日常日記
薬が多いか、買い食いが多いか……どれを減らせばいいか、分かっているのにやめられないです。
あぁ、困った‼
朝寝坊したと言うよりも夜更しをして、二度寝をした為に完全に起きたと自覚したのは、朝の10時。
あっちゃぁぁ……。
カーテンを開け、ベランダを見ると、サンサンを通り越してギラギラと太陽が照りつけている。
あぁ、せっかく、新品のプラスチックの鉢が、5個で100円だったので、早急に株分けしようと思っていた多肉ちゃんのためにと思っていたのに……。
ついでに子宝草が子供をつけたので、その苗を苗床にと思っていたのに……。
二十歳位から夏でも長袖にしていたので、日焼けも怖い。
それに……今日は病院の予約を二つ入れていた。
行かなければ、今日の晩の薬と、睡眠前の薬がない。
特に、朝晩必ず飲む薬には、小心者で風が吹いても、雷が鳴っても、地震が起きてもパニックを起こすか、号泣するか、引きこもる私にはなくてはならない胃薬込みの精神安定剤が4錠入っており、これ以上増えることはなく、減すようにと言われていたが、今年一回り小さい錠剤にした直後、熊本地震に、連鎖してか、起こった地震で激しいパニックを起こし、元に戻った。
何とも情けない事だが、私は弱い……。
責めるより認めることで、少し楽になれた。
でも、7月になるが、先生が薬を量を減らすことはない。
それも聞いてみたかった。
薬をのみ、病院に行く。
今日は本当に風は優しいので、昨日よりも涼しく感じる。
しかし、じりじりと焦げそうな日差しにげんなりする。
元々、一応夏生まれである。
普通、生まれた季節が好きな季節と皆は口々にいっていたが、私の夏は『夏ばて』の夏である。
海では泳げないし、車でも船でも酔う、ついでに電車に10分乗っても嘔吐するようなお子さまであった私に、待っていたのは、家の手伝いである。
家と言っても、普通の家ではなく家の家業の食堂の調理場である。
西側に窓があり、その上、油鍋、スープの寸胴、うどんを湯がく寸胴は準備万端……気を抜けば大火傷である。
料理をする父や姉ちゃんが一番暑いのだが、二人の間を縫うようにして二人のサポートをする私も暑い。
呼吸をすると、湯気が、油で揚げたての熱いカツにだしで作った玉子とじの匂いがするが、それと共に頭皮から、全身からダァァと吹き出る汗が落ちそうで首にかけていたタオルでぬぐいつつ、蓋を閉じ、ホッとする。
しかし、手伝いと言う言葉よりも、本物のバイトですとでも言いたいくらい、働いている。
なのに、他の兄弟は、一階の叔母の暇な店で涼しいエアコンの下で遊んでいるか、夏休みの宿題をしているのだろう。
私だって宿題はあるし、一緒に遊ぶ権利はあるはずだ。
何で私だけ……。
唇をかみながら、裏に回り、下から上がってくる、リフトから汚れた食器を出して、洗い始める。
その間にも父たちに呼ばれる前に気配を察知し、定食の準備をし、キャベツの千切りをして、ネギを刻む。
それはお客がいなくなるまで、延々と続く……。
裏の洗い物が終わると、急いで前に回って、熱気で乾いたタオルをもって戻り、先に洗ったものを一つ一つ丁寧に拭いていく。
そして、父たちの動きを邪魔しないうちに、もとの場所に置いていくのだ。
時計を見ると3時。
10時半にはここに立っていたから、4時間半働いたことになる。
「お疲れさん。レモンジュース飲むかね?」
姉ちゃんの声に首を振る。
「飯は?」
「……いらない。ありがとう」
そのまま汗をぬぐいながら家に戻ると、兄弟たちはゲームに夢中になっていた。
「お、今日は遅かったんやなぁ。……と、隙あり‼」
「えぇぇ‼」
オセロである。
「ただいま……手伝いに来んかったね」
「お前がおろが。それに、熱いとこ嫌いやけん」
盤上を見たまま返事をする兄に、一瞬殺意がわく。
「……今度は来てや。裏の洗い物だけでもええけん……」
「忙しかったらな」
これが、私が受験勉強で、手伝いに下りれなかったときに、スリッパで殴り付けた兄貴の言いぐさである。
こういうのを思い出す、夏は嫌いだ……夏休みが終わると地獄の一週間がある。
「……生まれてくるんやなかった……って、今年は言わんとかないかんな……」
それに、
「あぁ、良かった。兄貴の電話番号も住所もメールアドレスも証拠隠滅したけん、嬉しくもない『おめでとう』言わんでかまんわ……何が嬉しゅうて四十の兄妹が思てもないこといわないかんのやろ。アホか」
呟きながら病院に行った。
ちなみに、あまりにもぐったりしていると言われ、熱を測ると37度だった。
風邪である。
そして、薬の相談をすると、
「天候が荒れてますし、この時期が確か心の乱高下が激しかったので、秋まではそのままで。でも、冬にも弱るでしょう?今のところ、元気になったと目に見えて分かるまでは薬の変更はやめにしますね」
と言われた。
「それと、ストレスがたまるからと買い食いは控えましょう。無理な運動ではなく、ストレッチをしてストレスを減らしましょう」
大量の薬を抱え、帰る自分にため息をつき……、
「アイスクリームかかき氷食べたい……」
日傘を差したタヌキは呟いたのだった。
