俺の高校生活に平和な日常を
第2章 #2「いつの間にか俺は有名人?」
 頰を撫りながら歩く俺。
 「痛!!全く朝からヒドイ目に遭ったぜ!…でも悪くないな、こういう朝も!」
 1人、黄昏ながら歩いていると何かにぶつかってしまった。
 「痛!今度は何だよ!飴と鞭の比率おかしくねえか?」
 今度は鼻を撫りながら愚痴を吐く俺。
 「?飴と鞭って、お前いつ飴なんか貰ったんだよ?」
 聞き覚えのある声が聞こえたので前に振り向くと丸岡が立っていた。
 「…どっから聞いてた?」
 「『朝からヒドイ目に遭ったぜ!』からだけど」
 「それ全部じゃねーか!!」
 丸岡が居た事に全く気付かなかった、こんなデカイ図体してるクセに!
 「お前何か昨日から独り言激しくねえか?何キャラだよ、それ!」
 「うるせー!」
 そんな事を言い合いながら俺と丸岡は学校に向かって行った。
 ---丸岡と別れ自分の教室に入ると殆どの生徒が教室に入っていた。(有紗は俺が先に家を出たからまだ来ていなかった。)時間もまだ10分は残っていた。
 「あ、おはよー、佐藤君!」
 すると2、3人で一緒に会話をしていた女子の1人が俺に気づき挨拶してくれた。
 「お、おはよー!」
 イキナリで緊張してしまって愛想笑いで返した。有紗とはマトモに話せるのに他の女子とは全然会話出来ないのが不思議に思えてきた。
 (アレ?さっきの人名前何だっけ?)
 折角俺なんかに挨拶してくれたのに名前を思い出せなかった。
 「佐藤、おはよう!」
 「佐藤君、おっはよー!」
 すると色んな人が俺に挨拶してくれた。
 (何だろう?こんな事中学じゃ無かったのに…)
 急に人気者になった気分だった。
 浮かれていた俺に1人の女子生徒が俺に近づいてきた。
 「そう言えばさ、昨日佐藤君怖い人に追いかけられてたよね!」
 「えっ?」
 声が裏返ってしまった。
 「アタシ見かけた時、ビックリしちゃってさ〜、警察に連絡した方がいいかな?とか思ったんだけど物凄い勢いで走り去っていったから心配しちゃったよ」
 「マジかよ!佐藤、お前何したんだよ!!」
 昨日奥田をあの建物に誘い出す為に死に物狂いで走ってた自分を思い出した。あの時は必死だったから人目の事は全く気にして無かった。よもやクラスメイトに見られていたとは…
 「あ〜、そんな事あった様な無かった様な〜…」
 取り敢えずこの件に関しては曖昧な返事で返すしか無かった。
 「佐藤って意外とクレイジーな奴だな!」
 昨日今日で大分やらかしている俺は確かにちょっとクレイジーな所があるかもしれない。(まあ全部有紗が関わってるんだけど…)
 そんな事を思っていたら前のドアから有紗が入ってきた。
 「夏目さん、おはよー!」
 さっき俺の話題を出した女子が有紗の方に手を振って挨拶した。
 「…おはよ」
 静かに挨拶を返す有紗。今朝あんな事が遭ったせいで顔を合わせづらかった。
 しかし有紗は俺の方に向かってきたがそのまま横を通り過ぎた。
 「ん?」
 するといつの間にか机に家の鍵が置かれていた。横を通る際に有紗が置いていったみたいだ。
 (コレも殺し屋の技術なのか?)
 俺は心の中で感心していると予鈴がなった。
 「あ、もうHRの時間か。じゃ佐藤君、またね〜」
 「あ、うん」
 また声が裏返ってしまった。
 その後は先生が教室に入ってきてHRが始まった。
 「痛!!全く朝からヒドイ目に遭ったぜ!…でも悪くないな、こういう朝も!」
 1人、黄昏ながら歩いていると何かにぶつかってしまった。
 「痛!今度は何だよ!飴と鞭の比率おかしくねえか?」
 今度は鼻を撫りながら愚痴を吐く俺。
 「?飴と鞭って、お前いつ飴なんか貰ったんだよ?」
 聞き覚えのある声が聞こえたので前に振り向くと丸岡が立っていた。
 「…どっから聞いてた?」
 「『朝からヒドイ目に遭ったぜ!』からだけど」
 「それ全部じゃねーか!!」
 丸岡が居た事に全く気付かなかった、こんなデカイ図体してるクセに!
 「お前何か昨日から独り言激しくねえか?何キャラだよ、それ!」
 「うるせー!」
 そんな事を言い合いながら俺と丸岡は学校に向かって行った。
 ---丸岡と別れ自分の教室に入ると殆どの生徒が教室に入っていた。(有紗は俺が先に家を出たからまだ来ていなかった。)時間もまだ10分は残っていた。
 「あ、おはよー、佐藤君!」
 すると2、3人で一緒に会話をしていた女子の1人が俺に気づき挨拶してくれた。
 「お、おはよー!」
 イキナリで緊張してしまって愛想笑いで返した。有紗とはマトモに話せるのに他の女子とは全然会話出来ないのが不思議に思えてきた。
 (アレ?さっきの人名前何だっけ?)
 折角俺なんかに挨拶してくれたのに名前を思い出せなかった。
 「佐藤、おはよう!」
 「佐藤君、おっはよー!」
 すると色んな人が俺に挨拶してくれた。
 (何だろう?こんな事中学じゃ無かったのに…)
 急に人気者になった気分だった。
 浮かれていた俺に1人の女子生徒が俺に近づいてきた。
 「そう言えばさ、昨日佐藤君怖い人に追いかけられてたよね!」
 「えっ?」
 声が裏返ってしまった。
 「アタシ見かけた時、ビックリしちゃってさ〜、警察に連絡した方がいいかな?とか思ったんだけど物凄い勢いで走り去っていったから心配しちゃったよ」
 「マジかよ!佐藤、お前何したんだよ!!」
 昨日奥田をあの建物に誘い出す為に死に物狂いで走ってた自分を思い出した。あの時は必死だったから人目の事は全く気にして無かった。よもやクラスメイトに見られていたとは…
 「あ〜、そんな事あった様な無かった様な〜…」
 取り敢えずこの件に関しては曖昧な返事で返すしか無かった。
 「佐藤って意外とクレイジーな奴だな!」
 昨日今日で大分やらかしている俺は確かにちょっとクレイジーな所があるかもしれない。(まあ全部有紗が関わってるんだけど…)
 そんな事を思っていたら前のドアから有紗が入ってきた。
 「夏目さん、おはよー!」
 さっき俺の話題を出した女子が有紗の方に手を振って挨拶した。
 「…おはよ」
 静かに挨拶を返す有紗。今朝あんな事が遭ったせいで顔を合わせづらかった。
 しかし有紗は俺の方に向かってきたがそのまま横を通り過ぎた。
 「ん?」
 するといつの間にか机に家の鍵が置かれていた。横を通る際に有紗が置いていったみたいだ。
 (コレも殺し屋の技術なのか?)
 俺は心の中で感心していると予鈴がなった。
 「あ、もうHRの時間か。じゃ佐藤君、またね〜」
 「あ、うん」
 また声が裏返ってしまった。
 その後は先生が教室に入ってきてHRが始まった。
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