日常日記
本日妹とお散歩です
「姉ちゃん〜」
妹からである。
「売れたんだけど、そのままでいいの〜?」
「ちょっと待て〜売れたんだね?フリマ」
「うん!」
「で、そのまま止めてどうするよ!」
「えっ?何かするの?」
遠い目をする。
「今回はありがとうございましたってコメント入れて、いい評価で、OKするんだよ〜」
「そうだったんだ。えーと……」
ピコピコ打ち込み始め、
「やった!売れた〜」
「ちょっと待て。どっちが売れたの?お金受け取ったの?」
「本」
「その前のは?」
「えっ?なんかしなくちゃいけなかったっけ……?」
キリキリとこめかみが痛む。
「……ひなさーん?姉ちゃん言ったよね?なんで、2回目はこうやって書き込んでおいて、最初の人にはコメントなしで放置ってダメじゃん!」
「あ、そうか〜(´⊙ω⊙`)だからお金入ってないんだ〜」
言葉はない……。
「えっと、ありがとうございました」
「ありがとうございました。ご連絡が遅くなりすみませんでした。遊んでくださいませ。でいいの」
「はーい……かけた。あ、お金入ったぁぁ!ラッキー!」
「……おねいちゃんは心配だよ」
「ねーちゃん。そう言えば、私の貯金箱取りに行くよ〜」
そう言えば、妹がATM型の貯金箱を二つを買っておきながら使わずにフリマで売ってと言われたのだが……送料が高く、値下げの要求に売るのを諦めて使えと言っておいたのである。
「了解。ねーちゃんは、友達に荷物を送るから郵便局に行くよ」
「今日土曜日だよ?」
「中央郵便局に行くから」
「じゃぁ、姉ちゃん!途中で会おうよ〜」
「了解」
渋々頷く。
「切手も足りないし……差額貯金箱からお金を出そうかな……もう強引にお金は入れてるよ。食事取らなくてもいいし」
「食べなよ〜姉ちゃん」
「いや、平均体重は50キロ弱なのに、リバウンドして24キロ増えたんだよ?二年かけて5キロ痩せたけど、それから痩せないんだもん」
「って、痩せてきたじゃん」
「今年の夏に一週間で6キロ痩せた〜。でもまだ食べたくないし……」
ぼやく。
美味しくないのである。
まだアイスクリームを食べてる方がマシである。
「アイスで太らんの?」
「……食べたらお腹壊す……」
「やっぱり胃腸が弱ってるんだよ〜?」
と目の前で食べさせると言われ、待ち合わせ先はスタバだった。
うわぁ……
妹が生クリームたっぷりのアイスコーヒーにザッハトルテを頼み、遠い目になる。
こってこて……。
自分はアイスのゆずシトラスティと、仕方なくチョコレートスコーンを選んだが、必死に食べる羽目になった。
頼むんじゃなかった……。
そして、どこに行ったのか話す。
「ん?100円ショップだよ。そこで、買ってきたんだ。タブレットのフィルムと手芸用品の補填と、そして、金券ショップで安いハガキを買ったんだけど……」
レシートを確認し、叫ぶ。
「えぇぇぇ!ひどい!62円ハガキが、格安の52円だから50枚買ったのに!何で60円になってるのよ!ひどすぎる!400円!返してもらわないと!納得できない〜!」
「姉ちゃん、鬼……顔が鬼……」
「だって!冗談にも程があるでしょ!後ろにお客がいたから焦っちゃったのが悪かった!私のバカ〜!でも、時間は過ぎているけど、電話かけてみる!許せん!」
電話は当然留守電になり、名前を名乗ると、状況を説明し、差額ぶんを明日以降引き取りに行くと伝えて切った。
60円では買わない……52円だったから買ったのである。
レシートもハガキも残っている。
もしダメなら返してお金を返してもらう。
ドケチと言われようが、懸賞魔の怒りは消えない。
「姉ちゃん……貯金箱取りに行くから、その顔怖いよ」
「ハァ……胃が痛い……食べ過ぎた……」
店を出て、てくてく歩く。
途中、いつも行く古本屋で、探していた懐かしい本を発見する。
「うぉぉぉぉ!陳舜臣先生の『中国の歴史全3巻』!三冊で150えぇぇん!中国茶の淹れ方の本〜50円〜!幸せ〜!」
「姉ちゃん!私も探していた本発見〜!」
金券ショップのことを忘れ、ホクホクする。
そして、家に帰り、貯金箱を渡す。
「姉ちゃんも無理しないんだよ〜それに、調子が悪いのに燃えない!」
「それなら、ヒナも頼むから自分でフリマに慣れてくれ〜!」
「ボチボチね。じゃぁ」
と別れた。
妹とは気を使わないが、思うのは、もう少しネットに慣れて欲しいものだなと思ったのだった。
ついでに、後ろが気になったとはいえ、400円も違うことを確認しなかった自分が歯がゆいものだと思ったのだった。
妹からである。