朝寝坊したと言うよりも夜更しをして、二度寝をした為に完全に起きたと自覚したのは、朝の10時。
あっちゃぁぁ……。
カーテンを開け、ベランダを見ると、サンサンを通り越してギラギラと太陽が照りつけている。
あぁ、せっかく、新品のプラスチックの鉢が、5個で100円だったので、早急に株分けしようと思っていた多肉ちゃんのためにと思っていたのに……。
ついでに子宝草が子供をつけたので、その苗を苗床にと思っていたのに……。
二十歳位から夏でも長袖にしていたので、日焼けも怖い。
それに……今日は病院の予約を二つ入れていた。
行かなければ、今日の晩の薬と、睡眠前の薬がない。
特に、朝晩必ず飲む薬には、小心者で風が吹いても、雷が鳴っても、地震が起きてもパニックを起こすか、号泣するか、引きこもる私にはなくてはならない胃薬込みの精神安定剤が4錠入っており、これ以上増えることはなく、減すようにと言われていたが、今年一回り小さい錠剤にした直後、熊本地震に、連鎖してか、起こった地震で激しいパニックを起こし、元に戻った。
何とも情けない事だが、私は弱い……。
責めるより認めることで、少し楽になれた。
でも、7月になるが、先生が薬を量を減らすことはない。
それも聞いてみたかった。
薬をのみ、病院に行く。
今日は本当に風は優しいので、昨日よりも涼しく感じる。
しかし、じりじりと焦げそうな日差しにげんなりする。
元々、一応夏生まれである。
普通、生まれた季節が好きな季節と皆は口々にいっていたが、私の夏は『夏ばて』の夏である。
海では泳げないし、車でも船でも酔う、ついでに電車に10分乗っても嘔吐するようなお子さまであった私に、待っていたのは、家の手伝いである。
家と言っても、普通の家ではなく家の家業の食堂の調理場である。
西側に窓があり、その上、油鍋、スープの寸胴、うどんを湯がく寸胴は準備万端……気を抜けば大火傷である。
料理をする父や姉ちゃんが一番暑いのだが、二人の間を縫うようにして二人のサポートをする私も暑い。
呼吸をすると、湯気が、油で揚げたての熱いカツにだしで作った玉子とじの匂いがするが、それと共に頭皮から、全身からダァァと吹き出る汗が落ちそうで首にかけていたタオルでぬぐいつつ、蓋を閉じ、ホッとする。
しかし、手伝いと言う言葉よりも、本物のバイトですとでも言いたいくらい、働いている。
なのに、他の兄弟は、一階の叔母の暇な店で涼しいエアコンの下で遊んでいるか、夏休みの宿題をしているのだろう。
私だって宿題はあるし、一緒に遊ぶ権利はあるはずだ。
何で私だけ……。
唇をかみながら、裏に回り、下から上がってくる、リフトから汚れた食器を出して、洗い始める。
その間にも父たちに呼ばれる前に気配を察知し、定食の準備をし、キャベツの千切りをして、ネギを刻む。
それはお客がいなくなるまで、延々と続く……。
裏の洗い物が終わると、急いで前に回って、熱気で乾いたタオルをもって戻り、先に洗ったものを一つ一つ丁寧に拭いていく。
そして、父たちの動きを邪魔しないうちに、もとの場所に置いていくのだ。
時計を見ると3時。
10時半にはここに立っていたから、4時間半働いたことになる。
「お疲れさん。レモンジュース飲むかね?」
姉ちゃんの声に首を振る。
「飯は?」
「……いらない。ありがとう」
そのまま汗をぬぐいながら家に戻ると、兄弟たちはゲームに夢中になっていた。
「お、今日は遅かったんやなぁ。……と、隙あり‼」
「えぇぇ‼」
オセロである。
「ただいま……手伝いに来んかったね」
「お前がおろが。それに、熱いとこ嫌いやけん」
盤上を見たまま返事をする兄に、一瞬殺意がわく。
「……今度は来てや。裏の洗い物だけでもええけん……」
「忙しかったらな」
これが、私が受験勉強で、手伝いに下りれなかったときに、スリッパで殴り付けた兄貴の言いぐさである。
こういうのを思い出す、夏は嫌いだ……夏休みが終わると地獄の一週間がある。
「……生まれてくるんやなかった……って、今年は言わんとかないかんな……」
それに、
「あぁ、良かった。兄貴の電話番号も住所もメールアドレスも証拠隠滅したけん、嬉しくもない『おめでとう』言わんでかまんわ……何が嬉しゅうて四十の兄妹が思てもないこといわないかんのやろ。アホか」
呟きながら病院に行った。
ちなみに、あまりにもぐったりしていると言われ、熱を測ると37度だった。
風邪である。
そして、薬の相談をすると、
「天候が荒れてますし、この時期が確か心の乱高下が激しかったので、秋まではそのままで。でも、冬にも弱るでしょう?今のところ、元気になったと目に見えて分かるまでは薬の変更はやめにしますね」
と言われた。
「それと、ストレスがたまるからと買い食いは控えましょう。無理な運動ではなく、ストレッチをしてストレスを減らしましょう」
大量の薬を抱え、帰る自分にため息をつき……、
「アイスクリームかかき氷食べたい……」
日傘を差したタヌキは呟いたのだった。
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