3人の勇者と俺の物語

穴の空いた靴下

75話 ゲーツと4人(18禁!?)

 現状の商会の状態や、人的資源の状態、今後の展望と課題、
 食事前にゲーツからある程度の話があった。
 正直ワタルがどうこうする話はない。現状把握と許可を出すだけだ。
 ゲーツは有能で今の照会に必要なことをしっかりとやってくれる。
 最近では顔つきや体つきも健康的になってきて、
 ワタルはドギマギしてしまうことも少なくなかった。
 もしゲーツが身体のラインを出したり露出の多い服装を好んでいたら、
 もっと早くワタルとそういうことが起きていただろう。
 どちらかと言えば身体のラインが出ない落ち着いた服装をゲーツは好んでいた。
 ただ、それが逆に色気を醸し出していた。

 とっても綺麗な年上な色気ムンムンなおねーさんが、自分に絶対の忠誠を誓っている。
 ワタルはそんなどこのエロゲ? 状態なのだ。

 食事はケーレスの街の魚介類をふんだんに利用した。
 舟盛り、天ぷら、煮魚と今日は和食でまとめている。
 昆布に近い食材がケーレスでは利用されていたのが幸いした。
 今後ワタルの料理にもふんだんに用いられるだろう。
 鰹節の作成もワタルの指示の元開始されている。食卓に使われる日も近いだろう。

 見たこともない見た目にも素晴らしい、そして当然味も筆舌に尽くしがたい。
 一行はこの世の楽園を舌で味わった。
 米を利用した日本酒もどきも食卓に出され、バッツは珍しさに大変喜んでいた。
 刺し身を肴に男モードでワタルと盛り上がっていた。

 ゲーツは食事を終えると先に退出し仕事の続きをするつもりだった。

 「皆様本日はこのような素晴らしい食事に参加させていただき、ありがとうございます」

 「ゲーツ。貴方にも今日は女子会に参加してもらいます」

----------------------------------

 カレンの提案であった。
 女子会というのは女神の盾の女性メンバーによる美味しいもの食べながら楽しいおしゃべりをしようという緩い会なのだが、名前のもとはワタルの女子会してんだね、という一言から来ている。
 実際の内容は結構どぎついシモネタトークであった。
 やれワタルとこんなことをした、こういうことをすると喜んだ、今度はこういうことをしよう。
 こういった話をド直球で話すのだ。
 皆でつまみを持ち寄ってカレンの部屋へ移動する。
 ゲーツは恐縮したように最初は大人しくしていたが、あっという間に好奇心が勝利して、
 うんうんとメモをとらんばかりに熱心に会話に参加していた。

 「あ、ワタルが大浴場へ行った、バッツは酒場へ行くみたい」

 リクはこっそり魔法でワタルの動向を確かめていた。

 「さて、ゲーツ。貴方はどうしたい?」

 カレンがちょっと意地悪な笑いとともにゲーツに問いかける。
 ゲーツは自らの欲望が悟られたことに気恥ずかしさを感じていた。

 「ゲーツは頑張ってるけど、頑張り過ぎだよね。少しご褒美をもらってもいいと思う」

 「ワタルさんも最近ゲーツさんを見る目が変わってきていますからね」

 「ワタ兄は実は年上好きなんだよねー」

 リク、カイ、クウもイタズラっぽい表情だ。

 「ゲーツ、ワタル様のお背中を奴隷として流してきなさい」

 「・・・・・・よろしいのですか?」

 カレンの後押しで今にも自分の自制心が破壊されそうになりながらもそう問うた。

 「ええ」

 4人は優しく頷く。そして、アレを手渡した。
 ゲーツは破裂しそうな鼓動を抑えながらカレンの部屋から浴場へむかう。

-----------------------------------------------

 女子会でそんなことになっているとは露知らず、ワタルは大変上機嫌に風呂の準備をしていた。
 いつもより少し酔っていた。気分がイイので魔法で抜くような無粋な真似はせずに浴場へ入る。

 カチャ

 洗い場でお湯をかけていると背後の扉が開く音がする。
 まぁ、ワタルがお風呂に入る時に乱入者が来ることなど別に珍しいことではない。
 今日は皆の日だけど誰かなー、位の呑気に身体を洗い始める準備をする。
 扉は開いて誰かが来た気配がするのにいつもみたいに誰も飛び込んでこない。
 あれ? ワタルが振り返ると、薄着を来たゲーツが立っていた。

