異世界でウサギダンジョン始めました
第39層 お茶会
「さて。燈火のおでこの活躍でクロのダンジョンの大まかな方針は決まった事だし、本格的な改造に入るぞー!おー!」
3人のキス魔(幼女)に襲われて、代わる代わる顔中を啄ばまれてから30分ほど。
ようやく落ち着いた俺達は第一層(草原のエリア)に設置してあるお茶会セットでティータイムを楽しんでいた。
ダンジョンを成長させるために、余分なDPを消費しようと無駄に豪華な物を買ったこのお茶会セットは、定時になるとおいしい紅茶とおやつを用意してくれる優れものだ。
値段が高いだけあって出てくるおやつもなかなかに美味で、甘味に飢えていた燈火などあまりの歓喜に地面を転がり回ったほどだ。
他2人のダンジョン娘達も、燈火ほどでは無いにしろ甘いおやつがお気に入りになったようで、ティータイムの時間になると3人で俺を引っぱってお茶会をしている。
俺はそんなに甘い物が好物ってわけじゃないが・・・おいしそうにおやつを頬張る幼女の笑顔は大好物だから毎日お腹いっぱいになるまで堪能してる。高かったけど買って正解だったわ~。
「ん~、おいし♪やっぱりケーキは苺のショートが王道にして至高だよね!」
「なの!あたちはモンブランが大好きなの!でも、リンゴのタルトケーキも捨てがたいの~」
「・・・ん。チョコ。おいし」
ちなみに今日のおやつは一口サイズのちっちゃいケーキだ。おやつの内容は日によって違うみたいで昨日は色んな色や形のクッキーだった。もしかしたら紅茶の味も毎回違うのかも知れないが、俺には紅茶の味の違いは分からん。
「・・・完全に言い出すタイミングを間違えたな。おいしそうに食べてる姿は見てて可愛いけど、相手にされないのは寂しい・・・」
基本的に46時中べったりな燈火達もこの時ばかりは俺の膝を離れ、自分達で席に座って各々好きな物を好きなだけ頬張っている。
ティータイムの終了と同時におやつも消えるからな。3人の食欲が落ち着くまでは俺は眺めてる事しかできん。
「きゅーい」
「「きゅい!」」
「お、ありがとな」
「「「きゅい!」」」
水色のふわふわとしたドレスを着たウサギが、空になっていた俺のカップにウサギ印のティーポットでお代わりを注いでくれ、シルクハットをかぶったウサギと三日月の仮面をかぶったウサギがずいぶんと独創的な形に一口ケーキをお皿に積んでくれた。
・・・アリスも帽子屋も三日月も善意でお代わりをくれたのは分かってるんだけど、紅茶はさておきなんとも表現しにくい形で積まれたケーキの山はどうしよう・・・
甘いものが苦手じゃないとはいえ、お皿に山と積まれたケーキを平らげる自分の姿を想像しただけで胸焼けが・・・
「あ、そうだ。なぁなぁボーパル」
「もきゅぅ?・・・ごっくん。ジュンどうしたの?」
ケーキの小ささは数で補えばいい!と言わんばかりに、モンブランばっかりを小さなお口いっぱいに頬張り、ω←こんな口で幸せを噛み締めていたボーパルのほっぺを”ぷにっ”とつついて俺の存在をアピールする。
うん。ボーパルのほっぺは今日もぷにぷにでつつきがいがあるなぁ。一日中つつき続けてたいぐらいだ。
あんまりしつこいと好感度が下がりそうだからしないけど。
「はい、あーん」
「あーん、なの?」
「あーん」
俺の方を振り向いたボーパルにケーキの山の天辺から引き抜いたモンブランを差し出すが、ケーキのおいしさにトリップしていたのか頭が上手く回ってなさそうなボーパルに、俺があーんと口を開いてやって何をして欲しいのか伝える。
