俺の高校生活に平和な日常を
第3章 #3「有紗の知られざる一面」
 「ふふっ、美味しいかニャ♡」
 そこには女の子が屈んでる後ろ姿が見えた。周りには他の猫が2、3匹彼女のところに集まっていた。見た所、首輪を付けていないから野良猫の様だが、彼女は動物に好かれやすいのだろう。
 それはイイとしてその女の子に見覚えしかないのだが、気のせいだろうか?
 「ニー」
 俺が追いかけてた子猫が彼女の元に向かって行った。それに彼女は気づいた様で後ろを振り向く。
 「んー?この声は子猫ちゃんかニャー♡」
 子猫を見た後のことだった。
 「よーしよし!コッチおいでニャ…」
 彼女の視界に俺が入った様でさっきまでニコニコしていたのに一瞬で顔が凍りついた。
 「…よ、よう、有紗」
 俺は小さく手を振りその場から離れようとした。
 「んべっ!!」
 すると有紗はコッチに向かって一気に跳躍して俺の顔面にラ◯ダーキックを喰らわされた。
 「んぐ〜〜…」
 痛さで俺はその場で転げ回った。鼻の骨折れたんかも…
 「アンタ、いつから見てたの?」
 「ほねほおいはへてたからふいはっき…(子猫追いかけてたからついさっき…)」
 鼻を抑えながら有紗の質問に俺は答えた。正直今はそれどころではないんですが!それにしても有紗のあんな姿を見るのは初めてかもしれない。甘えたような声に語尾に『ニャー』を付けてるなんて俺のイメージから大分かけ離れていた。
 (可愛いとこあるじゃん!)
 俺はそう思いながら鼻血を止めてからコンビニに入って行った。結局有紗のアイス分まで奢らされた。まあでも貴重な一面を見れたしコレでチャラに出来るなら(顔面キックももらってしまったが…)いいか。
 「ウマッ♡」
 帰りながら有紗はソフトクリームを美味しそうに食べていた。どうやら猫とじゃれていた時のようにご機嫌良くなってくれたようだ。
 「アンタ、本当に言わないでしょうね?」
 「ああ、絶対言わないよ!」
 俺と有紗はまた1つ隠し事が出来た。動物好きなのは別に隠さなくてもいいと思うけど…そういう話ではないのか?
 「それにしてもいつも帰りが遅かったのって猫とじゃれてたからなのか?」
 「そうよ!悪い?…ウマッ♡」
 ソフトクリームを食べながら俺の質問を返してくれる有紗。何時間も外で猫とじゃれているのだからそうとう好きなんだろうなー。俺も猫は大好きだがなにぶん俺が猫に好かれないから有紗が少し羨ましかった。
 「言ったらぶっ飛ばすからね!…ウマッ♡」
 「分かってるって」
 その後も何度も押し問答がありながら家に帰って行った。
 そこには女の子が屈んでる後ろ姿が見えた。周りには他の猫が2、3匹彼女のところに集まっていた。見た所、首輪を付けていないから野良猫の様だが、彼女は動物に好かれやすいのだろう。
 それはイイとしてその女の子に見覚えしかないのだが、気のせいだろうか?
 「ニー」
 俺が追いかけてた子猫が彼女の元に向かって行った。それに彼女は気づいた様で後ろを振り向く。
 「んー?この声は子猫ちゃんかニャー♡」
 子猫を見た後のことだった。
 「よーしよし!コッチおいでニャ…」
 彼女の視界に俺が入った様でさっきまでニコニコしていたのに一瞬で顔が凍りついた。
 「…よ、よう、有紗」
 俺は小さく手を振りその場から離れようとした。
 「んべっ!!」
 すると有紗はコッチに向かって一気に跳躍して俺の顔面にラ◯ダーキックを喰らわされた。
 「んぐ〜〜…」
 痛さで俺はその場で転げ回った。鼻の骨折れたんかも…
 「アンタ、いつから見てたの?」
 「ほねほおいはへてたからふいはっき…(子猫追いかけてたからついさっき…)」
 鼻を抑えながら有紗の質問に俺は答えた。正直今はそれどころではないんですが!それにしても有紗のあんな姿を見るのは初めてかもしれない。甘えたような声に語尾に『ニャー』を付けてるなんて俺のイメージから大分かけ離れていた。
 (可愛いとこあるじゃん!)
 俺はそう思いながら鼻血を止めてからコンビニに入って行った。結局有紗のアイス分まで奢らされた。まあでも貴重な一面を見れたしコレでチャラに出来るなら(顔面キックももらってしまったが…)いいか。
 「ウマッ♡」
 帰りながら有紗はソフトクリームを美味しそうに食べていた。どうやら猫とじゃれていた時のようにご機嫌良くなってくれたようだ。
 「アンタ、本当に言わないでしょうね?」
 「ああ、絶対言わないよ!」
 俺と有紗はまた1つ隠し事が出来た。動物好きなのは別に隠さなくてもいいと思うけど…そういう話ではないのか?
 「それにしてもいつも帰りが遅かったのって猫とじゃれてたからなのか?」
 「そうよ!悪い?…ウマッ♡」
 ソフトクリームを食べながら俺の質問を返してくれる有紗。何時間も外で猫とじゃれているのだからそうとう好きなんだろうなー。俺も猫は大好きだがなにぶん俺が猫に好かれないから有紗が少し羨ましかった。
 「言ったらぶっ飛ばすからね!…ウマッ♡」
 「分かってるって」
 その後も何度も押し問答がありながら家に帰って行った。
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