目の前に天使が現れたので日記を付けてみた
二日目② 天使の朝はとても遅い
正午頃。とっくに僕は朝食を済ませて、もはや昼飯を作る時間にもなってしまったというのに、当のユリエルは起きてこない。あれから何度かイタズラをしたりしていたのだけど、それでも起きないというのだからこれは驚きだ。
(水でもかければ起きるかな)
部屋が濡れるのは勘弁だけど、このままぐうたら寝ていられるのもこちらとしては困る話なので、仕方なく僕はチャレンジする事にした。
…………
「確かしに起きなかった私が悪いですけど、水をかける必要ないじゃないですか!」
「昼まで寝ている方が悪い! 僕より君の方が遅く起きるってどういう事だよ!」
「そ、それは……」
「あと寝相といびきと寝言がうるさい! おかげで寝不足だよ」
「それ私悪くないじゃないですか! 不可抗力ですよ、不可抗力!」
「次からは直してよ!」
「無茶言わないでください」
こうして僕と天使の二人きりの生活が幕開けする事になったのだった。
ちなみに寝相やいびきは直りませんでした。
(水でもかければ起きるかな)
部屋が濡れるのは勘弁だけど、このままぐうたら寝ていられるのもこちらとしては困る話なので、仕方なく僕はチャレンジする事にした。
…………
「確かしに起きなかった私が悪いですけど、水をかける必要ないじゃないですか!」
「昼まで寝ている方が悪い! 僕より君の方が遅く起きるってどういう事だよ!」
「そ、それは……」
「あと寝相といびきと寝言がうるさい! おかげで寝不足だよ」
「それ私悪くないじゃないですか! 不可抗力ですよ、不可抗力!」
「次からは直してよ!」
「無茶言わないでください」
こうして僕と天使の二人きりの生活が幕開けする事になったのだった。
ちなみに寝相やいびきは直りませんでした。
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