二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?
第89話 野球回
「なぁ陽向?」
「どした智和」
「野球の試合出てくれないか?」
そう言われたのがキッカケだった。
☆
日曜日
貴重な休みの日であるのに俺は河川敷の野球グラウンドに来ていた。
春の陽気に恵まれて、天気は快晴。
風も時折吹くものの、それもそよ風程度。
野球をするにはもってこいの気候条件が揃ったといっても過言じゃない。
着慣れない真新しい野球のユニフォームに袖を通した俺は、隣にいる智和と一緒にベンチに座っている。
「全く友人部は何でも屋じゃねーぞ」
「いいじゃねーかよ陽向。友達の頼みを聞いてくれよな」
そう言われたら断れない。
数少ない友達のそれも智和の頼みというのであれば。
「つーか俺、野球なんてちょこっと遊び程度でやったことくらいしかねーぞ?」
「それは大丈夫。草野球の試合だし、それになにより、陽向は運動神経いいからなソースは喧嘩だけど」
「うるせー」
ケンカじゃなく正当防衛を繰り返しているだけだっての。
俺が今日ここにこうして来ているのは、友達である智和の頼みがあったからだ。
なんでも智和が所属している草野球チームが試合をするというのだが、ドタキャンが発生し、人数が足らなくなったらしい。
そこでケンカという名の正当防衛で華麗な運動神経を披露していた俺に白羽の矢が立ったわけだ。
「それに陽向を誘ったのは他にもメリットがあるからな」
「メリット?」
そう言って智和の視線が向けられたのは、土手に座って観戦しようとしている女の子数人のグループ。
まぁ、あれだ友人部のメンバーだ。
「お前が野球やるって言えば絶対来てくれると思ったからな!ここで俺はカッコイイところをみせるのさ!」
「そうか」
下心丸出し発言なんですけど。
「そういや、陽向。野球のルールは知ってるよな?」
「あぁそれなら大丈夫だ。昨日ハルヒ、リトバス、クラナド、ABといった各アニメの野球回を見てきたからな」
「ドヤ顔でアニメを見てきたから大丈夫と豪語されても困るんだが……まぁ信じるぜ陽向」
☆
「楽しみですね野球」
「ですね!私なんて陽向さんの応援のためにチアのコスチューム買いました!!」
「本格的ですね…」
「桃さんは買わなかったんですの?わたくしも、もちろん買いましたわよ?」
「え、まさかセラフィさんまで買っているとは……まさか柏木さんも?」
「んーん。私は昨日ハルヒ、リトバス、クラナド、ABの野球回を見てルールを少し覚えたくらい」
「それは覚えれたのでしょうか?」
☆
「よしとまぁ、軽くウォーミングアップ始めるか」
他のメンバーが揃い始め、軽く挨拶を交わしたあとで俺は智和とウォーミングアップを始めることに。
草野球ってなんかおじさんたちが趣味のレベルで集まってやっているイメージが強かったけど、意外と若い人の方が多いんだな。智和も高校生だしな。
智和の話によれば他のチームはそれなりに年齢層が高いチームもあるようだが、最近はこのチームみたいに若年層が集まっているチームも多いそうだ。
つか、軽く挨拶を交わした程度だけど、みんなそれぞれガタイが良かったな。高校生は智和と俺くらいらしいけど、聞いたところ出身校とか俺でも聞いたことある甲子園出場経験のある高校だったな。
このチーム強いんじゃね?初心者の俺が助っ人で良かったのだろうか?
