[休止]The#迷走のディフォンヌ
第二十走 「エリア・ローズと言う者」
「親しく・・・ドア?お、おう」
流石に今頃になってから喋れることに動揺してしまう俺、田中礼司だかやはりこの世界では現実、日常茶飯事であるようだ。
「凄いなリリー。こんなドアがこの町にはいっぱいあるんだろ?」
「そうだな。凄いよな。俺らの住んでたところにはこんなの一つも無かったぜ。」
と、続けて善蔵も話すがリリーは首を傾げて
「何を言っているのですの?喋るドアはここにしかありませんのよ?貴方達、見て来たでしょう?上層に繋がる大門だって喋っていなかったはずですわ。」
「いや、あれはドアじゃなくて門だろ。え、そう解釈しちゃダメなの?でもリリーちゃん大門って言ってるから分かってるよね?門だって?」
「うるさいですわねぇ......。とにかく、ドアを通らせていただきたいんですのよ。開けろ」
と、リリーが言うとドアは言う通り開いた。
リリーも機嫌が直り、屋敷の中へ入れて貰えることになったのである。
・・・すぐさま屋敷に入ると、大きな・・・いや、まるで宮殿にあるような大きさの階段が真ん中に、2階へ続く階段だ。
それに見とれていると、リリーが突然大きな声を出して
「エリアさまあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!ただいま、帰りましたわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
屋敷全体にいきわたるような声の大きさで屋敷の主を呼んだのだ。
流石に、それに関しては・・・リリーが隣にいたと言う事でその声によって、鼓膜が破れそうになってしまった。しかし、何か言うとブツブツうるさいのでそこは控えることにする。
「なんというところで礼儀が行き渡ってんだかねぇ・・・礼司、言ってやれよ」
と、何時ものように心の中を見ている善蔵。
「あれっ、その能力って日にちで一回しか使えないんじゃなかったっけ?確かさっき、使ってたよね?心を読む能力って。」
善蔵はこちらを見つめて、ニヤリっと笑顔を見せると手を上に挙げて
「挙手。先生、私は能力を使う事に慣れたので一日中でも使えるようになりました。」
と、おふざけ半分を越している心意気で俺に能力について話した。
「能力は、人によって得る時、慣れる時、と言うのは異なっているのですのよ。まぁ、これは私達の命・・・いや、生命と同じ感覚ですわね。だって、心も体も。発育は人によってそれぞれちがうでしょう?」
「んじゃ、教えてくれよリリー。」
俺はそういうと、リリーに指を指して勢い良く(というより、演出したかっただけなのだが)、こう話した。
「俺の能力は、いつになったら発生するんだ!?教えてくれ。」
俺はそういうと、リリーの気に障ったのか彼女は腕を組みこちらを上から目線で睨みながら、
「そんなこと、私が知っているとでも思って・・・?自分の能力が欲しいんでしたら何かしら特訓
すれば良いと思いますわ。それくらい努力をしなさい。」
と、冷淡に答えて完全に俺を弱者として見ているのが分からなくもないんだよなー。と、考えながらも俺はそれが善蔵に読まれているようで仕方がない。どうしたら読まれずに自分だけの空間を作ることが出来るか・・・。
「そこで、あたしから一つ提案があるのよ~?」
いきなり、後方から聞き覚えの無い声がしたのでビビりながらも急いで振り向く。
「なんだなんだ?俺がそんなにカッコいいか?」
と、後ろにドアが付いているだけで全く気配がなかった。
「・・・。お前も感じたか、礼司。何か居るぞ」
と、横やりを入れてくるように心を読んでくる善蔵だが、同じくそれが分かるようだ。
彼も、その気配と言うか空気が重くなったことが分かっているようだ。
「・・・こっちよ~?」
と、大きな階段が高見している正面を見つめると・・・・。
ドレスを着てお飾りをした女の人が此方を見つめていた。片手には・・・鎌?と扇子で花本辺りを隠していた。
「ふふ、リリー。男を連れてくるなんて。いつから男に興味を持つようになったのかしら~?」
「くっ、エリア様の口説きの趣味と重ねられたくはないですわ・・・・。」
あれがエリア・ローズか・・・!?しかし、その目からは殺意が感じられる。
「よく言うじゃない。冗談よ。貴方は定温収集の子にしか興味がないと言うのは十分承知してるわ~。それとも、本当に欲求不満なイケナイ女の子にでもなってしまったのかしら?そんなイケナイ子にはお仕置きをしなければならないわねぇ?」
「はぁ・・・・また始まった。ほら、よしてください。お客様が見ていらっしゃいますよ。」
と、またしても階段の方から女の人の声がした。良く見えないが、エリアの隣に居るというのは確かだ。
一体、どうなってんだ・・・?ここは女の天国か?
