「ちゃんと『1人』で来たんでしょうね?」
「えっ?」
すると風見先輩は緊張した面持ちで俺にそう問いかけてきた。相当みのりを警戒してるな。
「大丈夫ですよ。だれにも言ってませんし、だれも来てませんよ」
だが俺はすぐにそう返した。いちおうみのりにも言ってないし、さっき辺りを見回してみたが、だれもここに来ている様子はなかった。
「ハア」
それを聞いてか、風見先輩は胸をなでおろすようにため息を吐いた。そんなに警戒してたのか?
今更思ったのだが、そんなにみのりを警戒するのなら、俺をここに呼び出さなければいいのではないだろうか?
「じゃ、じゃあ、始めようかしら」
「…?」
安心した風見先輩はそう言っているが、よく考えてみれば、俺は一体ここになにをしに来たのだろうか? 呼び出されたから来たものの、具体的になにをされるのかはわからないし聞かされてもいない。
「あの、今からなにするんです…ッ!?」
「? 佐藤君、どうかしたの?」
俺は気になって風見先輩にそう問いかけようとした、のだが、急に俺の身体に違和感を感じた。
身体が熱く、どこを触られても変な声を出してしまいそうなほどムズムズしている。主に大事な部分が。
そんな俺の様子を見て心配になったのか、風見先輩が声をかけてきた。
そんな彼女を見ていると、変な気分になってきた。顔は可愛いし、スタイルもいい。
そしてなによりも、彼女からはいい匂いがする。シナモンのように甘い香りがして、食べてしまいたくなるほどだ。
「!?」
そのとき俺はふと思った。こんなに甘い香りを放つ風見先輩の身体はどんな味がするのだろうかと。
「さ、佐藤…君?」
そう思った俺は風見先輩を味見したくなった。きっと甘くて美味しい味がするのだろう。
「ちょっ、ちょっと、佐藤君?」
そして俺は、風見先輩を…
「どうぞ」
「…失礼しまーす」
俺は軽くドアをノックし風見先輩の声が聞こえるのを確認すると、おもむろに指導室のドアを開いた。
すると、1番奥の席に風見先輩が碇ゲ◯ドウのような姿勢で座っていた。どうやら風見先輩1人のようだ。
指導室は基本、風紀委員の活動場所となっている。校則違反をした生徒や風紀を乱す生徒を取り締まるのが風紀委員の仕事らしい。
まあウチの学校にはそこまで素行不良な生徒はいないから、あんまり風紀委員が活動してるところなんて見たことないんだけどな。
実際、指導室がある場所が校内でも全く人目のつかない場所にあるし、高校初日のときに校内を案内してもらった以来、俺はここに来たことはなかった。そのせいか、ここまで来るのにちょっと不安を感じていた。
「佐藤君、確認なんだけど」
「はい?」
俺がドアを閉めようとすると風見先輩は俺に近づいて来ると、なにか確認を取ろうとしてきた。なんだろうか? あと、風見先輩からめちゃくちゃ甘い匂いがする。あれ? この匂い、どっかで嗅いだことあるような気がする。
「ちゃんと『1人』で来たんでしょうね?」
「えっ?」
すると風見先輩は緊張した面持ちで俺にそう問いかけてきた。相当みのりを警戒してるな。
「大丈夫ですよ。だれにも言ってませんし、だれも来てませんよ」
だが俺はすぐにそう返した。いちおうみのりにも言ってないし、さっき辺りを見回してみたが、だれもここに来ている様子はなかった。
「ハア」
それを聞いてか、風見先輩は胸をなでおろすようにため息を吐いた。そんなに警戒してたのか?
今更思ったのだが、そんなにみのりを警戒するのなら、俺をここに呼び出さなければいいのではないだろうか?
「じゃ、じゃあ、始めようかしら」
「…?」
安心した風見先輩はそう言っているが、よく考えてみれば、俺は一体ここになにをしに来たのだろうか? 呼び出されたから来たものの、具体的になにをされるのかはわからないし聞かされてもいない。
「あの、今からなにするんです…ッ!?」
「? 佐藤君、どうかしたの?」
俺は気になって風見先輩にそう問いかけようとした、のだが、急に俺の身体に違和感を感じた。
身体が熱く、どこを触られても変な声を出してしまいそうなほどムズムズしている。主に大事な部分が。
そんな俺の様子を見て心配になったのか、風見先輩が声をかけてきた。
そんな彼女を見ていると、変な気分になってきた。顔は可愛いし、スタイルもいい。
そしてなによりも、彼女からはいい匂いがする。シナモンのように甘い香りがして、食べてしまいたくなるほどだ。
「!?」
そのとき俺はふと思った。こんなに甘い香りを放つ風見先輩の身体はどんな味がするのだろうかと。
「さ、佐藤…君?」
そう思った俺は風見先輩を味見したくなった。きっと甘くて美味しい味がするのだろう。
「ちょっ、ちょっと、佐藤君?」
そして俺は、風見先輩を…
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