 「ゲ、ゲーツ・・・・・・?」

 完全に予想外の人物が立っていたのでワタルは固まってしまった、
 薄着を身に着けているものの、普段からは考えられないほど身体のラインが出ていて、
 そして耳まで真っ赤にして少しうつむき加減な美女がそこに立っている。
 バッ! と前を向いて襲いかかりたく鳴った気持ちを抑える。

 「ゲーツ、どうしたの!? 他のみんなは?」

 「か、カレン様と皆様がワタル様のお背中をお流ししろと・・・・・・ご迷惑ですか?」

 弱々しくそう告げられて迷惑だ! と言える男がいるだろうか? いや、いない。

 「め、迷惑じゃないよ、そ、それじゃー! お願いしようかな!!」

 それじゃーの辺りで声がひっくり返るくらい緊張している。

 「はい!!」

 声でわかる、今ゲーツはものすごく嬉しそうな顔をしている。
 ワタルは想像しているだけで目尻が下がって鼻の下が伸びる思いだった。

 「し、失礼します!」

 「お、お願いします!」

 新婚か!?
 と、ツッコミを入れたくなるほどガチガチの二人。
 背中に湯をかけられ、そっと布で背中を洗われていく、おっかなびっくりとたどたどしく洗われるのが逆に煽動的になっている。ワタルの下半身は大変なお祭り騒ぎになっていた。

 「し、失礼します」

 不意にゲーツはそう告げる。ワタルの背中に暖かく柔らかいものが当たる。

 「げ、ゲーツさん!? な、なにを!?」

 わかりきっていはいるが思わず聞いてしまう。

 「皆さんがワタルさんはこうすると喜ぶと・・・・・・」

 耳元で少し息が上がりながらそう告げられる。
 ワタルの自制心の残りHPは僅かだった。

 「な、何をあの人達は教えているのか! い、いやそ、そこまでしなくても!」

 そういいながらもワタルの頭の中は思ったよりデカイ!! やらかい!! なんか新鮮な感触!!
 と、たいへん正直な感想がまるで弾幕のように走り巡っていた。
 その言葉を受けて、ビクッとゲーツの身体が揺れる。

 「ご、ご迷惑・・・・・・ですよね・・・・・・」

 心底哀しそうな、泣きそうな声、そして身体を離していく、
 ワタルは頭で考えるよりも早く振り返り抱きしめていた。
 ちゃっかり濡れて身体にピッタリとくっついて、
 大変なことになっている姿は脳みそにしっかりとRECしていたしていた。

 「め、迷惑じゃないです!」

 思ったより大きな声が出た。
 ゲーツはびっくりしたようだったけど、そっと胸に顔を寄せる。

 「信じられないです、私がワタル様に抱きしめられる日が来るなんて・・・・・・もう死んでもいい」

 「死なれたら困る。ゲーツには凄くお世話になっている、いや、仕事だけじゃないんだけど、
 なんて言うか、立場を利用してこき使っているような気分もあって、なんというか・・・・・・」

 お互いがお互いのものすごく早くなっている心拍を感じていた。
 言葉では上手く表現できずにそのまま自然と見つめ合い、ゲーツはそっと目を閉じる。
 始めは触れるか触れないかのキスだった、その瞬間今まで抑えに抑えていたお互いの欲求が爆発する。

 「ん・・・・・・んぐ」

 ワタルは今飲まされたものが何かすぐに分かる。
 すでにそんなもの必要でないような状態ではあったが、これからの長い夜のためにそれを受け入れた。

 そこからはお互いがお互いの全てを求めるかのように激しく求め合った。
 ゲーツはその初めての経験を突き抜けるような快感の中で果たした。
 ワタルも一度や二度果てても尽きることはなかった。
 あまりの入れ込みに一度冷水をかぶるぐらいに盛り上がっていた。
 寝室へゲーツをお姫様抱っこで連れて行き、一刻も早くふたたびゲーツの身体を味わいたかった。

