空ノ学園

稜さん@なろう)

風来荘に合宿です!

 「広いですねぇ!  いやーしかしまさか本当に雲の上にあるなんて」
「何言ってるの~ニコちゃん。私たちの学校も空にあるでしょ?」
  「そうでしたね! あはは」
「もーニコちゃんたら。うふふ」
 さっきからいったい私は誰と喋っているのでしょうか……って! あなた誰ですか!?」
「ひどいよぅニコちゃん。私だよ、イレットだよぉ!」
「冗談ですよ。てかしゃべり方がぶりっ子ですね」
 おほん。ぶりっ子のような彼女の名前は――――イレット・パート。
  私と同じクラスで入学して一番に出来た友達です!

「ぶりっ子!? 」
「あ、流石に言い過ぎましたかね……?」
「ううん。 なんか響きが好きかもぉ!」
「あ、ただの天然だった――――って皆行ってますよ!…… イレット行きますよ!」
「あ、まってよーニコちゃんー」

……移動なう!

「君たち遅いよー」
「すいません。ガイ先生」
 この眼鏡をかけた男性は私たちの担任ガイ先生です。独身らしいですよ

「せんせーごめんなさぁい」
「まぁ、いいでしょう。では施設の方のお話を聞きましょう。お願いします」

  ………

 施設の人の長い話を聞き終えた私たちは各自部屋に移動してます。
「ふうぇー長い話は苦手なんですよぉ」
「ニコちゃん寝てたよー」
「うぇ?! 見てたんですか!」
「うん! あとセラちゃんも呆れながらこっち見てたよ」
「マジですかっ!? あとで笑われる」
「大丈夫だよ! ワタシも一緒に笑うから」
「うぇい!? 裏切り者!」
「あはは、早く部屋にいこうよ!」
「うぅ……わかりました」



   移動なう!

 部屋につくとそこはまるでお嬢様の住む部屋のようなベットが目についた。

「おお、すごいベットですね!」
「他の皆もこんな別途なのかな?」
     因みに二人一組で班を組み二泊三日間この施設【風来荘】で過ごすことになっているのだ。

「そういえば、お風呂とかどうなってるんですかね?」
「お風呂は17時から19時ならどの時間でも入っていいみたい。ご飯はあと一時間後だよ!」
「今は15時だから少し休みますか?」
「そうだね! てことで……ニコちゃん成分補給!」

「にぁぎゃぁぁぁ!?」



つづく

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