男の娘ですがばれないように復讐心を養っております。

稜さん@なろう)

ヤイバの一日を綴った日記を読みますか?はい⬅いいえ

村の神童、ヤイバの一日を綴った日記。

「んあーふぁ」
  少しえろっちぃ声と共に起き上がった少女、いや少年の名前はヤイバという。彼は上半身をベットから起き上がると「ん……着替えよ」とだるそうにベットからはい出てきた。
 のそのそとヤイバは辺りを見回し寝間着から普段着へと着替えていく。
着替え終わると同時に部屋の外から母親、ノーアの呼び声が聞こえた。

「ヤイバー! 朝ごはんができたから早く起きなさーい!」
   のんびりとした母の声を聞きヤイバは「はーい」と返すとゆっくりと部屋を出た。
  
リビングに行くと美味しそうな香りが漂っていた。
ヤイバは母と父が座っている机に近づくとそれに気づいた父が
「おはよう、ヤイバ。冷えないうちに食べなさい」と挨拶をして食事を勧めてきた。
そしてつられるように母も
「おはようございます。冷めないうち食べてくださいね?」と挨拶と食事を勧めてきた。
これがヤイバ達家族の一日の始まりなのだ。」
  
「お母さんにお父さん。おはよう」
 挨拶を返すとヤイバは席に座り食事を始めた。

「これ美味しい。ねぇ、この魚なんていう魚?」
  ヤイバが美味しいといった食べ物は焼いた魚だった。しかし、ヤイバもその魚を見たことがなかったようだ。

「それは、すかいふいっしゅですよ」
  自分の作った料理を褒められたノーアは嬉しそうに説明をする。

「お母さんの作ってくれる料理はどれも美味しいからな」
二人の会話を聞いていた。父、クラードがノーアの料理を褒めたたえ。それを聞いたノーアが嬉しそうに抱きつきイチャイチャを始めた。

「ごちそうさま」
 その光景を見たヤイバは急いで食事を終えると直ぐに家をでた。




家をでたヤイバは村のなかに流れている川辺にやって来た。

「さて、父さんと母さんがああなったら今日は修行どころじゃないな。今日はどうしようかな」
 と独り言を呟きながら川を泳いでいる魚を見つめるヤイバは、性別を知らないものが見たら声をかけたくなるほど可愛らしい少女にしか見えない。

「おーい!ヤイバ」
すると遠くから金色の髪を揺らす美少年が手を振りながら走ってきた。

「おー。ライドじゃんどうしたの?」
「どうしたって……お前、今日の午前は一緒に遊ぶって言っただろ!」
「冗談だって……よし、何処に行く?」
「隣村に行こうぜ」
 金色の髪を揺らす美少年、ライトがドヤ顔で提案するが
「隣村はちょっと……な?」
 と嫌な思い出があるのかあまり行きたくないというジェスチャーをした。

「こないだのあれか?」
「あれだ」
 二人の言っているあれとは前に隣村に遊びに行ったヤイバが村の女子に絡まれたことだ。女子に囲まれたヤイバが「なにかようなの?」と聞いたところ「あんたのその顔がうざったいのよ!」と発狂しながらナイフで顔を切られたことだ。それ以来、ヤイバは村以外の女子に対してトラウマのようなものを抱えていた。

「いやーしかし、驚いたような顔をいきなり切りつけてくるなんてさ。傷治ったか?」
「うん、浅かったのもあるけどだいぶ良くなったよ」
「それはよかったな。よし今日はもここでのんびりしてようぜ」
 考えることをやめたようでライトはのんびりしようぜと言ったすぐに川に足をつけて寝そべった。
「っつぅうううう。冷てぇえぇ」
川の中から足を出すとライトは「ヤイバお前も足、川の中に入れてみろよ」と誘ってきた。
「まあたまにはゆっくりするのもいいかもな」
 そう言ってライトと同じように川に足を入れた。

「「冷てえぇえ!?」」



そこから先は書かれていないのか白紙になっている


つづく

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