「売れたんだけど、そのままでいいの〜?」
「ちょっと待て〜売れたんだね?フリマ」
「うん!」
「で、そのまま止めてどうするよ!」
「えっ?何かするの?」
遠い目をする。
「今回はありがとうございましたってコメント入れて、いい評価で、OKするんだよ〜」
「そうだったんだ。えーと……」
ピコピコ打ち込み始め、
「やった!売れた〜」
「ちょっと待て。どっちが売れたの?お金受け取ったの?」
「本」
「その前のは?」
「えっ?なんかしなくちゃいけなかったっけ……?」
キリキリとこめかみが痛む。
「……ひなさーん?姉ちゃん言ったよね?なんで、2回目はこうやって書き込んでおいて、最初の人にはコメントなしで放置ってダメじゃん!」
「あ、そうか〜(´⊙ω⊙`)だからお金入ってないんだ〜」
言葉はない……。
「えっと、ありがとうございました」
「ありがとうございました。ご連絡が遅くなりすみませんでした。遊んでくださいませ。でいいの」
「はーい……かけた。あ、お金入ったぁぁ!ラッキー!」
「……おねいちゃんは心配だよ」
「ねーちゃん。そう言えば、私の貯金箱取りに行くよ〜」
そう言えば、妹がATM型の貯金箱を二つを買っておきながら使わずにフリマで売ってと言われたのだが……送料が高く、値下げの要求に売るのを諦めて使えと言っておいたのである。
「了解。ねーちゃんは、友達に荷物を送るから郵便局に行くよ」
「今日土曜日だよ?」
「中央郵便局に行くから」
「じゃぁ、姉ちゃん!途中で会おうよ〜」
「了解」
渋々頷く。
「切手も足りないし……差額貯金箱からお金を出そうかな……もう強引にお金は入れてるよ。食事取らなくてもいいし」
「食べなよ〜姉ちゃん」
「いや、平均体重は50キロ弱なのに、リバウンドして24キロ増えたんだよ?二年かけて5キロ痩せたけど、それから痩せないんだもん」
「って、痩せてきたじゃん」
「今年の夏に一週間で6キロ痩せた〜。でもまだ食べたくないし……」
ぼやく。
美味しくないのである。
まだアイスクリームを食べてる方がマシである。
「アイスで太らんの?」
「……食べたらお腹壊す……」
「やっぱり胃腸が弱ってるんだよ〜?」
と目の前で食べさせると言われ、待ち合わせ先はスタバだった。
うわぁ……
妹が生クリームたっぷりのアイスコーヒーにザッハトルテを頼み、遠い目になる。
こってこて……。
自分はアイスのゆずシトラスティと、仕方なくチョコレートスコーンを選んだが、必死に食べる羽目になった。
頼むんじゃなかった……。
そして、どこに行ったのか話す。
「ん?100円ショップだよ。そこで、買ってきたんだ。タブレットのフィルムと手芸用品の補填と、そして、金券ショップで安いハガキを買ったんだけど……」
レシートを確認し、叫ぶ。
「えぇぇぇ!ひどい!62円ハガキが、格安の52円だから50枚買ったのに!何で60円になってるのよ!ひどすぎる!400円!返してもらわないと!納得できない〜!」
「姉ちゃん、鬼……顔が鬼……」
「だって!冗談にも程があるでしょ!後ろにお客がいたから焦っちゃったのが悪かった!私のバカ〜!でも、時間は過ぎているけど、電話かけてみる!許せん!」
電話は当然留守電になり、名前を名乗ると、状況を説明し、差額ぶんを明日以降引き取りに行くと伝えて切った。
60円では買わない……52円だったから買ったのである。
レシートもハガキも残っている。
もしダメなら返してお金を返してもらう。
ドケチと言われようが、懸賞魔の怒りは消えない。
「姉ちゃん……貯金箱取りに行くから、その顔怖いよ」
「ハァ……胃が痛い……食べ過ぎた……」
店を出て、てくてく歩く。
途中、いつも行く古本屋で、探していた懐かしい本を発見する。
「うぉぉぉぉ!陳舜臣先生の『中国の歴史全3巻』!三冊で150えぇぇん!中国茶の淹れ方の本〜50円〜!幸せ〜!」
「姉ちゃん!私も探していた本発見〜!」
金券ショップのことを忘れ、ホクホクする。
そして、家に帰り、貯金箱を渡す。
「姉ちゃんも無理しないんだよ〜それに、調子が悪いのに燃えない!」
「それなら、ヒナも頼むから自分でフリマに慣れてくれ〜!」
「ボチボチね。じゃぁ」
と別れた。
妹とは気を使わないが、思うのは、もう少しネットに慣れて欲しいものだなと思ったのだった。
ついでに、後ろが気になったとはいえ、400円も違うことを確認しなかった自分が歯がゆいものだと思ったのだった。
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