3人の勇者と俺の物語
139章 ウイルスバスター
温かい光りに包まれる。
いつの間にか戦闘時の武器と防具が現れている。
光は武具にまとわりつくように包み込んでいく、
LEDランプのような光の筋が所々に伸びていく、
自作PCを青く光らせるような光のラインが鎧や武器に入っていく。
それぞれメンバーの呼吸に合わせるかのように淡く光る。
ワタルは白。リクは赤。カイは青。クウは黄色。カレンは緑。ユウキはピンク。バッツは紫。
その光に合わせて鎧のカラーも変わっていく。
形態も変化していく。
ワタルの鎧は重厚で盾を使う戦士にふさわしく男らしいデザイン、ただ、白いせいで光が目立たない。
リクの鎧は焔を思わせる装飾、斧使いらしくガッシリとしている。
カイは流れる水のようなデザインだ、どちらかと言えばローブのような部位が多い。
クウは流線型のフォルム、動きやすさを主体に置いているせいでやや露出が高く。胸元が凄い。凄い。
カレンは落ち着いた、The エルフ というような軽鎧、弓との親和性が高い。
ユウキは可愛らしいデザイン、魔法少女のようだがスタイルがいいのでちょっとアンバランスさが、とても、いい。
バッツは黒に近い紫に光る紫のラインが最高にカッコいいクールなデザインだ。
それぞれの武器も変化していた。
ワタルの盾は鎧とマッチするデザインだが武器は他の人の武器が自由に使えるというチートな物になっていた。
そして他の人の武具は劇的に進化していた。
リクの斧はツーハンドアックスぐらいの大きさがあるがリクいわく重さを感じないほど扱いやすいそうだ、焔が燃え上がるような装飾が施され見た目の美しさも増している。
カイの杖は美しい宝玉を冠に中央にそこから羽が生えるようなデザイン。杖全体にも古代文字が刻まれておりうす青く光る文字と含めてエンドコンテンツ武器って感じだ。
クウの二刀はやや日本刀に似ている片刃刀になっており、振るうたびに光の残光が残り闇夜で戦えばさぞ美しいだろう。
カレンの弓は天使の羽が伸びるような本体、弦は魔力により生じており力をかけずに引くことができ、魔力でかたどられる矢を恐ろしいスピードで射出可能だ。
ユウキは槍と片手剣の2刀(?)流だ。色合いはピンクっぽいがデザインは洗練されていてピンクダイヤモンドのような輝きを放っている。
バッツの大剣はこれまたカッコいい。漆黒の大剣が薄紫のラインで光る。うーん中二心をくすぐる。
防具も武器もまるで自分の体のように感じるほどしっくりと来る。
もともと体の中にあった力を元に進化したものだから当然だ。
【終わったようだな、これであなた達がガルゴの干渉を受ける可能性はなくなったわ】
「な、なんか白くて恥ずかしい……」
「ねーワタ兄これ胸開き過ぎじゃない?」
「い、いやすごくいいと思うよ!」
「な、なんか、すっごく恥ずかしいなこれ……」
「えーユウキ可愛いよ-、ボクのなんかごっついんだけど、まぁカッコいいけど」
「バッツのは一人別次元でカッコいいね」
「えーーーーいやよーーーーーーもっと私は可愛いのがいい!! ユウキちゃん変えて変えて!」
「正直私も変えたいよ……」
皆それぞれの装備をきゃっきゃと見せ合いっこしている。
これから最後の戦いに挑むというのにのんきなものである。
【さて、あとはもう君たちに任せるしかない。我ら二人は君たちの勝利を祈っているよ】
【この世界をよろしくお願いします】
「はい、全力を尽くします!」
【周囲に敵の気配はない、それではノーザンラクト大陸へ出るぞ。ご武運を女神の盾の皆様】
女神とアルス神の姿は細かな光の粒となって消えていく。
同時に車の前方に光のトンネルが現れる。それをくぐると平原を走行している。
「前方にノーザンラクト城、敵影はありません」
カレンが運転席に移動して周囲を監視する。
ノーザンラクト城周囲に敵影はないという連絡はすぐに連合軍へと伝える。
これで本格的にノーザンラクト奪還作戦が開始される。
ワタル達はまずノーザンラクト城内、周囲に敵がいないことを入念に確かめる。
それから周囲に今後の侵攻に対抗できる堀と城壁をワタルとカイの魔法で形成していく。
まずはここで合流しなければいけないので連合軍到着まで時間がある。
リクやカレンは周囲から材料を集めバッツとユウキで防衛兵器なども作成していく。
たくさんの兵が駐在するための設備や食料貯蔵などの手はずもどんどん整えていく。
ついつい夢中になってしまっていた女神の盾のメンバーは、連合軍が到着して絶句するまで自分たちがとんでもないことをしていたことに気がつくことができなかった。
小田原城を思わせる総構え。広大な城下街、巨大な外壁とすでに川レベルの堀。
巨大城ノーザンラクト城が新たに生まれ変わっていた。
「わ、ワタル殿……これは……」
名軍師タイラーをして目の前の現実を受け止めることが難しいほどの変化だった。
外周の城壁上には連弩、バリスタや投石器などの攻城兵器が配置され、
外周の外には近くの川から引き込まれた堀、外周と内周の間には大量の人間が駐留できる設備が完璧に整えられ、その人員を支えられるだけの農場までも城壁内に確保されている。
城壁の厚さも大きく取られており、なんと内部での生活が可能な空間までも作られている。
ノーザンラクト全軍が城壁内に駐留してもまだ余裕のあるほどの規模だ。
これは連合軍到着までの2週間で作り上げてしまったのだ。
「いやー、やりすぎちゃった」
テヘペロ。
いつの間にか戦闘時の武器と防具が現れている。
光は武具にまとわりつくように包み込んでいく、
