空ノ学園
入学式
 2XXX年 、子供達の増加により学校が足りなくなり人類は地面の中、海の中に学校を建てていた。しかし空には一校しか建てられてなかった。
そして、今日は創立60年目にしてだい六十期生の入学式だ。
 ワイワイガヤガヤとこの学園に入学する生徒とその家族が世界一高い山の麓に集まっていた。
 そしてそのなかにとても奇妙な生徒がいた。周りには誰もいない、奇妙な見た目周りには黒の髪の毛だというのに金色の髪の毛、そしてゴーグル(……)
 そして主人公となる役者がこのゴーグルの生徒だということは誰も知らない。
◇
「おぉ、人が一杯ですね! さすがエリート校なだけありまね!
 ――甲高い声で早口に喋るこの女、名前をニコラ・ゼロという。
「ニコラァ! 勝手に行くんじゃあないわよ!」
―ー頭の上に怒りマークが付くほど怒っている少女が走りながらニコルのところにやって来た
「おぉ! セラ遅かったですね!」
――セラことセラ・ドラゲ・ライはニコラの幼馴染みに当たる人物だ。
「私は待ってて頼んだわよね?!」
「あは……は」
 ギロリと音のつくような目に睨まれたニコラは頭をかきながら逃走した。
「あ、ちょ、逃げるなぁ!!」
◇
 場所がかわりニコラは学園にいた。
「しかし、高い場所にありますね! 学園生活が楽しみです!」
 ふとニコラが側にあった木を見上げるとそこには男の人が寝ていた。
「……? 何をしているんですかね? あの!」
 「……ふぁあ……なに?」
 ――起き上がった男は器用に欠伸をすると眠たそうな目でニコラにそう聞いた。
「あ、いえ入学式の場所が分からなくなったので」
 そう、彼女は迷子になっていたのだ!
「んあ……入学生か……入学式の会場は向こうだ」
 「あ、ありがとうございましゅ!」
 何故か噛んでしまい赤面したニコラは恥ずかしそうに男の方を見たしかし男は
「すぅ……すぅ」
 寝ていた。
「寝てますね……ははは」
そこには寝ている男と乾いた笑いを浮かべる赤面した女の奇妙ななにかがあった。
「そろそろ行きますか!」
そしてニコラは入学式の場所までのんびりと歩いていった。途中でセラと合流し会場まで一緒に行くことにしたようだ
そしてニコラは会場の場所を教えてくれた男のことを忘れていた。
つづく
そして、今日は創立60年目にしてだい六十期生の入学式だ。
 ワイワイガヤガヤとこの学園に入学する生徒とその家族が世界一高い山の麓に集まっていた。
 そしてそのなかにとても奇妙な生徒がいた。周りには誰もいない、奇妙な見た目周りには黒の髪の毛だというのに金色の髪の毛、そしてゴーグル(……)
 そして主人公となる役者がこのゴーグルの生徒だということは誰も知らない。
◇
「おぉ、人が一杯ですね! さすがエリート校なだけありまね!
 ――甲高い声で早口に喋るこの女、名前をニコラ・ゼロという。
「ニコラァ! 勝手に行くんじゃあないわよ!」
―ー頭の上に怒りマークが付くほど怒っている少女が走りながらニコルのところにやって来た
「おぉ! セラ遅かったですね!」
――セラことセラ・ドラゲ・ライはニコラの幼馴染みに当たる人物だ。
「私は待ってて頼んだわよね?!」
「あは……は」
 ギロリと音のつくような目に睨まれたニコラは頭をかきながら逃走した。
「あ、ちょ、逃げるなぁ!!」
◇
 場所がかわりニコラは学園にいた。
「しかし、高い場所にありますね! 学園生活が楽しみです!」
 ふとニコラが側にあった木を見上げるとそこには男の人が寝ていた。
「……? 何をしているんですかね? あの!」
 「……ふぁあ……なに?」
 ――起き上がった男は器用に欠伸をすると眠たそうな目でニコラにそう聞いた。
「あ、いえ入学式の場所が分からなくなったので」
 そう、彼女は迷子になっていたのだ!
「んあ……入学生か……入学式の会場は向こうだ」
 「あ、ありがとうございましゅ!」
 何故か噛んでしまい赤面したニコラは恥ずかしそうに男の方を見たしかし男は
「すぅ……すぅ」
 寝ていた。
「寝てますね……ははは」
そこには寝ている男と乾いた笑いを浮かべる赤面した女の奇妙ななにかがあった。
「そろそろ行きますか!」
そしてニコラは入学式の場所までのんびりと歩いていった。途中でセラと合流し会場まで一緒に行くことにしたようだ
そしてニコラは会場の場所を教えてくれた男のことを忘れていた。
つづく
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