よく考えたら山になっているケーキを俺1人で食べきる必要性は無いしな。流石に残すのはもったいない気がするが、隣に座っているボーパルのお口にケーキをシュゥゥゥーー!!超!エキサイティング!!する分には問題ないしな。
・・・いや、しないよ?フォークでそんなことしたら危なくてしょうがないじゃないか。
「あーん・・・はむっ!」
俺が大きく口を開けているのを見て、俺が何をして欲しいのか理解したのだろう。
目をつむって大きく口を開けたボーパルの真っ赤な口の中に、そっとモンブランを添えるように置くと、途端に綺麗なピンク色をした小さな唇が降ってきてフォークの先端ごとモンブランを覆い隠してしまった。
「んん~、やっぱりおいしいの~」
ボーパルの柔らかな唇が俺の持つフォークを包み込んだのとほぼ同時に、ボーパルは頭を少し後ろに引き口の中からフォークだけを抜き取り、もぐもぐと小さなケーキを口の中で転がすように味わい、見てるこっちが蕩けるような笑顔で微笑んでいる。
はぁ~。今日もボーパルはかわいいなぁ~。
やっぱり幼女の基本を抑えてるのがいいよね。ボーパルの屈託の無い笑顔は俺に力を与えてくれるぜ。さっきの燈火じゃないが、やっぱり基本は王道にして至高だよな~。
「じゃあ次はリンゴタルトな~。えーと、取れそうなリンゴタルトはっと・・・」
ある種芸術的なバランスでケーキが積みあがってる所為で、下手な所を抜いたら全てが俺に雪崩れてきそうだからな・・・
あ、その前にフォークに残っているモンブランを舐め取らないとな。
フォークにモンブランが残ってると味が混ざっちゃうからね。仕方ないね。もぐもぐ。
「じゅんにぃあーん!あーん!あーん!!」
「うるせぇ・・・」
いろんな意味で甘々なフォークを咥えて味わってると、俺に密着するように・・・というか密着してきた燈火が俺の耳元であんあん叫んでる件・・・
うるせぇ!幼女の高い声で耳元で叫ばれたら耳が取れるわ!今すぐ俺の唇で燈火の口を塞いでやろうか!
「はいはい。燈火はショートケーキな。はい、あーんして」
「あーん・・・むぐっ!おいしい!じゅんにぃに食べさせてもらったから2倍おいしい!口移しで食べさせてもらったら3倍おいしくなるんだけどな~・・・ちらっ」
いや、そんな物欲しそうな顔でフォークをしゃぶりながら言われてもしないからね?というかいつまでフォーク舐めてるんだよ。返せよ。
「あぁ!まだじゅんにぃエキスを舐めきってないのに・・・」
そんなこと言ったら俺だってボーパルエキスを舐めきってなかったのに・・・
まぁ、代わりに燈火エキスをたっぷり採取できたからよしとしよう。えーっと、新しいフォークはどこにあったかなぁっと。
「・・・順番」
「うおっ!びっくりした・・・」
今持ってるフォークを保存用にして、新しいフォークでケーキの山崩しを再開しようとした俺の足の間から突然声が聞こえてびびった。
視線を下に落とすと、対面の席に座っていたはずのクロがいつのまにかテーブルの下を通り俺の足の間に挟まって、お口をちっちゃく開けて待っていた。
なんか雛に餌をあげてる親鳥の気分だな・・・と思いつつ、フォークにチョコケーキをさしてクロに差し出す。
「んっ。おいし♪」
普段は無表情がデフォルトのクロだが、甘い物には勝てなかったようでその顔を小さく綻ばせている。
かわぇ~。いつもそんなに表情が変わらないから、たまに笑顔になると破壊力が10割増しだわ~。
やっぱり幼女は最高だぜ!
