3人の勇者と俺の物語

穴の空いた靴下

34章 目玉商品

 僕達の部屋はマンションの角部屋を2階建てに利用して普通の部屋の4部屋分を利用している。
 この中で生活が完結できるように一通りは揃えてある。
 つなぎの住居になるだろうけど、いろいろとしばらくは使うからってことで、
 特に寝具はいいものを買ったそうだ。
 確かに大きい。キングサイズのベッド。
 寝心地も抜群、柔らかすぎず固くない。
 良いベッドで寝ると睡眠の質が変わるよね。ここは妥協できません。

 そしてこのアパートの最大の売りは全室冷暖房完備。
 仕組みはカレンさんの細工を利用した魔石の加工。
 魔石に加工で魔法を組み込む。こうすることで組み込んだ魔法を常時使用してくれる。
 もちろん生活魔法の室温操作だ。魔力が切れた注入すればいい。
 これを利用して自動洗浄便器なんかも作った、流石にこれは僕らの部屋だけ。
 他の人たちは共同のトイレに同じ仕組を使ってある。
 これも上流貴族とかしか持ってないので異常事態だそうだが、
 日本育ちの俺としては妥協は出来ない。

 敷地の防犯は精霊を召喚してもらった。
 石像に乗り移ってもらっている。めっちゃ便利。魔法って凄いね。
 魔法があると化学とは違う方向性に進化するよね。
 水生成なんて最たるもの。水道ひかなくていいからむしろ楽だ。
 下水も洗浄とか消毒とか生活魔法様さまです。
 アルミサッシは流石にないけど本宅には似たような構造を織り込む予定。
 ダーグさんも話を聞いてノリノリだった。
 まぁ、家の建築は嫁に任せる。
 旦那は黙ってお金を出せばいいのです。いいのです。

 と、言うわけで冒険者ギルドへ依頼をチェックしようと家を出ようとすると、
 結構なスピードで馬車が向かってくる。そして我が家の前に停まる。
 うちにようなのかな? と思っていると、あごひげを蓄えて身なりの良さそうなおじさまが降りてくる。

 「女神の盾商会はこちらでいいのかな?」

 「あ、はい。一応私が代表者です」

 一応商人ギルドのカードを見せる。

 「おお、それなら話が早い、あの私は商人ギルドのこの街のギルド長をやっているパックルという者だ。頼むあの実を、バイアングの実をすぐに売ってくれ!!」

  土下座こそしなかったけどギルドの長が深々と頭を下げる、
  たぶん普通じゃないんだよね、きっと。

  「取り敢えず中でお話を伺います」

  作業をしていた奴隷の方々も集まり始めてしまったので、
  落ち着いて話せる場所に移動する。
  外ではあるがテーブルと椅子があるだけで少し落ち着く。
  パックルさんも少し落ち着きを取り戻してくれたみたいだ、
  カレンさんと三人娘も交えて第二ラウンドだ。

  「それでパックルさんあの実の効果は商人ギルドで確かめていただけたと言うことでよろしいのですか?」

  僕は取り敢えずこちら主導で話をするために早速切り込んでいく。

  「ええ、あの品は素晴らしいです!  既存のバイアングの実より少量で効く上に今までの問題点の正気を失う点が解消されていました。さらに持続力に回復量までも上がる、女性が飲むと感度まで上がるじゃないですか!  いったいどこであれを手にいれたのですか??  一説にはオアシスの街で噂になっているらしいですが、まさか実物を見るとは!!」

  情報の早さに驚く。もう噂とはいえ情報が流れているんですね。

  「今の段階でこの街に卸せるのはうちだけとお分かりはいただけますか?」

  これくらいの悪どさは必要だろう。

  「ええ、判っております。我ら商人ギルドはあの実に対して一粒10万ゼニーを払う準備があります!」

  「10万ですか!?」

  お茶を飲んでたら確実に吹き出していたな。
  一粒10万!!
  おお、僕の手元に数億円あるってことだはははははは

  「あの実にはそれだけの力があります!  ためしに使った男は6人の女性を相手にしてまだまだ余裕があり、さらに女性に煎じて飲ますだけで感度も上がり凄いものでした!」

  この情報はメモだな!