俺はそんな疑問を隣で軽く走っている智和に聞いてみた。
「なぁ、ほんとに俺が助っ人で良かったのか?」
「さっきも言ったろ?大丈夫だって気楽に気楽に」
「ほんとかぁ?キャッチボールエグいくらい離れてやってないか?」
遠投なんだろうけど、みんな山なりの返球ではなく、真っ直ぐなそれこそレーザーみたいな返球でキャッチボールをしている。まだ救いなのはみんなヘラヘラと笑いながらキャッチボールをしているところだ。そこは草野球感が出ているものの、実力は本物だ。
「そうか?ま、俺達もキャッチボールに移ろうぜ」
智和の指示に従い、俺達もキャッチボールを始めることに。
いきなり塁間はキツいから、塁間の約3分の1程度の距離から始めることにした。
草野球とは言え、こんな実力者が集まってるチームに所属しているんだ。きっと智和もエグい返球をしてくるんだなーと思っていたのだが……。
「ん、んしょ!」
なんと言えばいいのだろう。
女の子投げと言えばいいのか、そこそこの体をしている男子高校生が決してしないような間抜けなフォームで智和はヘロヘロなボールを返球してきた。
そして、そんなヘロヘロなボールは明後日の方へ飛んでいき、俺はそれを追いかけるはめに。
「わ、わりぃ!!」
急いで追ってくる智和。
そして、俺を追い抜き智和はボールを拾い上げた。
「実をいうとな陽向」
「お、おう」
「俺野球下手くそなんだ……」
だろうなってこの場合いってもいいのだろうか。
俺が返答に困っていると、智和はポリポリと頬をかきながら、少し照れくさそうに
「今日のスケットの話なんだけどな?実は俺の代わりとして出て欲しいんだ」
「は?」
「そん顔しないでくれよ。知り合いに頼まれてチームには入ったんだけどさ。いかんせん上手くならねぇんだ。」
それから智和は草野球チームに入ってからの苦悩や努力の日々を語り始めた。
「つーわけだ。今日頼んだぜ!」
「どういうわけだよ!!」
俺だって昨日アニメを見て予習したくらいしかしてないっての!
☆
軽いウォーミングアップと親睦を深めるために少し談笑した後、ついに試合が始まった。
もっとガッツリとウォーミングアップをしたりするものだと思っていたが、草野球はたいていはこういうものらしい。なんでも楽しく野球をするのが1番だそうだ。つまらない練習などではなるべく時間を使わないようにして、試合をするのが楽しめる方法だとか。
「じゃ、頼んだぞ陽向!」
「お、おう」
何故か、1番を任された俺はネクストサークルで相手投手の球筋を見ていた。
俺が1番でいいのだろうかと思いつつ、疑問に思っていることを智和に聞いた。
「なぁ?智和」
「ん?どうした陽向」
「相手のチームなんだけどさ」
「おう」
「上手すぎねぇか?」
「球がエグいぐらいはえーうえに、なんか守備も鉄壁!って感じだぞ?」
「そりゃそうだろなんて言ったって相手は元プロなんだから」
プロ?プロってあの?
俺ですらテレビで見たことあるような?
そんな疑問を率直に智和に伝えたところ
(o´・ω-)b
イラッとした。
☆
「それにしても凄かったですね!」
興奮気味の声音で桃がグラスを持ち上げながら言う。
草野球の試合も終わり、俺たちは近くのファミレスへと来ていた。
打ち上げと言うかなんと言うか。
まぁあれだ祝勝会ってやつで。
「まさか元プロ野球選手の人達に勝っちゃうとは思いませんでしたよ!陽向くん!」
興奮気味の桃は両腕をバタバタさせていて、なんだろう……いつ俺に攻撃をして来てもおかしくない状態だ。
頼むから隣でそんなにはしゃがないでくれ。
桃がこんなに興奮しているのも無理はないとは思う。
なんせ俺と智和が対戦した相手チームは元プロ野球選手で構成されたチームでそのチームに勝ってしまうという凄いことをしてしまったのだから。
桃だけではなく、他の女の子たち霧咲、柏木、セラフィも興奮気味だ。
ちなみに、ボックス席で桃、俺、智和と反対側に霧咲、柏木、セラフィといった席の並びだ。
智和は試合の疲れなのか、はたまた念願の桃達との食事ということなのかさっきから鼻の下を伸ばして会話に入って来ねぇ。
まぁ、後者だろうな。
智和今日試合に出てねぇし。
「ほんとにすごかったですよ陽向さん!あんなにホームラン打つなんて!夜のホームr」
「言わせねぇよ!?」
ついつい某芸人さんのツッコミをしてしまった。
霧咲頼むから公共の場では慎もうな?
