異世界でウサギダンジョン始めました

テトメト@2巻発売中!

番外編:お正月特別編

 
「おもちおいしいの!」
「頑張ってぺったんしたもんね!愛情がたっぷり詰まってるからおいしくて当然だよ!」
「・・・ん。おいし」

今日は元旦お正月。振袖をたくし上げた3幼女とコタツに入って、さっき4人の共同作業でついたお餅を食べてる。
ボーパルが着ているのはピンク地に白いウサギが何匹も駆けている賑やかな振袖。クロが着ているのはクロ地に満月とオオカミが書かれているカッコイイ振袖。燈火が着ているのは赤地に桜の花びらが舞い散る王道の振袖。但し超ミニスカ。生足丸見えの子供っぽい振袖だな。よきかなよきかな。
ちなみにボーパルと燈火の振袖は普通に足首まであるが、動きにくいからと腰辺りまで裂かれてチャイナ服みたいになってる。
こう・・・元からそういう服なのもいいけど、無理やり裂かれた服の隙間から覗く白い肌っていうのもグッとくるよな。ダメージジーンズとかボロいだけじゃんって思ってたけど、こうしてみると素晴らしいな。
いや、素晴らしいのはボーパルとクロか。2人なら何を着ててもかわいいもんね。

「さてと。お正月の遊びは一通りやったと思うけど・・・どうするじゅんにぃ?」
「・・・そのどうするって言うのは、次何して遊ぶかって事か?それとも・・・後ろの惨状の事か?」

お正月と言えば遊ばないと!と言う事で、思いつく限りのお正月にする遊びを皆でした。もちろんウサギ達も一緒に。その結果が・・・

福笑いウサギ
相手の全身のパーツをバラバラにし、ランダムに繋げ変える。
この能力で偶然同じ様に繋げられるまで元には戻らない。

羽根つきウサギ
弾速で羽根を飛ばすウサギ。打ち返す事が出来なかった場合、ペナルティで体に黒い刻印が浮かび上がる。
全身が黒く染まった場合、二度と羽根つきが出来ない体になる。

凧あげウサギ
糸を括りつけた相手を上空へと飛ばす事ができる。無事に戻ってこれるかは運しだい。

他にもダルマ落としやら百人一首やら色々と・・・
百人一首とかやばいよな。字面がやばいよな。解説を読むのが怖いから放置してる。ダルマ落としは・・・最終的にダルマになるとだけ思っておけば・・・あ、四肢欠損じゃないよ。ゆっくりだよ。

「・・・なんで平和に遊んでいるだけでこうなるんだろうなぁ・・・」
「・・・うん。じゅんにぃの言いたい事は分かるけど・・・ほら、私達に渡す物があるんじゃない?」

渡す物?なんだろ。I LOVE YOU?

「それも欲しいけど、そうじゃなくって・・・」
「あ、分かったの!おせちだまなの!」
「・・・ん。お年玉」

おせち玉・・・おせちを丸めた物かな?おいしいかは運。
にしてもお年玉か。あげてもいいけどお金いるの?使い道なくね?必要ならいくらでもあげるし。

「そこはほら。お金じゃなくてもいいんだよ。じゅんにぃに何かをもらうのが嬉しいんだから!」
「と、言ってもなぁ・・・何にも用意してないぞ?」

DPを使えば大抵の物は買えるけどな。
町に買いに行くのも間に合うっちゃ間に合うけど・・・コタツに1回入っちゃうと出る気力が・・・
コタツは呪いのアイテムだから出ることは出来ない!しかも眠り呪い付き。今ならなんと3幼女も付いてこのお値段!お得だわ~。

「別にもらうのは物じゃなくてもいいんだよ。何かをしてもらう・・・のも十分プレゼントだよ?」
「・・・嫌な予感がするけど、何をして欲しいんだ?」

「もちろん。いちゃいちゃラブラブの大人なお正月を・・・」
「んー、もっともっと一緒に遊んで欲しいの!!」
「・・・子種。欲しい。」

ですよね。知ってた。ボーパルは純粋でかわいいなぁ・・・。いや、ある意味他の2人も純粋だけど。

「あ、そういえば初詣してなかったなぁ・・・でも神社なんて無いだろうし、コタツの中から俺の所に来るのはいいけど、神様にお祈りしておこう」
「ぷはっ!分かった!テメトトちゃんありがとう!テメトトちゃんのおかげで私は今とっても幸せだよ!」
「あたちも幸せなの!ありがとうなの!」
「・・・ん。ありがと」

あれぇ?初詣ってそんな感じだったっけ?今年は~~出来ますようにって感じじゃなかったっけ?
まぁ、今以上ってそうそう無いもんな。俺も感謝を伝えておこう。

『私もみんなに助けられてるからお互いさまだよ~。今年もよろしくね♪じゃ、他の人にも挨拶してくるから。バイバイ!』

お、おぅ。なんか一瞬だけテメトトちゃんが降臨して去っていった。
初対面のボーパルとクロがポカンとしてる。なにもコタツにぎゅうぎゅうで詰まっている時に出てこなくてもなぁ・・・

「じゅんにぃ、じゅんにぃ。一番大事な事忘れてたよ!」

俺の上着の中に入り込もうとして、途中で蕩けてクンカクンカはぁはぁしていた燈火がはっとした声を出して俺の上着から頭を引っこ抜くとコタツの外へ俺の体を伝って出てきた。

燈火は俺の服の中に顔を突っ込むの好きだよなぁ・・・逆の立場で考えたら燈火のスカートに俺が頭を突っ込む感じか・・・なるほど。燈火が頭を突っ込みたがるのも理解できたぜ。

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」

俺の隣に正座した燈火が三つ指を突いて頭を下げてくる。
それ別の挨拶じゃね?と思わなくも無いけど、まぁいいか。

「あたちも!今年もよろしくお願いしますなの!」
「・・・よろしくお願いします」

更には燈火を真似たのか、ボーパルとクロも燈火の隣に正座して新年の挨拶をしてくる。
あー、もう。みんないい子でかわいいなぁ!

「あぁ!俺こそ今年もよろしくな!」

去年は本当に色々あったけど楽しい事や嬉しい事も本当にいっぱいあった、今年はもっともっと、楽しい一年になりそうだな!

「それじゃあ、初めて繋がりでじゅんにぃは私と初めてをあげるね♡」
「・・・ん。次は私」
「?よく分かんないけどあたしも混ぜてなの!!」

えぇ。ほんと。色々楽しい一年になりそうです。はい。

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