  「ワタル君ちょっと」

  耳元でメディアスさんが呟く。

  「少々話し合いたいのでこちらでお待ちを」


  「うぉーーーー!  一粒10万ですよ!  キタこれ!
  もうなにも怖くない!」

  「落ち着いてワタル君、ワタル君は特性をいじれるのよね?
  商人ギルドに渡すものは育成できないようにしなさい」

  そう言われてすぐに気がついた。確かにそうだ。
  僕たちが独占するための最低必要条件だ。
  浮かれて貴重な物を手放すとこだった、

  「ありがとうございます!」

  そのまま商談をまとめていく。
  取り敢えず大急ぎで農業魔法を駆使して1000粒を納品する。
  即金で1億ゼニーをポンと支払われた。

  「今後ともよき付き合いを、女神の盾商会はランクAとして煩わしい雑務は免除といたしますのでこちらの商品の生産はよろしくお願い致しますよ!」

  今後のビッグビジネスを手にいれたパックルさんは上機嫌で帰っていった。

  昨夜まで家の設計をお願いするための手付金の50万ゼニーを払ってさらに苦しくなった財源が、
 簡単に建設費を一括払いをしても余裕のある状態になった。

  「凄いもの作ったんだな」

  「それはそうよ、地位が高くなれば世継ぎを作ることは家の全てをかけても成し遂げたいこと。
 この手の商品に金の糸目をつけない御方はたくさんいるわ」

  「しかもあれは潰してその汁を少し水に混ぜるだけでも、凄いからね」

  ちょっと待てそれは知らないぞ。

  「乾かして粉にして直接つけると凄いのよね」

  まさか、あの時燃えるようになってめちゃくちゃ気持ちよかったのは!?

  「体のどこに塗っても凄いですからね」

  女性陣は次から次へと裏技的な使い方を披露する。

  「僕何をされてるの?」

  「知りたいのー?  ワタ兄はエッチだなー」

  ガシッと凄い力で押さえられ部屋へと運ばれる。ドナドナドーナー。
  キングベッドにぽいっと転がされてひん剝かれる。イヤン。

  「こうしてもすごいんだよー」

  リクに押さえつけられて唇を奪われる。同時にドロリとした液体が口のなかに流し込まれる。
 ゴクリと飲み込んでしまう。
  残り香から少しお酒の味がする。喉も熱い。
  すぐに胃が熱くなる。
  ほとんど差がなく、自分の意思とは関係なくある部分が反たってしまう。
  
  「さらにこうすると」

  熱い。口に含まれると火がついたように熱い。
  でも気持ちがよくて逆らえない、熱く包まれたまま動かされるだけで果ててしまいそうだ。
  熱を持った下腹部にさらに熱が加えられる。

  「はは、ワタル凄いよ」

  耳元で熱を帯びたリクの声がする。もうおかしくなりそうだ。
  足の指が突然熱くなる。

  「はうぅ……」

  思わず声が出る。
  カレンさんがいやらしく足の指を舐めている、指の間も丁寧に、
 舌が這う度に皮膚が燃えるように熱くなる。
 だらしなく緩み切ったカレンさんの表情が今は煽動的に見えてしまう。

  カイも胸元をいじり、何か液体を垂らす。

  「ああ!」

  熱い!  粘性をもってぬるぬるとした液体を溢された場所が熱い!
  体をよじりたくてもリクはがっしりと腕を捕らえている。
  リクの絡み付く舌も燃え上がりそうだ、
  
  「ワタ兄私のここももうこんなに熱くなっているの」

  触れた指が吸い込まれる、熱い!  ものすごい熱量だ。

  全身を熱に包まれて唯一反りたつ部分にはあえて誰も触れない、
 それがたまらない、触ってほしい、でもそんなこと口に出すなんて、
 続けられる全身への愛撫、最初にされてから放置される部分は空気の動きさえもとらえてしまうほど敏感に激しく脈を刻み続けている。もう駄目だ、頭がおかしくなってしまう、

  「もう、我慢できない!  助けてくれ、お願いだよ!  助けてよぉ……」

  「ワタルさん、凄く情けない顔、凄くかわいいですよ」

  俺の情けない訴えを満足そうな笑みで見つめる4人。


  このあと滅茶苦茶……

  ケガサレチャッタ。代わる代わる……



 抜け殻のようになって水場へ体を清めに行くと、

 「あの、ワタル様、小さな子もいますのであのような絶叫をなさるのは、
 少しお控えいただきますとありがたく思います」

 モジモジとしながらナッツさんに注意されてしまった。
 防音の魔法が必要だな……
 あの叫びを聴かれてしまった。
 もうお嫁にいけないよ、
 穴があったら入りたい。

 背後で3人+1人の口元がゆがんだことにワタルが気が付くことはなかった。
 ワタルの未来に幸あらんことを

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