龍と友達になった少年
少年の過去
「ここは、どこ……?」
 少年が目を覚ますと、そこは何もないコンクリートでできた部屋で冷たいコンクリートの上に寝ていた。辺りを見渡しても何も見当たらずただただ寒い、そんな場所にいた。寒くて体を丸めようと体を動かそうとするが体が動かないことに気づく。
「どうして、僕はこんなとこに……」
 さっきまで家族と一緒に僕の6歳の誕生日会をして、そのあとどうしたっけ?記憶がない……、一体ここはどこなんだろう……。
 漠然とした嫌な気持ちが少年に襲いかかる。そんなとき扉がキィィと、耳障りな音をたてながら開いていく。恐る恐る開いた扉を見ているとそこから暗い表情の少年の母がでてきた。
「おかあさん? お母さんだ! 助けに来てくれたんだね!」
 だが、少年の母は何も答えず、暗い表情のままだ。
「お母さん? どうしたの? 早くここから出ようよ! ……おかあさん?」
 何を言っても反応をしてくれない母がなぜか怖く感じて少年は必死に話しかける。すると少年の母はポツリと何か呟いた。
「何? お母さん、なんて言ってるの?」
 すると少年の母は少年の首に手を伸ばし、「ごめんね」と何度もいいながら首を少しずつ絞めていった。
「お、かあさん? く、……るしいよ。やめてよ」
 首を絞められ少しずつ意識が遠のいてる最中、後ろのドアから誰かが入ってくるのが、見えたような気がした。
 少年が目を覚ますと、そこは何もないコンクリートでできた部屋で冷たいコンクリートの上に寝ていた。辺りを見渡しても何も見当たらずただただ寒い、そんな場所にいた。寒くて体を丸めようと体を動かそうとするが体が動かないことに気づく。
「どうして、僕はこんなとこに……」
 さっきまで家族と一緒に僕の6歳の誕生日会をして、そのあとどうしたっけ?記憶がない……、一体ここはどこなんだろう……。
 漠然とした嫌な気持ちが少年に襲いかかる。そんなとき扉がキィィと、耳障りな音をたてながら開いていく。恐る恐る開いた扉を見ているとそこから暗い表情の少年の母がでてきた。
「おかあさん? お母さんだ! 助けに来てくれたんだね!」
 だが、少年の母は何も答えず、暗い表情のままだ。
「お母さん? どうしたの? 早くここから出ようよ! ……おかあさん?」
 何を言っても反応をしてくれない母がなぜか怖く感じて少年は必死に話しかける。すると少年の母はポツリと何か呟いた。
「何? お母さん、なんて言ってるの?」
 すると少年の母は少年の首に手を伸ばし、「ごめんね」と何度もいいながら首を少しずつ絞めていった。
「お、かあさん? く、……るしいよ。やめてよ」
 首を絞められ少しずつ意識が遠のいてる最中、後ろのドアから誰かが入ってくるのが、見えたような気がした。
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