LEDランプのような光の筋が所々に伸びていく、
自作PCを青く光らせるような光のラインが鎧や武器に入っていく。
それぞれメンバーの呼吸に合わせるかのように淡く光る。
ワタルは白。リクは赤。カイは青。クウは黄色。カレンは緑。ユウキはピンク。バッツは紫。
その光に合わせて鎧のカラーも変わっていく。
形態も変化していく。
ワタルの鎧は重厚で盾を使う戦士にふさわしく男らしいデザイン、ただ、白いせいで光が目立たない。
リクの鎧は焔を思わせる装飾、斧使いらしくガッシリとしている。
カイは流れる水のようなデザインだ、どちらかと言えばローブのような部位が多い。
クウは流線型のフォルム、動きやすさを主体に置いているせいでやや露出が高く。胸元が凄い。凄い。
カレンは落ち着いた、The エルフ というような軽鎧、弓との親和性が高い。
ユウキは可愛らしいデザイン、魔法少女のようだがスタイルがいいのでちょっとアンバランスさが、とても、いい。
バッツは黒に近い紫に光る紫のラインが最高にカッコいいクールなデザインだ。
それぞれの武器も変化していた。
ワタルの盾は鎧とマッチするデザインだが武器は他の人の武器が自由に使えるというチートな物になっていた。
そして他の人の武具は劇的に進化していた。
リクの斧はツーハンドアックスぐらいの大きさがあるがリクいわく重さを感じないほど扱いやすいそうだ、焔が燃え上がるような装飾が施され見た目の美しさも増している。
カイの杖は美しい宝玉を冠に中央にそこから羽が生えるようなデザイン。杖全体にも古代文字が刻まれておりうす青く光る文字と含めてエンドコンテンツ武器って感じだ。
クウの二刀はやや日本刀に似ている片刃刀になっており、振るうたびに光の残光が残り闇夜で戦えばさぞ美しいだろう。
カレンの弓は天使の羽が伸びるような本体、弦は魔力により生じており力をかけずに引くことができ、魔力でかたどられる矢を恐ろしいスピードで射出可能だ。
ユウキは槍と片手剣の2刀(?)流だ。色合いはピンクっぽいがデザインは洗練されていてピンクダイヤモンドのような輝きを放っている。
バッツの大剣はこれまたカッコいい。漆黒の大剣が薄紫のラインで光る。うーん中二心をくすぐる。
防具も武器もまるで自分の体のように感じるほどしっくりと来る。
もともと体の中にあった力を元に進化したものだから当然だ。
【終わったようだな、これであなた達がガルゴの干渉を受ける可能性はなくなったわ】
「な、なんか白くて恥ずかしい……」
「ねーワタ兄これ胸開き過ぎじゃない?」
「い、いやすごくいいと思うよ!」
「な、なんか、すっごく恥ずかしいなこれ……」
「えーユウキ可愛いよ-、ボクのなんかごっついんだけど、まぁカッコいいけど」
「バッツのは一人別次元でカッコいいね」
「えーーーーいやよーーーーーーもっと私は可愛いのがいい!! ユウキちゃん変えて変えて!」
「正直私も変えたいよ……」
皆それぞれの装備をきゃっきゃと見せ合いっこしている。
これから最後の戦いに挑むというのにのんきなものである。
【さて、あとはもう君たちに任せるしかない。我ら二人は君たちの勝利を祈っているよ】
【この世界をよろしくお願いします】
「はい、全力を尽くします!」
【周囲に敵の気配はない、それではノーザンラクト大陸へ出るぞ。ご武運を女神の盾の皆様】
女神とアルス神の姿は細かな光の粒となって消えていく。
同時に車の前方に光のトンネルが現れる。それをくぐると平原を走行している。
「前方にノーザンラクト城、敵影はありません」
カレンが運転席に移動して周囲を監視する。
ノーザンラクト城周囲に敵影はないという連絡はすぐに連合軍へと伝える。
これで本格的にノーザンラクト奪還作戦が開始される。
ワタル達はまずノーザンラクト城内、周囲に敵がいないことを入念に確かめる。
それから周囲に今後の侵攻に対抗できる堀と城壁をワタルとカイの魔法で形成していく。
まずはここで合流しなければいけないので連合軍到着まで時間がある。
リクやカレンは周囲から材料を集めバッツとユウキで防衛兵器なども作成していく。
たくさんの兵が駐在するための設備や食料貯蔵などの手はずもどんどん整えていく。
ついつい夢中になってしまっていた女神の盾のメンバーは、連合軍が到着して絶句するまで自分たちがとんでもないことをしていたことに気がつくことができなかった。
小田原城を思わせる総構え。広大な城下街、巨大な外壁とすでに川レベルの堀。
巨大城ノーザンラクト城が新たに生まれ変わっていた。
「わ、ワタル殿……これは……」
名軍師タイラーをして目の前の現実を受け止めることが難しいほどの変化だった。
外周の城壁上には連弩、バリスタや投石器などの攻城兵器が配置され、
外周の外には近くの川から引き込まれた堀、外周と内周の間には大量の人間が駐留できる設備が完璧に整えられ、その人員を支えられるだけの農場までも城壁内に確保されている。
城壁の厚さも大きく取られており、なんと内部での生活が可能な空間までも作られている。
ノーザンラクト全軍が城壁内に駐留してもまだ余裕のあるほどの規模だ。
これは連合軍到着までの2週間で作り上げてしまったのだ。
「いやー、やりすぎちゃった」
テヘペロ。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
17
-
-
4
-
-
841
-
-
381
-
-
2813
-
-
26950
-
-
140
-
-
49989
-
-
89
コメント