運が無かったから筋力を上げることにした

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9:溢れ出す生活感

 ジュー(肉が焼ける音)

 いやー、まさか冷蔵庫に食材まで用意されてるとは思わなかった。キッチンの機能は日本にあっても全くおかしくないぐらいに便利だし、むしろこのキッチンの方が便利だ。

 グツグツ(水が沸騰する音)

 まだ今日何も食ってなかったからかなり腹が空いてたし。これが無かったら爺さんの家に殴り込みに行ってたな。ちなみに今作ってるのはハンバーグだ。ずっと独り暮らしだったからこのぐらいはできる。

 サクサク(ニンジンを切る音)

 この包丁めちゃくちゃ切れ味いいな。力を入れなくても切れる。このぐらいの道具が日本にいたときに使えてたらなぁ。

 ガチャガチャ(食器を取り出す音)

 用意されてた食器もどこの高級品だよってレベルの綺麗さだし。どうやって用意したんだ?

 シュウゥ(吹き零れた水が蒸発する音)

 ちなみに俺の家庭科の成績は学年でもトップレベルだった。独り暮らしたったしな。英語の点数が5点だからといって俺は決してバカじゃない。

 グウゥゥゥ(腹が鳴る音)

 ……とっとと盛り付けるか。

○●○●○

「いただきます」

 さて、今日のメニューはご飯とハンバーグと付け合わせのニンジンだ。かなり中途半端な気もするけど仕方ない。食材の種類が少なかったんだ。それに腹空いてたし。

 ……うん、普通にうまい。食材が良いのかな? 前に作ったときよりうまいな。普通にハンバーグだ。

 ……。

「ごちそうさまでした」

 ふぅ、うまかった。じゃあ寝るか。

 ……その前に着替えないとな。腹が空きすぎて忘れてた。服はたくさんあったから問題無いだろう。あと風呂も入らなくちゃな。

○●○●○

 ちょうどサイズが合った服が多かったから服は問題無さそうだな。

 ……この血で汚れた服はどうするか。もうカピカピに乾いてて落ちなさそうだし、どっかに置いといて後で捨てるか。

 よし、寝……る前に風呂入らないと。あー、眠い。

○●○●○

 あー、さっぱりした。シャンプーとリンスとボディソープは完備されていた。ほんと便利だな。

 よし、あとは寝るだけだ。

 ドサッ(ベッドに倒れ込む音)

 ……寝れないな。風呂入ったら眠気がさめた。なんか暇潰しになるものは無いかな?

 そう言えば転移者のスキルに常識が読めるとかあったな。ちょうど良いしそれでも読むか。

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異世界の常識まとめ

ステータス篇
・一定の経験を積むことによりレベルが上がる。
・レベルが1上がるごとにステータスポイントを5得る。
・ステータスポイントは各能力値に振り分けられる。
・鍛練することより各能力値は上げることができる。
・一定の成果を得ることにより称号を獲得する。
・スキルは称号と並行して獲得する。
・取得例が少ないスキルは《ユニークスキル》と呼ばれる。
・《ユニークスキル》には極めて強力なものが多い。
・稀にスキルが進化する場合がある。
・進化したスキルは《アドバンススキル》と呼ばれる。
・《アドバンススキル》は更に強力な力を得る。
・進化した《ユニークスキル》は《アドバンスユニークスキル》と呼ばれる。
・《アドバンスユニークスキル》は国を滅ぼせる程の力を持つ。

神話篇
・神は8柱いる。
創造神ジア・アルビアは世界を創った。
 天命神ラ・ハルトミアは生命を創った。
 万死神ダルトム・アラートは生命を循環させた。
 勇猛神ブレラ・ルフは生命を繁栄に導いた。
 怠惰神アリト・クインテは生命を破滅に導いた。
 堕天神アビルア・アジは世界に害悪をもたらした。
 秩序神ララ・マシルスは乱れた世界を正した。
 輪廻神アガサ・ナソートは神々に新たな役割を与えた。
 主だった神話は以上である。

種族篇
・人間を初めとした、数えきれない種類が確認されている。
・種族を大きく別けると、人族と魔族とモンスターの3つに分類される。
・人間やエルフなどが人族に分類される。
・魔人や吸血鬼などが魔族に分類される。
・人族は工業面で大きく発展している。
・魔族は魔工面で大きく発展している。
・人族と魔族は深く対立している。
・人族と魔族は、モンスターを共通の敵としている。
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 飽きた。読み飽きた。これ長すぎないか? まだかなりの量残ってるぞ。必要なときに必要なだけ読んだ方が良さそうだな。てか本当に常識なのか? 歴史の授業で習うような

 あと新事実発覚だ。俺に10000のステータスポイントをくれたアリト・クインテとか言う女神は生命を破滅に導いたらしい。それに怠惰神て、あの読みづらい文章にも納得だ。

 とりあえず寝よう。眠い。おやすみー。

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