自作小説の世界に召喚されたので俺は未完放置する(エタる)のをやめました!

冬塚おんぜ

第二十八話 「素敵な言い回しじゃない」

 倉庫の中は嫌な空気が充満していた。
 埃とカビだけのせいじゃない。
 俺の世界によく出て来た黒くて素早いアイツを見付けて、挙げ句取り逃してしまった時のような空気だ。

 明らかに何かが居る。
 一刻も早く逃げ出したかったが、そうも行かない。
 ちなみにファルドの剣のメダルは雑魚には反応しないようで、索敵は自分達でやらなきゃいけなかった。

「いーどいーどひーそみ、でーておいでー。でーなきゃ目玉をほーじくーるぞアッ痛っ!」

 後ろから蹴飛ばされる。
 あまりの痛みに、背骨がダルマ落としになるかと思った。

「なんちゅう歌を歌うのよアンタはっ!」

 振り向けば、アンジェリカが顔面蒼白で涙目になっていた。
 苦手なのはもう解ってるから、あんまり暴力に訴える真似は控えてくれませんかねえ……。

「こういうのはな、ビビったら負けなんだよ。ルチアを見ろ。平然としてるだろ」

 ごめんちょっと嘘ついた。
 ルチアは警戒気味にクロスボウを構えている。

「出来れば殺生は避けて、掴んで追い出せると良いのですけど、無理ですよね。噛まれると毒があるとの事ですから」
「掴もうと思ったのかよ!?」
「無理、無理!」
「その、教会では蜘蛛や蜂の巣を森に運ぶ仕事がありましたから」

 見かけよりたくましいな。蜘蛛は兎も角、蜂の巣なんて怖くて触れないぞ。
 などとやっていると俺達の目の前を、人の頭くらいの大きさの黒い何かが通り過ぎた。
 迷いの森跡地で見掛けたようなカボチャの化け物より、もっとおぞましい何かだ。

「ひっ!?」

 アンジェリカがファルドの後ろに隠れる。
 あーあ、お熱いね。両肩をがっちり掴んじゃって。

「あ、アンジェリカ……そんなに掴まれたら動けないよ」
「無理無理無理無理無理無理! やっぱ留守番してれば良かったああ!」

 連呼しやがって、おめーはどこの吸血鬼だよ。
 俺は残る二人を見る。ルチアは虫はそんなに苦手じゃなさそうだ。
 ヴェルシェも平気そうだが、あんまり知らない魔物なのか、少し警戒気味だ。

 ここは俺が動くべきだ。
 道中では見せ場が無かったし、居場所が無くなるのは辛い。

「ルチア。エンチャント全部乗せ、出来るか?」

 俺は左手に斧、右手にクロスボウを構えながら前に出た。

「少々お待ち下さい……はい、できました」

 力が湧いてくる、気がする。全身が少し暖かい。
 左手の斧も淡く輝いてるし、これなら大丈夫だろう。

「ファルドはアンジェリカをしっかり守ってやってくれ」
「やろうとしてる事は解った。シン、何かあったらすぐ戻って来いよ」
「これまで俺が、何も無しに戻ってきた事があったか?」
「えっ!」
「……え?」

 やっべ、セリフ間違えたった。てへぺろ。

「私も、付いていくべきでしょうか?」
「いや、それには及ばな……いや、やっぱり不安だから頼んでいいか?」

 かっこつけた挙げ句、ドジを踏むなんて事があっちゃいけない。
 回復の加護があれば、ノロマな俺でも多少は立ち回りがしやすいかもしれない。

「ヴェルシェも、いいか?」
「お安い御用ッス!」

 ヴェルシェが、スコップ片手に敬礼する。
 ……前衛がコイツしか動けないとはいえ、何か不安だな。


 この薄暗い倉庫は、窓の外で鬱蒼と生い茂る雑木林のせいで日当たりが悪いのだ。
 直射日光を防ぐ事で物持ちを良くするという意味合いがあるのかもしれない。

 その中を一人で、魔物が居るのに突き進むのはやっぱり怖い。
 廊下を歩く度に、ミシリミシリと音が鳴る。
 いかにもゾンビとか出て来そうだ。夜じゃなくてホントに良かった。