「ふふ。これは無礼なことをしたわ~。申し訳ないわね。私がこの屋敷の主、エリア・ローズよ。しかし、その服装・・・この国の者ではないみたいね~・・・・。」
「そして、エリア様。この者達が」と、上の方から。
「えぇ。貴方達、セシュレを守ってくれたみたいね~?礼を言うわ。で、何のようかしら。まさか・・・朝まであそn・・・・
流石に今頃になってから喋れることに動揺してしまう俺、田中礼司だかやはりこの世界では現実、日常茶飯事であるようだ。
「凄いなリリー。こんなドアがこの町にはいっぱいあるんだろ?」
「そうだな。凄いよな。俺らの住んでたところにはこんなの一つも無かったぜ。」
と、続けて善蔵も話すがリリーは首を傾げて
「何を言っているのですの?喋るドアはここにしかありませんのよ?貴方達、見て来たでしょう?上層に繋がる大門だって喋っていなかったはずですわ。」
「いや、あれはドアじゃなくて門だろ。え、そう解釈しちゃダメなの?でもリリーちゃん大門って言ってるから分かってるよね?門だって?」
「うるさいですわねぇ......。とにかく、ドアを通らせていただきたいんですのよ。開けろ」
と、リリーが言うとドアは言う通り開いた。
リリーも機嫌が直り、屋敷の中へ入れて貰えることになったのである。
・・・すぐさま屋敷に入ると、大きな・・・いや、まるで宮殿にあるような大きさの階段が真ん中に、2階へ続く階段だ。
それに見とれていると、リリーが突然大きな声を出して
「エリアさまあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!ただいま、帰りましたわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
屋敷全体にいきわたるような声の大きさで屋敷の主を呼んだのだ。
流石に、それに関しては・・・リリーが隣にいたと言う事でその声によって、鼓膜が破れそうになってしまった。しかし、何か言うとブツブツうるさいのでそこは控えることにする。
「なんというところで礼儀が行き渡ってんだかねぇ・・・礼司、言ってやれよ」
と、何時ものように心の中を見ている善蔵。
「あれっ、その能力って日にちで一回しか使えないんじゃなかったっけ?確かさっき、使ってたよね?心を読む能力って。」
善蔵はこちらを見つめて、ニヤリっと笑顔を見せると手を上に挙げて
「挙手。先生、私は能力を使う事に慣れたので一日中でも使えるようになりました。」
と、おふざけ半分を越している心意気で俺に能力について話した。
「能力は、人によって得る時、慣れる時、と言うのは異なっているのですのよ。まぁ、これは私達の命・・・いや、生命と同じ感覚ですわね。だって、心も体も。発育は人によってそれぞれちがうでしょう?」
「んじゃ、教えてくれよリリー。」
俺はそういうと、リリーに指を指して勢い良く(というより、演出したかっただけなのだが)、こう話した。
「俺の能力は、いつになったら発生するんだ!?教えてくれ。」
俺はそういうと、リリーの気に障ったのか彼女は腕を組みこちらを上から目線で睨みながら、
「そんなこと、私が知っているとでも思って・・・?自分の能力が欲しいんでしたら何かしら特訓
すれば良いと思いますわ。それくらい努力をしなさい。」
と、冷淡に答えて完全に俺を弱者として見ているのが分からなくもないんだよなー。と、考えながらも俺はそれが善蔵に読まれているようで仕方がない。どうしたら読まれずに自分だけの空間を作ることが出来るか・・・。
「そこで、あたしから一つ提案があるのよ~?」
いきなり、後方から聞き覚えの無い声がしたのでビビりながらも急いで振り向く。
「なんだなんだ?俺がそんなにカッコいいか?」
と、後ろにドアが付いているだけで全く気配がなかった。
「・・・。お前も感じたか、礼司。何か居るぞ」
と、横やりを入れてくるように心を読んでくる善蔵だが、同じくそれが分かるようだ。
彼も、その気配と言うか空気が重くなったことが分かっているようだ。
「・・・こっちよ~?」
と、大きな階段が高見している正面を見つめると・・・・。
ドレスを着てお飾りをした女の人が此方を見つめていた。片手には・・・鎌?と扇子で花本辺りを隠していた。
「ふふ、リリー。男を連れてくるなんて。いつから男に興味を持つようになったのかしら~?」
「くっ、エリア様の口説きの趣味と重ねられたくはないですわ・・・・。」
あれがエリア・ローズか・・・!?しかし、その目からは殺意が感じられる。
「よく言うじゃない。冗談よ。貴方は定温収集の子にしか興味がないと言うのは十分承知してるわ~。それとも、本当に欲求不満なイケナイ女の子にでもなってしまったのかしら?そんなイケナイ子にはお仕置きをしなければならないわねぇ?」
「はぁ・・・・また始まった。ほら、よしてください。お客様が見ていらっしゃいますよ。」
と、またしても階段の方から女の人の声がした。良く見えないが、エリアの隣に居るというのは確かだ。
一体、どうなってんだ・・・?ここは女の天国か?
「ふふ。これは無礼なことをしたわ~。申し訳ないわね。私がこの屋敷の主、エリア・ローズよ。しかし、その服装・・・この国の者ではないみたいね~・・・・。」
「そして、エリア様。この者達が」と、上の方から。
「えぇ。貴方達、セシュレを守ってくれたみたいね~?礼を言うわ。で、何のようかしら。まさか・・・朝まであそn・・・・
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