 「良かったわねゲーツ」

 「はい、カレン様・・・・・・、カレン様!?」

 「おわ!?」

 ワタルは突然背後から羽交い締めにされた、

 「もー、ワタル凄いことになってるじゃん! ちょっと嫉妬するー」

 「ワタ兄、お仕置き」

 「うわっ、ああ、ダメ、今ダメだからああああ」

 そのままワタルもリクにベッドに転がされる、

 「さて、ワタルさん、ゲーツさんも仲間入りしましたけど、今日は皆の日ですよ?」

 「わかってるよねワタル?」

 「は、はいーーーー!」

 フウは自らの武器でワタル自身を攻める、天才肌なとんでもないテクニックがフウの自慢だ。
 ワタルもすでに腰が引けている、

 「だ、だめだよフウ、もう、だめだ」

 「ほら、ワタルさんゲーツさんが寂しそうですよ?」

 カイは少し意地悪に耳を舐めながらゲーツを呼ぶ、ゲーツはワタルに騎乗するようにさせられる。

 「ああ、ワタル様申し訳ございません、こ、このようなことを、
 スミマセン、でも、でも・・・・・・」

 「ゲーツちゃんかわいいねー、ワタルが夢中になるのもわかるー」

 「ゲーツ、嬉しそう。良かったわね」

 ワタルの目の前でゲーツとカレンが艶めかしく絡む、ワタルは限界だった。

 「ああ、もう、ああああ」

 ワタルも本気を出せば指先ひとつでダウンさ! って感じで皆の足腰を立たせなくすることはできる。
 ただ、先手を取られて一気に攻められて防戦一方になってしまったのが敗因だった。
 ワタルはその身を激しく痙攣させる。

 「ふぅ、勝ったー」

 フウは満足そうに残さず飲み込む。

 「ゲーツいいのよ?」

 カレンに促されゲーツは自らの思うがままワタルの上で踊り出す。

 「ま、まって、今は今はやば、あ、ヤバ、っんん」

 ワタルの切実な悲鳴はカレンに塞がれてしまう、カレンは情熱的で煽動的なキスを顔全体で味わうかのように行う、別の生き物のように口の中で動く物にワタルは強い快感を与えられてしまう。

 は、反撃を反撃をしないと!
 ワタルは耳元でささやき攻撃をしているカイの腰に手を回す、
 同時に漏れる色っぽい艶っぽい声、作戦は失敗だワタルには効果抜群だ!
 思わぬカウンターでより力強くなったワタルの変化でゲーツも激しく身悶えて動きを止めた、
 ワタルはここをチャンスと見て動こうとするがリクに先手を許す。

 「ふふーん、そうはさせないよー」

 リクは自らの運動能力を十二分に発揮する、すごい動きだ! ワタルは先手を取られてしまった。
 持ち直したカイも参戦だ胸板を優しく攻撃だ、効果は抜群だ!
 カレンの耳への攻撃、会心の一撃! 

 「あ、すっごくなったー好きだよねワタル」

 穴があったら入りたい。
  ま、入ってるけどね、ははは。

 「ワタル様、ワタル様、ワタル様ぁ!!」

 カレンも絶好調だ! 
 クウも再び参戦だ!!
 ゲーツも復活したぞ!!




 その後もめくるめくる世界は日が出るまで続くのであった。
 だいたいいつもこんな感じなのだからある意味ワタルは凄い漢であった。
 そして今日も、バイアングの実の効果を身をもって実証していくのであった。

 ゲーツもこうして絆を得た。
 しかしゲーツの能力は戦闘ではなく人材育成に特化していた。
 こうして女神の盾商会の人材問題は急速に改善されていくのでありました。

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 ナディア=ゲーツ=ラングリッサー

 【スキル】 鑑定 教育Lv8 適材適所New! 手練手管New! 甜言蜜語New!
 才気煥発New! 信仰Lv10 

 【称号】 勇者との絆 狂信者 殉教者 魂の指導者New!

 適材適所:人材や物事を最も効率のいい方法・場所で運用することが出来る。
 手練手管:人心を巧みに利用し誘導する、やる気Max! 効率アップ。
      出来ないというやつは嘘つきなんですよ。
 甜言蜜語:口先のマジシャン
 才気煥発:人の能力を発見して効率よく発現、成長させる。素晴らしい上司。

「3人の勇者と俺の物語」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く