東方魔人黙示録

怠惰のあるま

さとり様の一日 午前の部


どうも皆様、さとりです。なぜ、私がいるのかと言うと、まだ事件です。まあ、異変と呼ぶほどではないんですけど。とにかく、事件です。何があったのかと言うと、詳しくわかってもらうために、手順を追って、お話ししましょう。
今日の朝、私はいつも通り起き、お空とお燐を起こして散歩をさせるのが日課です。途中で、勇儀を起こします。今日も朝から特訓をするそうです。精が出ますね。勇儀を見送り、散歩から帰ってくると、パルスィが起きていました。まだ、回復していないので、何処か甘え口調です。そんなパルスィを見て、頭を撫でてあげるのは、おかしいことでしょうか?
なんてことを考えつつ、まだ起きてこないアルマさんを起こしにいきます。
アルマさんの部屋に着くと、ちょうど起きてきました。

「おはようございます」

こくんと頷くと、立ち上がって顔を洗うために、お風呂場にいきました。心の中でそう言っていました。
先に、広間に行き、朝食を並べていると、アルマさんとパルスィが一緒に来ました。パルスィが壊れていても、変わらない光景です。

「それでは、いただきます」
『いただきます』

朝食を食べている途中、アルマさんとパルスィがイチャイチャしていたので、もう私はお腹いっぱいです。この二人を見るだけで、私は幸せです。

「アルマさんは、今日はどうするんですか?」
「んー・・・パルスィとデート?」
「デートと簡単に言えるのに、なぜ他のことは言えないんでしょうね?」
「うっ!・・・そのストレートに言ってくる性格が妬ましいよ・・・・」

そう言って、アルマさんはパルスィの手をつないで、部屋を出ていきました。

「それにしても・・・・妬ましいですか。そろそろ完璧になりそうですね。でも、面白いから、見守りますか!」

今日もちょっとドSなさとり様なのであった。

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