 そしてびびりまくりの俺の目の前を、またしても黒いシルエットが。
 今度は奥の方へと逃げ去っていった。
 俺はすかさず、太矢を放つ。
 トンッと軽い音を立てて、太矢は床に刺さった。

「ちっ、外したか……」

 俺は三下の悪役みたいなセリフを吐きながら、次の太矢を装填する。
 流石に、あの素早さじゃあホーミング・エンチャントも掛からないだろう。

「ヴェルシェは、魔物の場所とか解るか? 例えば、その耳で音を聞き分けるとか」
「すいません……自分、そんな特技は無いッス」

 だろうと思ったよ。知ってた知ってた。

「でも、奥の方へ進めば会えるかもしれないッスね!」
「やっぱりそれしか無いか」

 親玉が人型で「じょうじ」とか言いながら瞬殺してくるなんて事が無ければいいが。
 いや落ち着け、俺。ここは火星じゃないんだ。異世界だけど。

 奥へと進む。
 半開きの扉に手を掛けようとしたら、そいつと目が合ってしまった。

「ジギジギ……」
「う、うわぁああッ!?」

 じじじ、と羽音を立てながらドアが閉められる。
 何だ、なんなんだ、アイツは!?
 蜻蛉みたいに細い胴体!
 カマドウマとかバッタみたいな四本足!
 平べったくて毒々しいサイケな色合いの二枚羽!
 そして極め付けは、ブドウみたいに沢山付いた赤い目がぎょろぎょろと動いてやがった!

「ぜぇ、はぁ……ひゅ……!」

 うう、気持ち悪い……俺のSAN値がゴリッと削られた。
 あんなエグい奴、アンジェリカじゃなくても半狂乱になるわ。
 誰だよ、あんな神話生物みたいな奴を出したバカヤロウは!

「い、一旦、戻りましょう……」
「そうッスね……」

 引き返そうとする俺の頭に、ポトリと何かが落ちてきた。

「え?」

 恐る恐る摘むと、それは。
 俺の手の指二本分はありそうな太さの、虫の足だった。

「うわあ!?」

 慌ててそれを放り投げ、上を向く。
 そこには、黒く蠢く地獄の使者共が俺達を見下ろしていた。

「……キィ」
「ギュチギュチギチギチ」
「あ、わッ……――!」
「わあああ! ああああ! 無理無理無理無理無理無理無理ィイイイッ!」
「あんなの聞いてないッスよぉおおおおッ!」

 すっかりSAN値を失った俺達は、叫びながらアンジェリカ達の所まで走って戻ってきた。
 アンジェリカどころかファルドまでもが、顔を青ざめさせている。

「みんな、何をやらかしたんだ!?」
「はい!?」
「後ろ! ヤバい虫が! ヤバい!」

 ファルドの意味不明な叫びに、俺は振り向いた。
 背後には、うじゃうじゃと井戸潜みが迫ってきていた。
 俺達は何度かすっ転びそうになりながら、必死に倉庫の外へと逃げた。

 入り口のドアを閉め、深呼吸する。
 ドアの内側からこつんこつんと音が聞こえたが、やがてその音も止んだ。

「はぁ……はぁ……死ぬかと思った」
「それはこっちのセリフよ! 馬鹿ッ!」

 金縛りから解放されたアンジェリカの回し蹴りが俺の腹筋にダメージを与える。
 いや、奥へ進もうって言ったのはヴェルシェなんだが?
 サンドバッグ実際痛いナンデ!?
 くそー! 理不尽だ!

