魔法少女はロジカルでマジカルに

チョーカー

終わり

 僕は、今でも当時のことを思い出す。
 あの後、いろいろな事があった。
 なんせ、国の代表が失踪したわけだから・・・・・・。
 パニックが起きるのは仕方がない事と言ってしまうのは、無責任なのかもしれない。
 元総理大臣である天堂任が、軍部を掌握。あっという間に総理大臣の座を取り戻してしまったのだから、思っていた以上の混乱が避けられた。それを不幸中の幸いということにしておこう。
 元を言えば、天堂任が〈日本〉を秘密裏に攻めようとしていたのが事の発端であることを思い出せば、元の鞘に収まることが、僕らにとって本当にいいことなのかは疑問だが・・・・・・。
 少なくとも、しばらくは足場固めに専念して、〈日本〉に何か仕掛けてくる事はないだろう。
 兎にも角にも、僕と尾形真理は〈日本〉に帰ってきていた。
 これからどうなるか?それは誰にもわからない。
 きっと困難というものは、これからも襲い掛かってくるのだろう。
 それでも僕は、僕らは―――
 なんだかんだで、普通に生活していくことになると思う。
 こんな感じで、この物語を終わらせたい。



 終わり。










 追伸 


 僕たち、付き合うことになりました。 


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