俺の高校生活に平和な日常を
第3章 #16「2人のヒミツ」
 お昼を食べ終えもうやる事のなくなった俺はアニメ鑑賞することにした。撮り溜めしておいたものが結構溜まってきていたからちょうどよかったかもしれない。
 ---2時間くらい経つと溜まってたアニメを半分くらい観終わり時計を見ると午後の3時を過ぎていた。
 「ちょっと小休止でもしようかなぁ?」
 俺は一旦テレビを消しおやつでも買いにコンビニに行こうと思い腰を上げた。自室を出て行くと隣りの梓の部屋からヒソヒソと話し声が聞こえてきた。
 (そうだ!折角だからなんか買ってきてあげようかな?)
 ここでいっちょイーリスちゃんに優しいお兄さんアピールをしようとついでになにか買ってあげようと思い梓の部屋に入ろうとした。
 「梓ー、コンビニに行くけどなんか買ってきて欲しいもの…」
 そう言いかけたとき、その時の俺は後悔することになるのだった。ドアノブを回しドアを開けた瞬間だった。
 「………」
 「!!」
 2人の視線が俺のところに集まった。俺も2人に釘づけになった。まっピンクのフリルのワンピースを着ている梓と真っ黒のゴズロリドレス衣装を着たイーリスちゃんの姿が見えたからだ。そのうえ2人はオモチャの魔法の杖らしいものを手にしていた。
 さっきまで普通の格好だった2人が随分と派手な衣装を着ていたものだから俺は衝撃を受けてしまった。
 ガチャ
 俺は何も言わず部屋を出てドアを閉めた。
 (ああ、そういうことか。2人共コスプレイヤーだったのかー!?)
 頭の中ではそういうことにしようとした。まさか梓にそんな趣味があるとは思わなかったなー。今まで一緒に生活していて全く気づかなかった。
 でもいい大人になってそういうことしてる人だっているし最近はハロウィンで仮装する大人が増加してきているこのご時世だ。中学生の女の子がコスプレをしていても全然大丈夫だろう。そう、大丈夫なんだよ…
 ドシャアアアン
 そんなことを考えているとイキナリドアが破壊された。
 「ぐおっ!」
 間一髪避けた俺だが更に不幸が俺に襲いかかった。
 「い、イーリスちゃん?」
 ドアの前にはイーリスちゃんが下を向きながら立っていた。明らかに様子がおかしかった。さっきまであんなに大人しそうな子に見えたがその彼女から凄まじい殺気を感じた。俺には分かる。アレは…本気だ!
 奥田の時の感覚を思い出した。その殺気はまるで奥田の時と一緒だった。イヤ、それ以上かもしれない。そしてイーリスちゃんは俺の顔を睨みつけるように振り向いた。
 「………コロス!」
 ---2時間くらい経つと溜まってたアニメを半分くらい観終わり時計を見ると午後の3時を過ぎていた。
 「ちょっと小休止でもしようかなぁ?」
 俺は一旦テレビを消しおやつでも買いにコンビニに行こうと思い腰を上げた。自室を出て行くと隣りの梓の部屋からヒソヒソと話し声が聞こえてきた。
 (そうだ!折角だからなんか買ってきてあげようかな?)
 ここでいっちょイーリスちゃんに優しいお兄さんアピールをしようとついでになにか買ってあげようと思い梓の部屋に入ろうとした。
 「梓ー、コンビニに行くけどなんか買ってきて欲しいもの…」
 そう言いかけたとき、その時の俺は後悔することになるのだった。ドアノブを回しドアを開けた瞬間だった。
 「………」
 「!!」
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 さっきまで普通の格好だった2人が随分と派手な衣装を着ていたものだから俺は衝撃を受けてしまった。
 ガチャ
 俺は何も言わず部屋を出てドアを閉めた。
 (ああ、そういうことか。2人共コスプレイヤーだったのかー!?)
 頭の中ではそういうことにしようとした。まさか梓にそんな趣味があるとは思わなかったなー。今まで一緒に生活していて全く気づかなかった。
 でもいい大人になってそういうことしてる人だっているし最近はハロウィンで仮装する大人が増加してきているこのご時世だ。中学生の女の子がコスプレをしていても全然大丈夫だろう。そう、大丈夫なんだよ…
 ドシャアアアン
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 「ぐおっ!」
 間一髪避けた俺だが更に不幸が俺に襲いかかった。
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 「………コロス!」
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