「ぼ、暴力、はん、たい……」

 俺は痛む腹筋を押さえながら、抗議の声を絞り出すのに精一杯だった。
 スクリーン・エンチャントの効果じゃ防ぎきれなかったのか。
 それとも、それだけアンジェリカの怒りが強かったのか。

 まあ気持ちは解らないでもない。
 信じて送り出したルチアと下っ端が、泣き顔ダブルギャースで戻ってきたんだから。
 しかも、しばらくは食欲も失せるであろう数の暴力を引き連れて。
 これがオンラインゲームとかだったら確実に通報案件だ。

「ルチア、回復を……」
「わ、わかりました」

 ヒールの加護を貰って、痛みが引いた。
 くっそ、本気の蹴りか。効いたぜ。

「ごめんファルド、私、ちょっと席外す」
「あ、俺も行くよ!」
「大丈夫だから。すぐ戻るから。倉庫、見張ってて」
「解った」

 アンジェリカがふらふらと去って行く。
 内股気味なのは、腰でも抜かしたのかね。
 その隣にルチアが駆け寄った。

「自分、しれっと様子見てくるッス」
「ごめん、頼むよ」

 出会って三日もしない奴を信用するのもどうかと思うが、ファルドはそういう奴だもんな。
 それにしても、井戸潜みは強敵でしたね。
 あんなに数が多くて、大の大人が噛み付かれて寝込むって、結構なレベルでまずいと思うんだが。

「ファルド、村の連中が倉庫ごと燃やすって言った意味、解った気がする」
「俺もだよ……自警団じゃ歯が立たないワケだ」

 ファルドはその場に座り込み、何度も頷く。

「でもアイツ等、建物の外までは来ないんだな」
「それに、窓から差し込んだ光には寄って来なかった」
「よく見てたな!」
「見た事の無い敵を相手にする時は、その動きをよく見ろって、先輩が言ってたんだ」

 そういう、戦闘に関する知恵はよく回るな。流石は戦士系。
 後は日が暮れる前にどうにかしたいんだが。
 じゃないと、光を嫌う井戸潜みの事だ。夜になったら何をするか。
 倉庫の外での目撃報告は無かったが、自警団が頑張って倒してきたんだろう。
 かといって、たいまつだと燃えるかもしれない。
 事故が起きてからじゃあ遅いのだ。

 ……ん? 待てよ。そういえば、燃えない光があったよな?
 ほんの少しでも光を嫌う習性があるっていうのなら!
 ひらめいた!


 *  *  *


 十分少々待った後、アンジェリカとルチアが戻ってきた。
 少し遅れてヴェルシェもトボトボと戻ってきた。
 まったく、何が「見失っちゃったッス」だよ。
 とっくに帰ってきてるよ! 役立たずめ!
 とにかく作戦会議だ。

「……案外、何とかなるかもしれないぞ」
「何とかって、何を?」
「携帯用暖房装置だよ!」
「アレか!」

 ヴェルシェだけがきょとんとしているが、あの時は居なかったからな。
 説明は後でアンジェリカにでもやらせよう。

「でも、どうやって使うの?」
「説明しよう」

 此処で指をパッチンしようと思ったが、失敗した(そしてみんなに失笑された)。
 ……作戦の概要は、こうだ。
 まず夜になるのを待つ。
 それから、倉庫の反対側に穴を開け、携帯用暖房装置を一つ、そこに置く。
 倉庫は複数のルートがあるので、三人で分担して奥から順番に、暖房装置を持ちながら進んでいく。
 そして入り口の扉をアンジェリカが開き、井戸潜みホイホイの残骸まで誘導する。
 アンジェリカの大魔法炸裂! 虫は炎に包まれる。

