桜舞う丘の上で
第41話 海で過ごす一時
              第41話 海で過ごす一時
1
「なあ二人とも、そんなにテンションが低いと、折角の海を楽しめないんだが」
「ちょっと色々あったのよ。ね?ゆーちゃん」
「本当にごめんなさい」
「お前ら本当に何があったんだよ
」
うん、このテンションは完全に僕のせいだ。ノックして入るべきだった。でも、桜も着替えるの遅すぎたんじゃないかな。
「二人とも楽しみましょうよ。折角の海ですよ」
「いやぁ、桜の家海から近いから
、正直毎日見てるんだよね」
「あ、そうでしたっけ」
それでも泳いだ事はないから、楽しいのは変わりないんだけど、どうしてもさっきのが引っかかって
…。
「とにかく合宿なのに、そんな暗かったら楽しくないぜ。盛り上がっていくぞー!」
まあいつまでもテンションが下がってるのも面白くないので、僕は一応テンションを上げて海を楽しんでいく事にした。
2
という事で僕達は夕方まで海で楽しい一時を過ごした。桜は最初はあまり乗り気ではなかったけど、途中からは普段通りの桜に戻っていた。もちろん僕だって。
「おい結心、そっちに行ったぞ」
「そこは和樹が取れるよね、絶対」
「やったあ、また一点取ったー。ゆーちゃん達弱いわね」
「はい。男のくせに情けない話ですよ」
『あんたらが強すぎるんだよ!』
ビーチバレーで男女分かれて対決。余裕で勝てると思いきや、予想以上に二人が強い為(二人ともなかなか運動神経がいい)、ボコボコにされる始末。
「ちくしょう、このまま勝ち越されてたまるかぁ。 どりゃ!」
「気合いを入れてるなら、サーブぐらい入れてよ」
合宿という概念を忘れて、僕達はとにかく遊び尽くし、知らぬ間に夕方になっていた。
3
「んじゃ、バーベキュー始めますか」
『いぇーい』
「バーベキューのセットは俺が用意して、ゆりが肉類を用意したぞ」
『いぇーい』
「肉は私が最高級の物を用意させてもらいました」
『い、いぇーい』
最高級ってどの位のレベルだろうか?てか、美味しすぎてお腹壊したりしないかな。
「と、とにかく沢山焼くぞ!」
『おー!』
という事でバーベキュー開始!
「うわ、肉美味しすぎだろ!」
「うん。こんな肉食べた事がない」
「わ、私今猛烈に感動してる」
ゆりが持ってきた肉についてそれぞれ感想を食べる。
確かに美味しいこの肉!
そんな歓喜が湧いている中で、ゆりが僕に話しかけてきた。
「あのゆーちゃん」
「ん? どうしたゆり?」
「夕飯後ちょっと話したい事があるんでいいですか?」
「話?」
「はい」
ゆりが話したい事って何だろう?    
                   第42話 まだ小さかった頃 へ続く
1
「なあ二人とも、そんなにテンションが低いと、折角の海を楽しめないんだが」
「ちょっと色々あったのよ。ね?ゆーちゃん」
「本当にごめんなさい」
「お前ら本当に何があったんだよ
」
うん、このテンションは完全に僕のせいだ。ノックして入るべきだった。でも、桜も着替えるの遅すぎたんじゃないかな。
「二人とも楽しみましょうよ。折角の海ですよ」
「いやぁ、桜の家海から近いから
、正直毎日見てるんだよね」
「あ、そうでしたっけ」
それでも泳いだ事はないから、楽しいのは変わりないんだけど、どうしてもさっきのが引っかかって
…。
「とにかく合宿なのに、そんな暗かったら楽しくないぜ。盛り上がっていくぞー!」
まあいつまでもテンションが下がってるのも面白くないので、僕は一応テンションを上げて海を楽しんでいく事にした。
2
という事で僕達は夕方まで海で楽しい一時を過ごした。桜は最初はあまり乗り気ではなかったけど、途中からは普段通りの桜に戻っていた。もちろん僕だって。
「おい結心、そっちに行ったぞ」
「そこは和樹が取れるよね、絶対」
「やったあ、また一点取ったー。ゆーちゃん達弱いわね」
「はい。男のくせに情けない話ですよ」
『あんたらが強すぎるんだよ!』
ビーチバレーで男女分かれて対決。余裕で勝てると思いきや、予想以上に二人が強い為(二人ともなかなか運動神経がいい)、ボコボコにされる始末。
「ちくしょう、このまま勝ち越されてたまるかぁ。 どりゃ!」
「気合いを入れてるなら、サーブぐらい入れてよ」
合宿という概念を忘れて、僕達はとにかく遊び尽くし、知らぬ間に夕方になっていた。
3
「んじゃ、バーベキュー始めますか」
『いぇーい』
「バーベキューのセットは俺が用意して、ゆりが肉類を用意したぞ」
『いぇーい』
「肉は私が最高級の物を用意させてもらいました」
『い、いぇーい』
最高級ってどの位のレベルだろうか?てか、美味しすぎてお腹壊したりしないかな。
「と、とにかく沢山焼くぞ!」
『おー!』
という事でバーベキュー開始!
「うわ、肉美味しすぎだろ!」
「うん。こんな肉食べた事がない」
「わ、私今猛烈に感動してる」
ゆりが持ってきた肉についてそれぞれ感想を食べる。
確かに美味しいこの肉!
そんな歓喜が湧いている中で、ゆりが僕に話しかけてきた。
「あのゆーちゃん」
「ん? どうしたゆり?」
「夕飯後ちょっと話したい事があるんでいいですか?」
「話?」
「はい」
ゆりが話したい事って何だろう?    
                   第42話 まだ小さかった頃 へ続く
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