てか公共の場じゃなくても慎めよ?
「ほんとに凄かったよ瀬尾は。4打席連続ホームランの上に投げては完全試合。元とは言えプロ相手に凄すぎ」
「まぁ、ようたの実力なら当然ですわね」
褒めてくれる柏木に、なぜか誇らしげなセラフィ。
なんだかほんとに照れくさい。
「ほんとに凄かったよな陽向は。打席に入る度にドスの効いた声で律儀にお願いしますって言ってホームラン打つし、投げる時はこれまたドスの効いた声で本気で打つなよ?なんて言って抑えるんだもんなー」
ん?ちょっと待て智和。
それじゃあまるで俺が脅してたみたいじゃねーか!
俺はちゃんと打席に入る時はお礼する人もいるって言うからよろしくお願いしますって言ったし、急遽任されたピッチャーの時だって、本気出されると何点取られるか分からないから本気では打たないで下さいね?って言いながら投げてたんだぞ?
まぁ、なんか俺が礼をする度に相手ピッチャーの方は小刻みに震えてたけど、俺に気を使ってかヒョロヒョロなボールを投げてくれたし、俺がピッチャーの時だって、相手バッターの膝とかこれでもかってくらい震えてたけど、やっぱり気を使って俺に華を持たせてくれたんだぞ?
やっぱそういうところは元プロ野球選手の人達だなって思う。
高校生相手には本気にならないんだなって。
「まぁ、何はともあれ助かったぜ陽向!」
「俺も楽しかった!また誘ってくれよな!」
☆
「はっ!今、瀬尾くんが僕的美味しい状況になっている気がする!」
「どした智和」
「野球の試合出てくれないか?」
そう言われたのがキッカケだった。
☆
日曜日
貴重な休みの日であるのに俺は河川敷の野球グラウンドに来ていた。
春の陽気に恵まれて、天気は快晴。
風も時折吹くものの、それもそよ風程度。
野球をするにはもってこいの気候条件が揃ったといっても過言じゃない。
着慣れない真新しい野球のユニフォームに袖を通した俺は、隣にいる智和と一緒にベンチに座っている。
「全く友人部は何でも屋じゃねーぞ」
「いいじゃねーかよ陽向。友達の頼みを聞いてくれよな」
そう言われたら断れない。
数少ない友達のそれも智和の頼みというのであれば。
「つーか俺、野球なんてちょこっと遊び程度でやったことくらいしかねーぞ?」
「それは大丈夫。草野球の試合だし、それになにより、陽向は運動神経いいからなソースは喧嘩だけど」
「うるせー」
ケンカじゃなく正当防衛を繰り返しているだけだっての。
俺が今日ここにこうして来ているのは、友達である智和の頼みがあったからだ。
なんでも智和が所属している草野球チームが試合をするというのだが、ドタキャンが発生し、人数が足らなくなったらしい。
そこでケンカという名の正当防衛で華麗な運動神経を披露していた俺に白羽の矢が立ったわけだ。
「それに陽向を誘ったのは他にもメリットがあるからな」
「メリット?」
そう言って智和の視線が向けられたのは、土手に座って観戦しようとしている女の子数人のグループ。
まぁ、あれだ友人部のメンバーだ。
「お前が野球やるって言えば絶対来てくれると思ったからな!ここで俺はカッコイイところをみせるのさ!」
「そうか」
下心丸出し発言なんですけど。
「そういや、陽向。野球のルールは知ってるよな?」
「あぁそれなら大丈夫だ。昨日ハルヒ、リトバス、クラナド、ABといった各アニメの野球回を見てきたからな」
