俺の高校生活に平和な日常を
第7章 #4「浴衣イベント(後編)」
「ちょっと待って! この履物、歩きにくいんだけど!?」
「私はいいって言ったのに」
ぶつくさ文句を言いながらもおもむろに歩いてくる2人。
「2人とも、すっごく可愛いよ!」
「はい。よく似合ってますよ!」
梓とみのりは2人を褒めるが、2人は不機嫌のままだ。しかし梓とみのりの言う通り、2人の浴衣姿もよく似合っていた。
有紗は赤を基調とした花柄がデザインされていた。その上、有紗は髪を結んでいていつもより大人っぽく感じた。何気にポニテの有紗を見たのは初めてかもしれない。
イーリスちゃんはいつもとは違い紺を基調とした花火柄のデザインだ。ゴスロリ服をいつも着ているが、和服が意外と違和感を感じなかった。むしろ和服の方が似合っている気がする。
「うん。2人もすごくいいよ!」
「……」
「ふん」
俺が素直な感想を述べたが、2人とも微妙な反応だった。イーリスちゃんに至っては鼻を鳴らされた。
「みんな、揃ったみたいですね」
全員が集合したところでみのりが仕切り始めた。ちなみにみんなで浴衣を着ようと言ったのはみのり発信だった。俺はもちろん普段着だけどな。
「浴衣を着る機会なんて滅多にないですし。それに女の子ならこういう可愛い服は着たくなるものですよ!」
「私は別に…」
「キツい」
みのりがフォローを加えるがまたぶつくさと文句を言い始める2人。本当にこの2人は素直じゃないな。
「そういえば梓、大丈夫だったのか?」
そんな2人を余所目に俺は梓に気になっていたことを問いかけてみた。
「うん。イーリスちゃんとバードさんにも一緒に調べてみたけど、特に変な違和感みたいなのはなかったよ。一応結界を張っておいたから、外から妙な力を感じたら知らせてくれるようにしておいたから。今のところはなんともないみたい」
「そっか。なら大丈夫そうだな。流石に前みたいなことにはならんだろう」
どうやら今のところは安全らしい。それを聞いて俺は安心した。何も仕掛けられてはいないようだし、外部からなにかあったら、梓越しに知ることができるみたいだし、しっかりと対策はしてくれているようだ。
「よし。じゃあ行こうぜ! 花火はもう少し後だから色々屋台とか見て回ろうぜ!」
「そうですね。時間は有限ですし、早く行きましょう!」
安心した俺はみんなに声をかけた。真っ先にみのりが賛同して子供みたいにウキウキした面持ちで祭り会場に早足で向かって行く。
俺達はみのりに促されるように祭り会場へと歩いて行った。
「私はいいって言ったのに」
ぶつくさ文句を言いながらもおもむろに歩いてくる2人。
「2人とも、すっごく可愛いよ!」
「はい。よく似合ってますよ!」
梓とみのりは2人を褒めるが、2人は不機嫌のままだ。しかし梓とみのりの言う通り、2人の浴衣姿もよく似合っていた。
有紗は赤を基調とした花柄がデザインされていた。その上、有紗は髪を結んでいていつもより大人っぽく感じた。何気にポニテの有紗を見たのは初めてかもしれない。
イーリスちゃんはいつもとは違い紺を基調とした花火柄のデザインだ。ゴスロリ服をいつも着ているが、和服が意外と違和感を感じなかった。むしろ和服の方が似合っている気がする。
「うん。2人もすごくいいよ!」
「……」
「ふん」
俺が素直な感想を述べたが、2人とも微妙な反応だった。イーリスちゃんに至っては鼻を鳴らされた。
「みんな、揃ったみたいですね」
全員が集合したところでみのりが仕切り始めた。ちなみにみんなで浴衣を着ようと言ったのはみのり発信だった。俺はもちろん普段着だけどな。
「浴衣を着る機会なんて滅多にないですし。それに女の子ならこういう可愛い服は着たくなるものですよ!」
「私は別に…」
「キツい」
みのりがフォローを加えるがまたぶつくさと文句を言い始める2人。本当にこの2人は素直じゃないな。
「そういえば梓、大丈夫だったのか?」
そんな2人を余所目に俺は梓に気になっていたことを問いかけてみた。
「うん。イーリスちゃんとバードさんにも一緒に調べてみたけど、特に変な違和感みたいなのはなかったよ。一応結界を張っておいたから、外から妙な力を感じたら知らせてくれるようにしておいたから。今のところはなんともないみたい」
「そっか。なら大丈夫そうだな。流石に前みたいなことにはならんだろう」
どうやら今のところは安全らしい。それを聞いて俺は安心した。何も仕掛けられてはいないようだし、外部からなにかあったら、梓越しに知ることができるみたいだし、しっかりと対策はしてくれているようだ。
「よし。じゃあ行こうぜ! 花火はもう少し後だから色々屋台とか見て回ろうぜ!」
「そうですね。時間は有限ですし、早く行きましょう!」
安心した俺はみんなに声をかけた。真っ先にみのりが賛同して子供みたいにウキウキした面持ちで祭り会場に早足で向かって行く。
俺達はみのりに促されるように祭り会場へと歩いて行った。
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