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些稚絃羽

blue blue

青臭い、と笑われて
恥ずかしい、と目背けられて
でもそんな感情から
僕達生まれてきたんでしょう?

愛すべき言葉を与えられて
僕も 君も あの子も
こんなに自分を示すのに
開かれたノートに走らせた
言葉の行方を笑わないで

メロディーに乗って リズムに合わせて
紡がれる言葉に涙するのに
語り手の居ないうたにはもう
目を向ける価値もないのですか?

現実見なよ、と言われたって
寧ろこれが他でもない現実リアルだから
ねぇ、今開いてる物語を閉じて
ちょっと現実ぼくを見てみてよ

時代遅れ、と吐かれたって
時代なんて人の後ろにできるのだから
もう一回そんな時代
作ってみてもいいでしょう?

誰かの忘れた思いも拾って
青い夢を語ってみてもいいでしょう
 

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