「ほえ~・・・ん?クロ、ほっぺにクリーム付いてるぞ」
「んにゅ・・・」
俺の言葉を聞いたクロは何度か目を瞬かせて不思議そうな表情をした後で、右手を口元に・・・
「って、こらこら!袖で拭こうとするな!取ってあげるから動くなよ・・・よし取れた」
「・・・ありがと」
左手でクロの小さな顔を支え、右手の人差し指でクロの唇の端を拭ってチョコクリームを指に移す。
うん。おいしい。甘さ控えめのチョコクリームもおいしいな。甘さは糖分以外の要素で補給できるしな。
「はっ!ひらめいた!!んん~・・・ほらっ!じゅんにぃ見て見て!」
俺がクロと甘々な絡みをしていると、俺の腕にしなだれかかりながらもパクパクケーキを頬張っていた燈火が突然叫びだした。
状況的に何が起こっているのかは分かるが、一応振り向いてやろう。
「見て見て~ほっぺにクリームが付いちゃった~。じゅんにぃ取って~食べて~お口で直接♪」
「はいはい。まったく。燈火は甘えんぼさんだなぁ~」
甘えんぼというか、構ってちゃんというか・・・
まぁ、素直なのは美点だよな。幼女なら何を言っても許されるからね。むしろ大抵の場合好感度アップするまである。
「ほら、動くなよ・・・」
「えっ、じゅんにぃまさか本当に・・・?ま、まだ明るいのに・・・ふ、ふたりも見てるよ・・・?あっ、ち、近い。じゅんにぃの顔がすぐ近くに・・・ん、んん~・・・」
燈火の両頬に手を添え少しずつ顔を近づけると、おもしろい様に燈火の瞳がグルグルと渦を巻きだし、すっぽりと俺の両手に収まる小さなほっぺが、イチゴの様に赤く染まっていく。
ほっぺのクリームを取るって言ってるのに、混乱しているのか目をつむって唇を尖らせて俺を待ち構える燈火に俺は・・・
リンゴーン!!
「はい。ティータイム終わり。クリームも消えたし、クロのダンジョン計画を詰めるぞ~」
「・・・あ、あれ?じゅんにぃちゅうは・・・?」
「クリームも消えたし、また今度な~」
というか、ちゅうをしようとしていた訳では無いんだがな。
「くそぅ・・・くそぅ・・・!!またタイミングを逃した・・!!くっ、しょうがない。次は口の中にクリームを付けるからそのときは舐めて取ってね?」
「へこたれないなぁ、お前・・・」
保育園から高校まで俺のストーキングしてた人はやっぱりメンタルの強さが違うなぁ・・・あと、俺は口内だけじゃなくて全身にクリームが付いててもいいと思います。
3人全員が体中にクリームを塗ってお皿の上に並んでても凄くいいと思います!
3人のキス魔(幼女)に襲われて、代わる代わる顔中を啄ばまれてから30分ほど。
ようやく落ち着いた俺達は第一層(草原のエリア)に設置してあるお茶会セットでティータイムを楽しんでいた。
ダンジョンを成長させるために、余分なDPを消費しようと無駄に豪華な物を買ったこのお茶会セットは、定時になるとおいしい紅茶とおやつを用意してくれる優れものだ。
値段が高いだけあって出てくるおやつもなかなかに美味で、甘味に飢えていた燈火などあまりの歓喜に地面を転がり回ったほどだ。
他2人のダンジョン娘達も、燈火ほどでは無いにしろ甘いおやつがお気に入りになったようで、ティータイムの時間になると3人で俺を引っぱってお茶会をしている。
俺はそんなに甘い物が好物ってわけじゃないが・・・おいしそうにおやつを頬張る幼女の笑顔は大好物だから毎日お腹いっぱいになるまで堪能してる。高かったけど買って正解だったわ~。
「ん~、おいし♪やっぱりケーキは苺のショートが王道にして至高だよね!」
「なの!あたちはモンブランが大好きなの!でも、リンゴのタルトケーキも捨てがたいの~」
「・・・ん。チョコ。おいし」
ちなみに今日のおやつは一口サイズのちっちゃいケーキだ。おやつの内容は日によって違うみたいで昨日は色んな色や形のクッキーだった。もしかしたら紅茶の味も毎回違うのかも知れないが、俺には紅茶の味の違いは分からん。