「ドヤ顔でアニメを見てきたから大丈夫と豪語されても困るんだが……まぁ信じるぜ陽向」
☆
「楽しみですね野球」
「ですね!私なんて陽向さんの応援のためにチアのコスチューム買いました!!」
「本格的ですね…」
「桃さんは買わなかったんですの?わたくしも、もちろん買いましたわよ?」
「え、まさかセラフィさんまで買っているとは……まさか柏木さんも?」
「んーん。私は昨日ハルヒ、リトバス、クラナド、ABの野球回を見てルールを少し覚えたくらい」
「それは覚えれたのでしょうか?」
☆
「よしとまぁ、軽くウォーミングアップ始めるか」
他のメンバーが揃い始め、軽く挨拶を交わしたあとで俺は智和とウォーミングアップを始めることに。
草野球ってなんかおじさんたちが趣味のレベルで集まってやっているイメージが強かったけど、意外と若い人の方が多いんだな。智和も高校生だしな。
智和の話によれば他のチームはそれなりに年齢層が高いチームもあるようだが、最近はこのチームみたいに若年層が集まっているチームも多いそうだ。
つか、軽く挨拶を交わした程度だけど、みんなそれぞれガタイが良かったな。高校生は智和と俺くらいらしいけど、聞いたところ出身校とか俺でも聞いたことある甲子園出場経験のある高校だったな。
このチーム強いんじゃね?初心者の俺が助っ人で良かったのだろうか?
俺はそんな疑問を隣で軽く走っている智和に聞いてみた。
「なぁ、ほんとに俺が助っ人で良かったのか?」
「さっきも言ったろ?大丈夫だって気楽に気楽に」
「ほんとかぁ?キャッチボールエグいくらい離れてやってないか?」
遠投なんだろうけど、みんな山なりの返球ではなく、真っ直ぐなそれこそレーザーみたいな返球でキャッチボールをしている。まだ救いなのはみんなヘラヘラと笑いながらキャッチボールをしているところだ。そこは草野球感が出ているものの、実力は本物だ。
「そうか?ま、俺達もキャッチボールに移ろうぜ」
智和の指示に従い、俺達もキャッチボールを始めることに。
いきなり塁間はキツいから、塁間の約3分の1程度の距離から始めることにした。
草野球とは言え、こんな実力者が集まってるチームに所属しているんだ。きっと智和もエグい返球をしてくるんだなーと思っていたのだが……。
「ん、んしょ!」
なんと言えばいいのだろう。
女の子投げと言えばいいのか、そこそこの体をしている男子高校生が決してしないような間抜けなフォームで智和はヘロヘロなボールを返球してきた。
そして、そんなヘロヘロなボールは明後日の方へ飛んでいき、俺はそれを追いかけるはめに。
「わ、わりぃ!!」
急いで追ってくる智和。
そして、俺を追い抜き智和はボールを拾い上げた。
「実をいうとな陽向」
「お、おう」
「俺野球下手くそなんだ……」
だろうなってこの場合いってもいいのだろうか。
俺が返答に困っていると、智和はポリポリと頬をかきながら、少し照れくさそうに
「今日のスケットの話なんだけどな?実は俺の代わりとして出て欲しいんだ」
「は?」
「そん顔しないでくれよ。知り合いに頼まれてチームには入ったんだけどさ。いかんせん上手くならねぇんだ。」
それから智和は草野球チームに入ってからの苦悩や努力の日々を語り始めた。
「つーわけだ。今日頼んだぜ!」
「どういうわけだよ!!」
俺だって昨日アニメを見て予習したくらいしかしてないっての!
