東方魔人黙示録

怠惰のあるま

【解き放ってもいいんだよ?】

アルマ「てめえら?覚悟は出来てるよな?」
『ひっ!!』

たぶん、今の俺は完全な魔王な顔をしているだろう。それに不気味にも笑ってるからな俺。

アルマ「感符【感情爆破《憤怒》】」

これ使う時に怒っていればいるほど、力が上昇、存在感と言うか威圧感?が高まるんだ。使用後に途轍もない疲労が襲って来るから極力使いたくないけど、こいつらのお仕置きには十分だな。

アルマ「こんぐらいは必要だよな?」
霊夢「ア、アルマ?こ、怖いんだけど?」
魔理沙「ま、まず、その弾幕をしまって欲しいんだぜ?」

ああ、ついでに弾幕の制裁を与えようと思ってな。感情爆破でかなり巨大で破壊力抜群の弾幕が作れるが、今ここで解き放ってもいいんだよ?まあ、今回は脅し用だよ?

アルマ「誰のせいでこうなったんだっけ?」
『私たちです!』

そんな、綺麗に揃えて言わなくてもいいと思うんだ。ちょっと悲しくなって来ちゃうよ。

アルマ「次こんなことあったらぶつけるぞ?この弾幕」
『わかりました!』

こんなもんか。弾幕を握り潰すと同時に目の前がブラックアウトした。やばいな使用時間長過ぎたかも・・・・。
アルマの意識は消えてしまい、前のめりに倒れた。

魔理沙「ア、アルマ!?」
紫「まあ、こうなるわよね?あんなにも強く自分の能力を使えば」
霊夢「アルマの能力って《感情を操り具現化させる程度の能力》だっけ?」

霊夢の言葉に紫は頷いた。

紫「そうよ。今のは、怒りを自分の力に変え、存在感を強めてプレッシャーを掛けたみたいね」
魔理沙「だから逆らえないって思ったのか」
紫「そうゆうことよ。それよりも、この子を運びましょう?」
てゐ「だったら、永遠亭に運ぶといいよ」

てゐの意見で、アルマは永遠亭に運ばれることになった。
そして、運ぶことになったのは、何故かこの人。

アリス「なんで私が運ばなきゃいけないの?」
『 何もしてないから』
アリス「なんか酷い」

今日は一番かわいそうなアリスであった。

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