「・・・完全に言い出すタイミングを間違えたな。おいしそうに食べてる姿は見てて可愛いけど、相手にされないのは寂しい・・・」
基本的に46時中べったりな燈火達もこの時ばかりは俺の膝を離れ、自分達で席に座って各々好きな物を好きなだけ頬張っている。
ティータイムの終了と同時におやつも消えるからな。3人の食欲が落ち着くまでは俺は眺めてる事しかできん。
「きゅーい」
「「きゅい!」」
「お、ありがとな」
「「「きゅい!」」」
水色のふわふわとしたドレスを着たウサギが、空になっていた俺のカップにウサギ印のティーポットでお代わりを注いでくれ、シルクハットをかぶったウサギと三日月の仮面をかぶったウサギがずいぶんと独創的な形に一口ケーキをお皿に積んでくれた。
・・・アリスも帽子屋も三日月も善意でお代わりをくれたのは分かってるんだけど、紅茶はさておきなんとも表現しにくい形で積まれたケーキの山はどうしよう・・・
甘いものが苦手じゃないとはいえ、お皿に山と積まれたケーキを平らげる自分の姿を想像しただけで胸焼けが・・・
「あ、そうだ。なぁなぁボーパル」
「もきゅぅ?・・・ごっくん。ジュンどうしたの?」
ケーキの小ささは数で補えばいい!と言わんばかりに、モンブランばっかりを小さなお口いっぱいに頬張り、ω←こんな口で幸せを噛み締めていたボーパルのほっぺを”ぷにっ”とつついて俺の存在をアピールする。
うん。ボーパルのほっぺは今日もぷにぷにでつつきがいがあるなぁ。一日中つつき続けてたいぐらいだ。
あんまりしつこいと好感度が下がりそうだからしないけど。
「はい、あーん」
「あーん、なの?」
「あーん」
俺の方を振り向いたボーパルにケーキの山の天辺から引き抜いたモンブランを差し出すが、ケーキのおいしさにトリップしていたのか頭が上手く回ってなさそうなボーパルに、俺があーんと口を開いてやって何をして欲しいのか伝える。
よく考えたら山になっているケーキを俺1人で食べきる必要性は無いしな。流石に残すのはもったいない気がするが、隣に座っているボーパルのお口にケーキをシュゥゥゥーー!!超!エキサイティング!!する分には問題ないしな。
・・・いや、しないよ?フォークでそんなことしたら危なくてしょうがないじゃないか。
「あーん・・・はむっ!」
俺が大きく口を開けているのを見て、俺が何をして欲しいのか理解したのだろう。
目をつむって大きく口を開けたボーパルの真っ赤な口の中に、そっとモンブランを添えるように置くと、途端に綺麗なピンク色をした小さな唇が降ってきてフォークの先端ごとモンブランを覆い隠してしまった。
「んん~、やっぱりおいしいの~」
ボーパルの柔らかな唇が俺の持つフォークを包み込んだのとほぼ同時に、ボーパルは頭を少し後ろに引き口の中からフォークだけを抜き取り、もぐもぐと小さなケーキを口の中で転がすように味わい、見てるこっちが蕩けるような笑顔で微笑んでいる。
はぁ~。今日もボーパルはかわいいなぁ~。
やっぱり幼女の基本を抑えてるのがいいよね。ボーパルの屈託の無い笑顔は俺に力を与えてくれるぜ。さっきの燈火じゃないが、やっぱり基本は王道にして至高だよな~。
「じゃあ次はリンゴタルトな~。えーと、取れそうなリンゴタルトはっと・・・」
ある種芸術的なバランスでケーキが積みあがってる所為で、下手な所を抜いたら全てが俺に雪崩れてきそうだからな・・・
あ、その前にフォークに残っているモンブランを舐め取らないとな。
フォークにモンブランが残ってると味が混ざっちゃうからね。仕方ないね。もぐもぐ。
「じゅんにぃあーん!あーん!あーん!!」
「うるせぇ・・・」
いろんな意味で甘々なフォークを咥えて味わってると、俺に密着するように・・・というか密着してきた燈火が俺の耳元であんあん叫んでる件・・・
うるせぇ!幼女の高い声で耳元で叫ばれたら耳が取れるわ!今すぐ俺の唇で燈火の口を塞いでやろうか!