☆
軽いウォーミングアップと親睦を深めるために少し談笑した後、ついに試合が始まった。
もっとガッツリとウォーミングアップをしたりするものだと思っていたが、草野球はたいていはこういうものらしい。なんでも楽しく野球をするのが1番だそうだ。つまらない練習などではなるべく時間を使わないようにして、試合をするのが楽しめる方法だとか。
「じゃ、頼んだぞ陽向!」
「お、おう」
何故か、1番を任された俺はネクストサークルで相手投手の球筋を見ていた。
俺が1番でいいのだろうかと思いつつ、疑問に思っていることを智和に聞いた。
「なぁ?智和」
「ん?どうした陽向」
「相手のチームなんだけどさ」
「おう」
「上手すぎねぇか?」
「球がエグいぐらいはえーうえに、なんか守備も鉄壁!って感じだぞ?」
「そりゃそうだろなんて言ったって相手は元プロなんだから」
プロ?プロってあの?
俺ですらテレビで見たことあるような?
そんな疑問を率直に智和に伝えたところ
(o´・ω-)b
イラッとした。
☆
「それにしても凄かったですね!」
興奮気味の声音で桃がグラスを持ち上げながら言う。
草野球の試合も終わり、俺たちは近くのファミレスへと来ていた。
打ち上げと言うかなんと言うか。
まぁあれだ祝勝会ってやつで。
「まさか元プロ野球選手の人達に勝っちゃうとは思いませんでしたよ!陽向くん!」
興奮気味の桃は両腕をバタバタさせていて、なんだろう……いつ俺に攻撃をして来てもおかしくない状態だ。
頼むから隣でそんなにはしゃがないでくれ。
桃がこんなに興奮しているのも無理はないとは思う。
なんせ俺と智和が対戦した相手チームは元プロ野球選手で構成されたチームでそのチームに勝ってしまうという凄いことをしてしまったのだから。
桃だけではなく、他の女の子たち霧咲、柏木、セラフィも興奮気味だ。
ちなみに、ボックス席で桃、俺、智和と反対側に霧咲、柏木、セラフィといった席の並びだ。
智和は試合の疲れなのか、はたまた念願の桃達との食事ということなのかさっきから鼻の下を伸ばして会話に入って来ねぇ。
まぁ、後者だろうな。
智和今日試合に出てねぇし。
「ほんとにすごかったですよ陽向さん!あんなにホームラン打つなんて!夜のホームr」
「言わせねぇよ!?」
ついつい某芸人さんのツッコミをしてしまった。
霧咲頼むから公共の場では慎もうな?
てか公共の場じゃなくても慎めよ?
「ほんとに凄かったよ瀬尾は。4打席連続ホームランの上に投げては完全試合。元とは言えプロ相手に凄すぎ」
「まぁ、ようたの実力なら当然ですわね」
褒めてくれる柏木に、なぜか誇らしげなセラフィ。
なんだかほんとに照れくさい。
「ほんとに凄かったよな陽向は。打席に入る度にドスの効いた声で律儀にお願いしますって言ってホームラン打つし、投げる時はこれまたドスの効いた声で本気で打つなよ?なんて言って抑えるんだもんなー」
ん?ちょっと待て智和。
それじゃあまるで俺が脅してたみたいじゃねーか!
俺はちゃんと打席に入る時はお礼する人もいるって言うからよろしくお願いしますって言ったし、急遽任されたピッチャーの時だって、本気出されると何点取られるか分からないから本気では打たないで下さいね?って言いながら投げてたんだぞ?
まぁ、なんか俺が礼をする度に相手ピッチャーの方は小刻みに震えてたけど、俺に気を使ってかヒョロヒョロなボールを投げてくれたし、俺がピッチャーの時だって、相手バッターの膝とかこれでもかってくらい震えてたけど、やっぱり気を使って俺に華を持たせてくれたんだぞ?
やっぱそういうところは元プロ野球選手の人達だなって思う。
高校生相手には本気にならないんだなって。
「まぁ、何はともあれ助かったぜ陽向!」
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