ばななをもいだら完熟王

紙尾鮪

07「最終聖行 大福編」

 体が意思に反して動く。僕が掴んでいる物はなんでしょうか……
 この柔らかさ、弾力……大福餅?柔らかいですがただ柔らかいだけだと飽きてしまう。
 ただ弾力、これは揉めば揉むほど楽しむ事が出来る……
 まるでこの弾力は内側からの反発、それは揉むことを途中で止めさせられるという事、つまり完全に揉めない。
 だから僕は揉みきるために何度もその大福餅を揉みつづける。

 「オラッ魔女に5点追加だオラッ!」
 っは!いつの間にっ。僕が操られている時に大福餅女は何を……ッ

 「いやぁ……全く蝮ドリンクぐらいは許してくれんかのぅ……どれどれ出来るボールを持つものは思い出した……あ、あれはぁ?!」
 村長らしき人がいたらやっぱりうるさいですね

 「ウミノオイルゾリ!!」
 海の老いる反り……海老ゾリ?

 「派手なイきっぷりだぜ!」 「やべぇ!興奮してきた!」 「ちくしょう!貧乳代わりやがれ!」

 「……違う」

 「オラッ?」
 オラッって疑問系だったんですか

 「この乳袋は嘘をついている!!ですよ」
 っく、まだ魔法の影響か大福餅を突っついてしまったですよ。

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