「はいはい。燈火はショートケーキな。はい、あーんして」
「あーん・・・むぐっ!おいしい!じゅんにぃに食べさせてもらったから2倍おいしい!口移しで食べさせてもらったら3倍おいしくなるんだけどな~・・・ちらっ」
いや、そんな物欲しそうな顔でフォークをしゃぶりながら言われてもしないからね?というかいつまでフォーク舐めてるんだよ。返せよ。
「あぁ!まだじゅんにぃエキスを舐めきってないのに・・・」
そんなこと言ったら俺だってボーパルエキスを舐めきってなかったのに・・・
まぁ、代わりに燈火エキスをたっぷり採取できたからよしとしよう。えーっと、新しいフォークはどこにあったかなぁっと。
「・・・順番」
「うおっ!びっくりした・・・」
今持ってるフォークを保存用にして、新しいフォークでケーキの山崩しを再開しようとした俺の足の間から突然声が聞こえてびびった。
視線を下に落とすと、対面の席に座っていたはずのクロがいつのまにかテーブルの下を通り俺の足の間に挟まって、お口をちっちゃく開けて待っていた。
なんか雛に餌をあげてる親鳥の気分だな・・・と思いつつ、フォークにチョコケーキをさしてクロに差し出す。
「んっ。おいし♪」
普段は無表情がデフォルトのクロだが、甘い物には勝てなかったようでその顔を小さく綻ばせている。
かわぇ~。いつもそんなに表情が変わらないから、たまに笑顔になると破壊力が10割増しだわ~。
やっぱり幼女は最高だぜ!
「ほえ~・・・ん?クロ、ほっぺにクリーム付いてるぞ」
「んにゅ・・・」
俺の言葉を聞いたクロは何度か目を瞬かせて不思議そうな表情をした後で、右手を口元に・・・
「って、こらこら!袖で拭こうとするな!取ってあげるから動くなよ・・・よし取れた」
「・・・ありがと」
左手でクロの小さな顔を支え、右手の人差し指でクロの唇の端を拭ってチョコクリームを指に移す。
うん。おいしい。甘さ控えめのチョコクリームもおいしいな。甘さは糖分以外の要素で補給できるしな。
「はっ!ひらめいた!!んん~・・・ほらっ!じゅんにぃ見て見て!」
俺がクロと甘々な絡みをしていると、俺の腕にしなだれかかりながらもパクパクケーキを頬張っていた燈火が突然叫びだした。
状況的に何が起こっているのかは分かるが、一応振り向いてやろう。
「見て見て~ほっぺにクリームが付いちゃった~。じゅんにぃ取って~食べて~お口で直接♪」
「はいはい。まったく。燈火は甘えんぼさんだなぁ~」
甘えんぼというか、構ってちゃんというか・・・
まぁ、素直なのは美点だよな。幼女なら何を言っても許されるからね。むしろ大抵の場合好感度アップするまである。
「ほら、動くなよ・・・」
「えっ、じゅんにぃまさか本当に・・・?ま、まだ明るいのに・・・ふ、ふたりも見てるよ・・・?あっ、ち、近い。じゅんにぃの顔がすぐ近くに・・・ん、んん~・・・」
燈火の両頬に手を添え少しずつ顔を近づけると、おもしろい様に燈火の瞳がグルグルと渦を巻きだし、すっぽりと俺の両手に収まる小さなほっぺが、イチゴの様に赤く染まっていく。
ほっぺのクリームを取るって言ってるのに、混乱しているのか目をつむって唇を尖らせて俺を待ち構える燈火に俺は・・・
リンゴーン!!
「はい。ティータイム終わり。クリームも消えたし、クロのダンジョン計画を詰めるぞ~」
「・・・あ、あれ?じゅんにぃちゅうは・・・?」
「クリームも消えたし、また今度な~」
というか、ちゅうをしようとしていた訳では無いんだがな。
「くそぅ・・・くそぅ・・・!!またタイミングを逃した・・!!くっ、しょうがない。次は口の中にクリームを付けるからそのときは舐めて取ってね?」
「へこたれないなぁ、お前・・・」
保育園から高校まで俺のストーキングしてた人はやっぱりメンタルの強さが違うなぁ・・・あと、俺は口内だけじゃなくて全身にクリームが付いててもいいと思います。
3人全員が体中にクリームを塗ってお皿の上に並んでても凄くいいと思います!
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