空ノ学園

稜さん@なろう)

2時限目 林間合宿(準備)

 明日は合宿です! 泊まる施設はなんと雲の上の施設らしいです。楽しみだなぁ…… あっと、自己紹介が遅れましたね。私の名前はニコラ・ゼロと言います!

 そういえば、昼にセラが買い物に行くって行ってましたね。早く準備しないと

――ピンポーン

「げ、もしかしてセラご来ちゃいましたか?」

ピ,ピ,ピ,ピポーン――

「この鳴らしかたはセラですね」

◇  玄関移動なう!

「はーい、そんなに鳴らさなくてもすぐに出ますよー」
 「遅いわ!」
 いや、まさか扉を開けるまでずっと呼び鈴を鳴らすなんて思ってもいませんでした。
「ごめんなさい」
「ま、いいわよ。それより早く行かないと時間がなくなるわ」
「そうですね。いきましょうか」


◇ 移動なう !(ウラゴエ)

「やっと、着きましたね~」
「まさか、通行禁止に5回も引っ掛かるなんて……今日は運がないわ」
 「そんなことより入りましょうよ」
 「そんなことって……はぁ、そーね 入りましょ」

◇入店なう!  イラッシャッセー――
  
〇一階 ホーム
「うわぁ……広いですねぇ」
  迷子になりそうです。誰が迷子かって?  そりゃ勿論セラがですよ。

 「私が迷子じゃなくてあんたがでしょ?」
「私ですか!?  ありえませんよ」
「ふーん? まぁ、逸れないように紐でもつけとく?」
「セラ! 私はそんな趣味ありません!」
「そう? 私は興味があるわよ」
「それ以上はいけない」
 「冗談よ。ふふ 」
「セラは達の悪い冗談が好きですね……早く買うもん買って帰りましょうよ」
「そーね。あんたと私買うもんが違うと思うから各自買い物が終わったら今いる場所に集合ね」
「一緒に買い物はしないんですね。了解です。買いもの終わり次第にここに集合ですね」
「じゃああとでね」
「はい、迷子にならないで下さいよ?」


 ポクポクポクチーン――――

「ふぅー買いもの終わりましたね。 そろそろセラも終わっている頃でしょう。あれ? どうやって集合場所に行くんでしたっけ?」
 あれれ? ヤバイかもしれません。 まさか本当に迷子・・・になるなんて
「そうだ、ケータイは……あぅ……家に置いてきてました。どうしましょう」
 迷子になったらな迷子センターに……駄目だ場所がわかりませんよぅ
「そーだ! マップを探せば!」
 
ポクチーン――

「駄目だ、さらに迷子になりました……」
「あら? ニコラなにしてんの?」
「セラァァ!! よかったです! 本当に!」
「ふぇ? じゃなくて、どうしたのよ。もしかして……迷子になってた?」
 あ、迷子になってたって悟られたらバカにされますよね?!
「ち、違いますよ! セラを探してただけです!」
「ふーん。そうしといてあげるわ」
「だ か ら! 迷子になってません! セラを探してただけです! ニヤニヤすんな!」
「わかったから行くわよ」
「うぅ……信じてくださいよ……」
「わかったから……ね?」
「にやにや、しながら言われても信じれませんよ!」


  その後二人は無事に帰宅した。
帰る途中もにやにやしたセラにバカにされていたニコラだった。

つづく

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