俺の高校生活に平和な日常を

ノベルバユーザー177222

第7章 #1「たまには丸岡と」

 2016/8/13

 ---「よしっ! コンボ決まったー!!」

 「マジかよ。体力エグいぐらい減るな!」

 「だろ!? この前動画見て練習してたんだよ! 今年の夏はナ◯シュでプラチナ(LPランクポイント7500〜9999)目指すわ!」

 「丸岡、マジかおまえ。バカだろ」

 夏休みも中盤を迎えた俺は丸岡と2人、俺の部屋でス◯Vをプレイしていた。

 どうやら俺が小旅行で大変な目にあっている中、丸岡はナ◯シュを極めようとしていたようだ。いや夏休み始まってからやってんのか。本当に根っからのゲーマーだな。そしてバカやろうだ。ス◯Ⅳで俺に負けたおまえが俺より遥か上にいくなんて無理だ。ちなみに俺のランクはスーパーシルバー(LP3000〜3499までで俺は大体3200ぐらい)で足止めをくらっているところだ。

 それにしてもこの感じは久しぶりだった。中学の時の夏休みといったら丸岡や他の友達と誰かの家でとにかくゲーム三昧だった。

 そんな懐かしい頃の記憶を思い出した俺はふと気づかされた。俺、高校に入ってから丸岡と遊ぶ頻度が減ってきている気がする。最近遊んだのって4月ぐらいだったか?

 「和彦? どした? 疲れたのか?」

 「…ん? いや、大丈夫だけど」

 「そっか。ならいいけど」

 俺がそんなことを思い返していると、丸岡は俺の様子を伺いにきた。まあかれこれ三時間くらいやってるからそう思われるのも仕方ないが、別に問題はなかった。

 「そういえば貸したエロゲーどうだった? 最高だったろ?!」

 「いや、最悪だった。別の意味でだけどな!」

 「あー、なるほど」

 丸岡がこの間やったエロゲーの話をしてきたので、ちょっと皮肉っぽく返した。まあ本当のことだけどな。だが丸岡の奴はきっと梓にバレたのだと勘違いしているのだろうが。

 「なんか腹減ってきたな。どうする? マ◯ク行く?」

 「ああ、もうこんな時間か。そうだな。じゃあマ◯ク行くか!」

 そんな丸岡に言われて俺は時間を確認してみると昼の12時を過ぎていた。丸岡にそう言われると俺も腹が減ってきたような気がしてきた。不思議なことにゲームに集中していると腹が減ってきたかどうかわからなくなる。

 とりあえず昼飯を食べに行こうと俺達は軽く身支度を整えて外に出た。昼飯を食べたらゲーセンかどっか寄って行くだろうし一応念のためカバンとかも持っていくことにした。大体俺達の予定は行き当たりバッタリだからな。

 ---そして俺の予想通りマ◯クで昼飯を済ませた後、俺達はゲーセンで遊んだりアニメショップで色々物色したりして一日を過ごすのだった。

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