俺の高校生活に平和な日常を
第5章 #18「恐るべき罠」
「!?」
しかし有紗はなぜかそのまま銃を床に落としてしまった。一体何があったのだろうか?
「あらあら? それってまさか銃銃かしら? そんな物騒なもの隠してたの?」
「ッ…」
由佳さんは少し驚いた様子だったが、有紗の異変に気がついて再び愉快気に喋り出した。
「ふふふっ、惜しかったわね。たしかにこの結界は即席で張ったもので完璧じゃないから力押し以外で壊そうと思えば壊せたかもしれないわね。まさか銃を出されるとは思わなかったけど」
「ハア……ハア……ハア……」
しかし由佳さんが愉快気に喋るなか、有紗にはその声は聞こえていないようだ。膝から崩れ落ちさらに息が荒くなる。顔も湯気が立ちそうな程に真っ赤になっている。そして両手で胸と股間を押さえたまま苦悶の表情を浮かべていた。
「ふふふっ、でも残・念! 私が仕掛けた罠はこれだけじゃない! どうやら気づいていたみたいだけど、間に合わなかったようね」
「…ハア……うゔっ……」
「?」
有紗が苦しんでいるなか、由佳さんは勝ち誇ったようなセリフを吐いた。しかし俺にはまだその言葉の意味がまだ理解出来ていなかった。結界以外にも罠が? それで有紗の様子がおかしくなったというのか? 一体、どんな罠を仕掛けていたのか?
様子がおかしくなったといえば、俺の身体もおかしくなっている気がする。さっきから身体中が火照って異常に服を脱ぎたくなっている。
そして有紗を見ているとなぜか理性が抑えきれなくなりそうになる。今、俺の身体が自由に動けたら後ろから襲いたくなってしまっている。
俺の頭の中では理性を失った俺が有紗を後ろから襲い、服を破いてもみくちゃにしてしまっている。有紗は抵抗出来ずに俺のされるがままにされている。
あくまで俺の頭の中で起こっていることだが、もし本当に身体を自由に動かせれたら本当にやってしまいかねない程に理性を失いかけている。
まさかこれが由佳さんのいう結界以外の罠か? いつのまに由佳さんの術中にはまっていたのだろうか?
「ふふふっ、いい香りでしょう? この匂いも私特製の媚薬よ!」
由佳さんがそう言うと俺はようやく理解した。この部屋に漂うシナモンのような香りは由佳さん特製の媚薬だったということを。そしてこれが恐るべき罠だということを。
「この香りは一度嗅ぐだけで数倍も発情させてしまう超強力な媚薬なのよ! この香りを嗅げばどんな生物でも発情しちゃうのよ♡」
「…ハア……ゔっ♡」
どうやらかなりやばいもののようだ。どんな生物でも発情させるって、こんなものをたくさん人がいる公共施設で使われればとんでもないことになる。乱れまくってしまう。
そしてそんな話をされてから有紗の息づかいにエロさしか感じなくなってしまった。つまりあの有紗が今、発情してしまっているというわけだからな。俺よりもずっと先に。
「ふふふっ、いい感じになってようね! じゃあそろそろ仕上げに入ろうかしら?」
「!?」
そんな状況のなか、有紗の目の前に突如、由佳さんが姿を現わすのだった。
しかし有紗はなぜかそのまま銃を床に落としてしまった。一体何があったのだろうか?
「あらあら? それってまさか銃銃かしら? そんな物騒なもの隠してたの?」
「ッ…」
由佳さんは少し驚いた様子だったが、有紗の異変に気がついて再び愉快気に喋り出した。
「ふふふっ、惜しかったわね。たしかにこの結界は即席で張ったもので完璧じゃないから力押し以外で壊そうと思えば壊せたかもしれないわね。まさか銃を出されるとは思わなかったけど」
「ハア……ハア……ハア……」
しかし由佳さんが愉快気に喋るなか、有紗にはその声は聞こえていないようだ。膝から崩れ落ちさらに息が荒くなる。顔も湯気が立ちそうな程に真っ赤になっている。そして両手で胸と股間を押さえたまま苦悶の表情を浮かべていた。
「ふふふっ、でも残・念! 私が仕掛けた罠はこれだけじゃない! どうやら気づいていたみたいだけど、間に合わなかったようね」
「…ハア……うゔっ……」
「?」
有紗が苦しんでいるなか、由佳さんは勝ち誇ったようなセリフを吐いた。しかし俺にはまだその言葉の意味がまだ理解出来ていなかった。結界以外にも罠が? それで有紗の様子がおかしくなったというのか? 一体、どんな罠を仕掛けていたのか?
様子がおかしくなったといえば、俺の身体もおかしくなっている気がする。さっきから身体中が火照って異常に服を脱ぎたくなっている。
そして有紗を見ているとなぜか理性が抑えきれなくなりそうになる。今、俺の身体が自由に動けたら後ろから襲いたくなってしまっている。
俺の頭の中では理性を失った俺が有紗を後ろから襲い、服を破いてもみくちゃにしてしまっている。有紗は抵抗出来ずに俺のされるがままにされている。
あくまで俺の頭の中で起こっていることだが、もし本当に身体を自由に動かせれたら本当にやってしまいかねない程に理性を失いかけている。
まさかこれが由佳さんのいう結界以外の罠か? いつのまに由佳さんの術中にはまっていたのだろうか?
「ふふふっ、いい香りでしょう? この匂いも私特製の媚薬よ!」
由佳さんがそう言うと俺はようやく理解した。この部屋に漂うシナモンのような香りは由佳さん特製の媚薬だったということを。そしてこれが恐るべき罠だということを。
「この香りは一度嗅ぐだけで数倍も発情させてしまう超強力な媚薬なのよ! この香りを嗅げばどんな生物でも発情しちゃうのよ♡」
「…ハア……ゔっ♡」
どうやらかなりやばいもののようだ。どんな生物でも発情させるって、こんなものをたくさん人がいる公共施設で使われればとんでもないことになる。乱れまくってしまう。
そしてそんな話をされてから有紗の息づかいにエロさしか感じなくなってしまった。つまりあの有紗が今、発情してしまっているというわけだからな。俺よりもずっと先に。
「ふふふっ、いい感じになってようね! じゃあそろそろ仕上げに入ろうかしら?」
「!?」
そんな状況のなか、有紗の目の前に突如、由佳さんが姿を現わすのだった。
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