「――というのが、俺の作戦だ」
「そんな作戦で大丈夫か?」
「大丈夫だ。問題無い」
「駄目だったら、アンタごと燃やすからね……」
「一番いい火力を頼む」

 神は言っている。頑張ればどうにかなると。

「自分、追加の罠を準備してくるッス。それと、倉庫の壁を壊す許可も」

 ヴェルシェは蛇毒とキノコを幾つか調合してリンゴを意図的に腐らせるという試みに出るらしい。
 死ぬほどおっかねえ。
 壁を壊す許可も取ってきてくれるとは、万々歳だな。

「俺、侵入先で良い場所が無いか探して来るよ」

 ファルドなら倉庫の外で何かと遭遇しても、一人で切り抜けられるだろう。
 井戸潜みも、光の当たってる外側には出て来ないだろうからな。

「私は自警団の皆様に加護を使うついでに、薬草の調合をして来ますね」

 正直、虫の数を甘く見ていたからな。
 ルチアの事だから解毒薬は常備していただろうが、あの井戸潜み専用の解毒薬を調合したほうがいいのかもしれない。

「……」
「……」

 ――で、残ったのが俺とアンジェリカ。
 思えばアンジェリカと二人きりになったのって、これが初めてだよな?
 正直、今までの積み重ねもあって、すごく気まずい。
 こういう時、黙ってたほうがいいよな。
 俺が何かを言うと、また機嫌を損ねるかもしれない。

 持ち前のコミュ障っぷりが、遺憾なく発揮される。
 みんなと居る時はいいんだよ。
 誰かしらが緩衝材になって、冗談で済まされるから。
 必ずといっていい程、誰かがフォローしてくれるから。
 と、俺が悩んでいる間にアンジェリカが。

「ごめんね。さっきは蹴っちゃって。痛かったよね」
「――!?」

 コイツ、熱でもあるのか?
 俺は咄嗟にアンジェリカの額に触ろうかと思ったが、やめた。
 異世界だろうが現実だ。いきなり触られたら嫌な気分になるだろ。

「私さ……みんなと一緒に居ると、どう接していいか解らなくなるっていうか。
 距離感が消えちゃうんだ。それでつい、やりすぎちゃう」

 ここに来て言い訳かよ……とは一瞬、思ったりもした。
 だが、黙って続きを待たずには居られなかった。
 何故かは判らないが、そうしたいと思った。

「みんな好きだし大切なのに、ファルドには親みたいに口うるさくしちゃうし、シンには暴力ばっかりだし……」
「不器用だよな。お前は」
「あはは、知ってる」
「でも、ルチアには普通に接してるよな?」
「女の人だと大丈夫なのよ。母さんに似たタイプじゃなかったら」
「どんなお母さんなんだよ……」

 と呟いた俺は、その直後に後悔する事になる。

「もう最悪。口を開けばああしなさいって、そればっかり。全部勝手に決めちゃって、自分の考えたペースより私が少しでも遅れると、あからさまにイライラするの。そのくせ、人前では良妻賢母気取り。まあ私も外聞があるから、付き合ってあげなくもないけど。後で怒られるのめんどくさいし。でもさ。どんなに取り繕っても、鋭い人には綻びが見えてるものよ。なのにあいつと来たら、もう最悪。少しでもそれを指摘したらヘソ曲げて、私のご飯だけわざと焦がすのよ。それでね――」

 長え。
 相槌くらい打たせてくれよ!
 どんだけ不満を溜め込んでるんだ。
 世の中の女の子って、不満を語る時はこんなに長くなるものなのか?

 教えてくれ、リア充。
 俺はあとどれだけ愚痴を聞き続けなきゃならない。
 パソコンは(論理的な事は)何も教えてくれない。

「……結局そんなだったから人との接し方なんてロクに教えてくれなかったし、学校でもみんなからは距離を置かれてたから」
「お前の事だから、たぶん、学校でのイジメがあったら積極的にイジメっ子の連中をボコりに行ってるだろ」
「まあね。でも強がって、突っ張って、気に入らない事に首を突っ込んで、助けた相手にまで煙たがられちゃ世話無いわよ。
 一部の先生は、私を目の敵にしてたし。出来損ないって。あったま来るわ」
「火の魔法しか使えなかったからか?」
「それでも筆記は成績良かったんだ。学年で三位。お母さんは、一位じゃなきゃ意味が無いって言ってたけどね」
「……俺はぶっちゃけ、三位でも一位でも変わらないと思うが」
「なんで?」

 アンジェリカがジト目を……していない。
 二人きりだからなのか?

