[休止]The#迷走のディフォンヌ

芒菫

第十五走 「謎」

午前4時。俺の携帯が残り44%と、少ししか使っていないのに100%からの減少率を見せつける。
俺は、時間を確認すると、携帯を上着の袖のポケットに締まった。

「いやー、しかしこの世界は時間と季節が元の世界と一緒なのな。」

「いや、そういう周期的な理論じゃないと俺は思うぞ。礼司」

真後ろに『筒井善蔵つついぜんぞう』の姿があった。その後ろには『エリア ローズ』の私兵と思われる軍勢が警報を鳴らし、大門に到着していた。

「あれ、やっと来たんだ。ローズさんとこの私兵団」

「やっと来たとは・・・どういうことですの?私達は今連絡が入って来たんですのよ?」

善蔵が、後ろに人の声がし、体をどかすと140cm程のロrが立っていた。

「え!?ロリ!?」

「ロリとはなんですの?ロリとは。女性にとって侵害な言葉ですというのをお心にお留めねがいたいものですわ。まず、ロリの意味から説明してもらいましょうか」

「ほら、エリー様。何言ってるんですか。この人がセシュレ様を救った恩人達なんですから!」

と、その後ろにエレミーの姿が。まるでマトリョーシカみたいじゃないですか。
と、そこで疑問が生じる。

「え、ちょっと待った。そこのロリって何」

「だから、ロリってなんですの(・・・)!!私は、王家代々伝わる右肩。エリー一世の12代目。エリーですの。勿論、今はエリア・ローズ様の左腕ですわ。」

「え、ちょっと待って!?このロリが!?」

「マジで3度目は正直ですの!蹴り飛ばしますわ!!」

「アー♂」

「駄目だ、コイツイカレテル((」

「善蔵、イカレテルんじゃないの。元々頭壊れてるんだよ」

・・・早々数時間経ち、礼司は気絶していた。
意識が朦朧としている。その中からも、聞き覚えのある声がした。

「おい、礼司?礼司。死んだふりはやめろ。俺の刀でブチ抜くぞ。」

「・・・うん?」

「やっと生き返ったか、礼司。フっ飛ばされて意識が飛んでたみたいだな」

目の前に居たのは善蔵だった。しかし、俺は辺りを見渡すがそれは振動と光のない場所。
クッションの様に寝ている場所はふかふかしているが、得体の知れない所にいるのはさすがにきつい。

「おい、善蔵。ここは一体・・・?」

「あぁ、ここか。今、エリアローズ邸に向かっている言わば『走行車両』だってよ。この世界に1台だけしかない高度な技術で作られてるんだと。俺はやっとここが何処だか分かった。」

「え?どういうことだ?」

善蔵は一度目をつぶり、深呼吸して気持ちを整え、ゆっくりと話し始めた。

「俺が餓鬼の頃、本でいつも読んでいたお話の『天空の魔女』という本。この本には現実世界と理想世界の2つが存在し、その2つの世界を平行世界。言わば『パラレルワールド』と言った。しかし、その世界のどちらかで戦争や争いが起きると間にもう一つの世界が現れる、というお話。」

「その一つの言うのが・・・・?」

「そう、天空の国『ウルニア』だ。そう、この世界。こここそ、もう一つの並行世界だったんだよ。」

「でも、最近争いとか戦争は起きてなかった・・・はずだが」

「いや、どちらかの世界で起きれば、という話。もう一つの並行世界でそんなことが起こったんだろう。でも、可笑しいな。この世界は何処の次元に居たんだ?」

「善蔵・・・・」

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