俺の高校生活に平和な日常を
第7章 #21「VSルイス」
「なん、だって!?」
ルイスさんの発言と微笑みに俺は背筋を凍らされた。その発言と微笑みには殺意がこもっているのを感じていたからだ。
「イーリスちゃん! 早く逃げ…」
「バカ! あんたも早く!!」
「うおっ!?」
俺は嫌な予感がしてイーリスちゃんに逃げるように促すと、イーリスちゃんは俺に怒声を放ちながらも俺の腕を引っ張った。
「切り裂く刃!」
「うおっ!?」
「ッ!?」
イーリスちゃんに腕を引っ張られたせいで俺は足がもつれてしまい尻もちをついてしまった。そんな俺につられてイーリスちゃんも軽くコケてしまった。
その瞬間、俺達の頭上をなにかが掠めていった。
ズドオオン
「…なっ!?」
すると後ろからなにかが倒れる音が聞こえてきた。俺は後ろを振り返ると公園にあるやや大きめな木が切り倒されていた。さっきまで普通に立っていたはずなのに。
「ふふふ、どうやら悪運の強い方達のようですね」
俺が驚愕しているとルイスさんは冗談めいたことを言い出した。
「ッ!? なんだよ、アレ…」
ルイスさんの方を振り返るとルイスさんの手には先程までただの杖だったはずのエンドレス・リアルに白い刃のようなものが付いていた。
「先程も申し上げましたが、魔術とはものに魔力を加えること。つまり、こういうことも可能だということです」
「まさか、魔剣十指にまで魔術を加えるなんて…」
それを見たイーリスちゃんはまた驚愕していた。イーリスちゃんが驚く姿を見るのは今日だけで何度目だろうか? それだけ想像以上の事態になっているようだ。
「さて、どちらの首が先に落ちるんでしょう…ねっ!」
「ッ!? 避けなさい!!」
「うおおっ!?」
そんな中、ルイスさんは再び俺達に向かって攻撃をしてきた。白い刃の付いたエンドレス・リアルを振り下ろすように縦に振ると、白い刃から斬撃のようなものが飛び出してきた。
イーリスちゃんはそらにいち早く気づき、俺を突き飛ばした。俺は突然突き飛ばされ、受け身が取れず一回転してしまった。
すると斬撃をギリギリで回避することができた。まあ公園の芝生には大きな裂け目ができてしまったが。
「ふふふ、やりますね。でも、いつまで避けきれますか…ねっ!!」
「くっ!?」
しかし、ルイスさんの攻撃の手は止まることがなく、続けざまに斬撃を飛ばしてきた。それを俺とイーリスちゃんはただひたすらにかわし続けた。
---しばらくその攻防が続き、公園にはルイスさんが放った斬撃の爪痕が大量に残されていた。
ルイスさんの発言と微笑みに俺は背筋を凍らされた。その発言と微笑みには殺意がこもっているのを感じていたからだ。
「イーリスちゃん! 早く逃げ…」
「バカ! あんたも早く!!」
「うおっ!?」
俺は嫌な予感がしてイーリスちゃんに逃げるように促すと、イーリスちゃんは俺に怒声を放ちながらも俺の腕を引っ張った。
「切り裂く刃!」
「うおっ!?」
「ッ!?」
イーリスちゃんに腕を引っ張られたせいで俺は足がもつれてしまい尻もちをついてしまった。そんな俺につられてイーリスちゃんも軽くコケてしまった。
その瞬間、俺達の頭上をなにかが掠めていった。
ズドオオン
「…なっ!?」
すると後ろからなにかが倒れる音が聞こえてきた。俺は後ろを振り返ると公園にあるやや大きめな木が切り倒されていた。さっきまで普通に立っていたはずなのに。
「ふふふ、どうやら悪運の強い方達のようですね」
俺が驚愕しているとルイスさんは冗談めいたことを言い出した。
「ッ!? なんだよ、アレ…」
ルイスさんの方を振り返るとルイスさんの手には先程までただの杖だったはずのエンドレス・リアルに白い刃のようなものが付いていた。
「先程も申し上げましたが、魔術とはものに魔力を加えること。つまり、こういうことも可能だということです」
「まさか、魔剣十指にまで魔術を加えるなんて…」
それを見たイーリスちゃんはまた驚愕していた。イーリスちゃんが驚く姿を見るのは今日だけで何度目だろうか? それだけ想像以上の事態になっているようだ。
「さて、どちらの首が先に落ちるんでしょう…ねっ!」
「ッ!? 避けなさい!!」
「うおおっ!?」
そんな中、ルイスさんは再び俺達に向かって攻撃をしてきた。白い刃の付いたエンドレス・リアルを振り下ろすように縦に振ると、白い刃から斬撃のようなものが飛び出してきた。
イーリスちゃんはそらにいち早く気づき、俺を突き飛ばした。俺は突然突き飛ばされ、受け身が取れず一回転してしまった。
すると斬撃をギリギリで回避することができた。まあ公園の芝生には大きな裂け目ができてしまったが。
「ふふふ、やりますね。でも、いつまで避けきれますか…ねっ!!」
「くっ!?」
しかし、ルイスさんの攻撃の手は止まることがなく、続けざまに斬撃を飛ばしてきた。それを俺とイーリスちゃんはただひたすらにかわし続けた。
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