「身に着けた知識の善し悪しってのは、使い方で決まってくるんじゃないか?
 いつだってアンジェリカは、誰かの為に力を使い続けてきた。お前が救いたいと思った誰かの為に」

 例えば、鉱山でも俺達を気遣って、最低限の火力で戦った。
 リントレアの古城でも、何だかんだ言いながら全力を尽くしてくれた。
 家庭教師の仕事をしてた時だって、あの女の子にすごく慕われていた。
 このグリーナ村でも同じだ。取り乱しても、火の魔法を一度も使わなかった。

「だから俺は思ったんだ。目指すのは一番じゃなくって、自分が納得できる場所だって」

 何処からこんな言葉が出て来るんだろうな。自分でも驚くわ。
 きっと誰かの受け売りだが、アンジェリカはそれを指摘してこなかった。

「ふうん」

 ……アンジェリカは、ニヤニヤしていた。

「素敵な言い回しじゃない」
「かッ、からかうんじゃねーよ!」

 危ねー、横恋慕(仮)する所だった。
 手の付けられない不良が仔猫を拾ってきて世話をするのを見て、コイツすげーいい奴じゃんって思わせる手段には乗らないぞ!

 ……と、言いたい所だが。
 多分、こっちが素のアンジェリカなんだろうな。
 コイツに腹芸が出来るだけの器用さは無い。断言できる。
 常に威張り散らし、勝ち気に振る舞っているのは、なめられたくないからだろう。
 それと、家庭環境のせいで抑圧された承認欲求なんかもあるんじゃないか。

 そうか。
 きっと、アンジェリカは誰よりも繊細なんだ。
 ただの全方位ツンデレ暴力少女じゃなくて。
 もっと、しっかり見てやらないとな。

「いつかにファルドが夜遅くに私の話を聞きに来てくれた事があったの。あれ、シンが口添えしたんでしょ?」
「あいつ、バラしたのか……」

 内緒にしとけって口ずっぱく言ったのに。
 アンジェリカに迫られたら、ついつい言っちゃうかもしらんが。恐妻家だもんな。

「ううん、ファルドは何も言わなかった。けど、あの時間まで起きてたのは、初めてだったから。
 どんなに元気が有り余っても、横になったらすぐ寝ちゃう、あのファルドがよ?」
「そりゃあお前、あんな予言があったからな」
「ちょっとファルドらしくない言い方もあったから、入れ知恵だとしたらシンしか居ないでしょ」

 マジでどうしたんだ。
 デレる相手を間違えるんじゃない。
 そんなに可愛く微笑むんじゃない。

「……ありがと」

 心がふわふわして、高鳴って、胸が締め付けられる。
 駄目だろ、アンジェリカ。そんな事をするんじゃないよ……。
 気が付けば、俺の頬には涙が伝っていた。
 なんでだ? 説明できない。

「ちょっと!? 泣くこと無いじゃない」
「これが泣かずにいられるか! 感謝してるんだったら、少しは素直になりやがれってんだ」
「……うん、頑張る」


 暫くして、再び全員集合だ。

「あれ、シンさんどうしたんスか? あれ!? 泣いてるッス!?」

 空気を読まないヴェルシェのせいで、俺が泣いてた事がバレた。
 が、アンジェリカのフォローにもならないフォロー、

「さっきの虫がトラウマになったんだってさー」

 という言葉に、みんな納得した。
 ええい! ほろりと来ちゃった俺が馬鹿みたいじゃねーか!
 俺の切なさを返せッ!!



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