これは、皆も知っているテディベアのお話

ノベルバユーザー173744

第8話、さあ‼僕たちテディベアを作ってみよう‼その1

えっ?
何を突然って、うーん。
僕のお友達は、年齢はおばさんだけど、テディベア作家の駆けだしなんだよね~。
って、もう、15年近く、

「うち、作家の駆けだしやけん。顔がまんじゅうなのも、狸顔も、ぜーんぶ、勉強不足‼自分の型紙が、うまく作れない~‼もっと鼻の長いテディベアを作りたいから、修正‼」

って、やってるよ。
えっ?
本人の顔に似てる?
それは否定しないよ‼

……えっ?
友達が、

「否定しろ~‼」

だって。
えー?
本当に、似てるのに。
信楽焼しがらきやきの狸‼
お酒も大好きなんだよね~‼
僕知ってるよ~‼
ピー歳の時に、口につけるだけだったお神酒をグラス一杯一気のみしたんだよね~‼
で、お父さんのお兄さんに、

「家の血が~‼姪が大酒飲み!」

って笑われたんだって。

「ほやけど、かまんかまん。もう少し飲むか?次は口つける程度でええんぞ?神さんに頂いとるんやけんの。だんだん言うとったらエエんやけん」

って、飲み助だよね‼
信楽焼の狸そのものじゃない!
アライグマも気が荒いから似てる気もする……はっ!失言‼

えーと、いじけてる友達を何とか元気になってもらうために、僕の兄弟、テディベアを作ります‼
はじめて作る人は、『半縫製はんほうせいキット』って言うものを購入してね?

手芸店に行って、

『半縫製キットありますか?』
『簡単に作れるテディベアキットありますか?』

って言うと、教えてくれるよ。

そのときの注意は、『ボア』と言う、人工のモフモフの毛のほうが、いいと思う。
『プリメーラ』と言うお店とか、専門店には、『モヘア』と言う毛のもあるんだけれど、『モヘア』はとても上等な布で高額だから、手頃なお値段の『ボア』がいいんだ。
それに、『ボア』は、洗濯機はやめた方がいいけれど、手作業で毛を洗うのに手間がかからないんだ。

ちなみに、『モヘア』の布は、アンゴラ山羊の毛を使っているもので、高いものだと、60センチ×40センチ位で2万円はするよ。
『ボア』の布の方が、高くてもメーター2000円位だし、お手頃だと思うんだ。

で、作るサイズは、20~30センチメートルの子が一番いいと思う。
小さすぎると、逆に手間がかかるし、大きいと綿が一杯いるよ。

20センチ位だと綿が150グラム前後で出来るよ。

そして、綿と、キットとを買って帰ったら、普通に作る人も一緒だけれど、入っているものを一度全部広げて必要な数を確認してね?

まずは、布を確認してね?
いくつか、穴が開いている所があります。
その穴は、機械で開けている場合と、目打ちで開けてある場合があるので、その回りを、綿棒で薄く木工用ボンドを塗ってね。
もし、それをしていないと、お手々がブランブランの兄弟が生まれちゃうからね?

そして、頭にお耳が二つ、胴体、両手、両足の8つがあるはずなんだ。
それを、並べてみてね。

変なの?って思った?
でもね?
イジイジ友達が言うには、ぬいぐるみよりも簡単だって。
え?何でって?
僕が、そのお友達にワンちゃんの型紙を見せてもらったんだ。
そうしたら、『A~Z』って言う印があって、その印に合わせて縫っていくんだよ。
足りなかったら小文字の『a~z』もあったりするんだって。
型紙と説明書を見ながら作っていくから、途中で、

「ウギャァァァ‼大文字と間違ったぁ‼やり直しだよ~」

って、言いながら縫い直し。
それに比べてテディベアは、対照的に作っていくから、初めて作る人にはおすすめだよ。
ちなみに、お友達のお兄さんは、

「シュナウザーの『weddingdogウェディングドッグ』を作るんだ‼」

って、キットを買ったら、一体目の鼻を縫って、放棄‼

「俺は忙しい‼あとは頼んだ」

って、友達に全部投げたんだって。
友達は、その時にウェルカムベアを作っていて、それも間に合わないって半泣きだったのに、シュナウザーを二体作るはめになって3日徹夜だったんだって。
テディベアは一日で二体作って、ドレスを付けたり、ベールにブーケと凝ったんだけど、シュナウザーは泣くしかなかったって、暗黒の時だったっていまだに怯えているみたいだよ。

で、兄弟に戻ります。
初心者なので、皆が準備するのは、針と綿と、目打ち、そして、これが一番大事‼
それは……

菜箸さいばし

え?
テディベアを作るのに何で菜箸?
じゃぁ、

割箸わりばし
割っていない部分を使うから、折れないように、口をつける部分をゴムで縛っておいてね。

何に使うのかって言うと、綿詰めだよ。
手で詰めると本当に痛いんだって。
親指でぐいぐい押し込んでいくんだけど、泣きたいぐらいに痛み出すんだって言っていたよ。
菜箸は、先じゃなくて、背の部分。

どうしてかと言うのは、又次回。

本当は、テディベアを作る人は『スタッフィングスティック』って言う綿詰め用の道具を持っているんだ。 
でも、初めて作るんだもの、持っていないもんね?

だから準備してね?

そして、入っているものは、二つのお目目、刺繍糸。入ってないときもあるけれど、綴じ糸。
最後に、プラスティックのねじ見たいなものが5つと、穴の空いた平べったいもの、同じく穴が開いているけれどボコッとしているものがそれぞれ5つずつ。
これは、『プラスティックジョイント』って言う、テディベアの手足が動けるようにする部品だよ。
付け方を間違えたりすると、困っちゃうから注意してね。
一回止めちゃうと、外せないからね?

この全部を確認して、明日は土曜日だから、僕の兄弟を作っちゃおう‼

じゃぁ、縫い針と、まち針を準備して、明日作って、日曜日は『テディベア・ピクニック』‼

頑張ろうね!



あ、菜箸は忘れないでね?
料理に使ってる菜箸は、ダメダメだよ~?

「これは、皆も知っているテディベアのお話」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代ドラマ」の人気作品

コメント

コメントを書く