俺は異世界でブリーフをかぶる
10話目「あまりやりすぎると…はぅん!」
なんかよくわからないが、障害がない以上は先に進むに限る。
俺たちはテクテク歩きながら、時折ジャーマンスープレックスを食らって俺たちは進む。
「……ん、魔物ですね」
なんの気配を感じたのか、クラムが目を光らせる。
魔物?さっき女の子だったけど、もしやまた!?
これはハーレムルート余裕ですね。
「き、来ます!」
緊迫した表持ちでミスズが叫ぶ。
俺はハナホジして現れるのを待った。
……お?
……こ、こいつは!?
「うにょ〜ん」
バカみたいな声を出して現れたのは、スライムだった。
金色のスライムで、目を細めてまったりしている。
うにうに動いて荒野を歩いていた。
「……スライムといえば、女の子にネバネバベットリしていやらしい生物ではないか!!これは俺が拾ってミスズに投げつけるしかない!」
「え」
ミスズが短く驚きの声を上げるが、そんなものは無視して俺はスライムに駆け寄った。
まったりうにょうにょ動くソイツを俺は持ち上げる。
べっちょりするけど持ち上げられるし、コイツ抵抗しねぇ。
「喰らえミスズぅうう!!!」
そして俺はスライムをミスズに投げつけた。
豪速球といっていい、今の俺ならプロ野球入り余裕だぜ。
「ミスズ様!危ない!」
しかし、目標のミスズを守るようにレイクが楯突いた。
邪魔だ貧乳!貴様がグジュグジュになった所で……いや、悪くないぞ?
いけ!スライム!
「【水の剣、氷雨】!!」
れいは剣を取り、振りかぶって厨二な技名を叫んだ。
その斬撃がスライムに直撃する!
そんなことは認めん!
俺はスライムにゅるにゅるで「ひゃ……あんっ///」な女の子を見たいんじゃあああ!!!
「ふんっ!!!」
「な、なにぃ!!?」
俺は全速力で駆け抜け、スライムを追い越してレイクの刀を両手で掴み取った。
決死の思いで走れば投げたスライムより速く走れる。
さぁこいスライム!
女の子をヌチャヌチャにするのだ!!!
ヌチャァ……!
そしてスライムは当たって、ヌチャヌチャにした。
俺を。
「――いやぁああああ助けてぇえええええ!!」
俺は身体中スライムまみれになる。
うわぁ、スライムくせぇ、服ドロドロ。
そうか、標的のレイクの前に立ったら俺にぶつかるじゃねぇか。
「コイツ、何したかったんだ?」
「ブリーフさんはほっといて、先に進みましょう」
「あっ!待って!ねぇちょっと!つーかスライムさんなんか怒ってて熱いんだけど!おい!やめてーーーっ!!!」
レイクとミスズが俺を無視して先に進む。
セスタもクラムも俺に関心など見せずにスルーした。
しかし、そこには女神が!!
「ミカレー!!タチュケテェエエエ!!!」
「……ふふ」
「……え?」
彼女はスライムにうにょうにょされる俺を見て不敵に笑う。
そして一言こう言った。
「自演乙」
ニヤッと笑ってそう告げ、彼女もみんなと同様俺を気にせず去って行く。
「ちょっ、待って!あっ、スライムさん、そこはっ!ふぁあああん!!!」
うにょうにょうにょうにょ。
――――――――――――――――――
「お前らマジで許さんからな」
「自業自得だろうが……」
俺はエクスタシー!させられるまでスライムさんにうにょうにょされて肌つる服ベトベト状態で帰還した。
開口一番の一言は非常にもセスタに貶され、俺は「あうあうー」といった柔らかい表持ちになる。
「とりあえず……ミスズ、ちょっとこっち来て」
「はい? ……ひぁ!!?」
俺は隠していたオレンジスライムさんをミスズの胸におもっくそぶつけた。
飛散してミスズのドレス的な服全体にスライムが広がる。
そしてうにょうにょが始まった。
「あっ……ちょっと、どこ入って!?」
「うむうむ、これでこそスライムだろ」
胸元がスライムでべちょべちょになり、全身ヌルヌルになるミスズさん。
いいぞいいぞ!そこだスライム!
「きっ、さっ、まぁああ!!ミスズ様になんということを!!!」
「ひゃっひゃっひゃっひゃ!俺に構うより救出した方がいいんじゃねーか〜?」
「ぐっ、ぬぬぬぬ!!」
この通り、レイクなんかも俺に構う余裕はないため、俺は高みの見物である。
ついでにセスタも見物していたが、男ならば仕方あるまい。
クラムはなんか記録してるし……え、お前はそれでいいのかよ。
とにかく、ミスズがぐちゅぐちゅで大変なことになっている。
ドレスが透けてお尻が透けてるし、パンツはまぁいつも見えるからいいとしても、顔を赤くして「はぅうん!」とイイ声出している。
スライムはミスズに取り憑いてうねうねしまくり、レイクは苦戦。
俺はアゴをしゃくらせながら仁王立ちして彼女たちを見物した。
「……【対魔札・水】」
その時、ミカレーが紙を1枚ミスズへと投げた。
なんだなんだと思いつつ動向を見守る。
お札のような紙がミスズに着いたその瞬間、
「アァァアアアアアアアアアアア!!!」
ベチョベチョベチョベチョ!!
とんでもない叫び声と同時に、スライムが地面に落ちる。
それと同時に、ガクガクして足腰立たないミスズも崩れ落ちた。
「み、ミカレー……ありがとうございます……」
「……ミスズ様、あんな下級魔物に……負けないで」
「ふ、不覚でした……ごめんなさい……」
赤い顔を隠しながら、時々「あっ」とか言ってミスズは落ち着く。
チッ、もっとイヤらしい展開になったかもしれないのに!
「ミカレー、テメェ誰の味方だよ!!」
「……貴方の味方になった覚えは、これっぽっちもない」
「これからの展開によっては俺もズボンとパンツ脱いで混ざる予定だったのに!!このやろー!!」
「……遺言はそれだけか?」
ゆらりと鬼のような威圧感を持つレイクが、俺の真横から地獄に誘うように声を掛ける。
な、なんだこいつ!?
「お、お前いつのまに――グヘッ!?」
「黙れ。貴様は許さん。ギャグ補正とか言って、生きていられると思うなよ」
「ちょ、それは俺のセリフ――痛い痛い痛い!!」
胸ぐら掴まれて宙吊りになる。
なにこいつ、力つよっ!
おいおいおい!この前は気迫(笑)だったのに気迫(鬼)に進化してやがる!
「た、助けてくれぇえええ!!!セスタ!お前は俺の味方だろ!?」
「いや、さすがにお前はやり過ぎた。制裁を受けることだな」
「クソッ!このムッツリ野郎め!役立たず!」
罵倒してもセスタはそっぽを向くばかりだった。
男同士の友情などなかった。
「み、ミカレーさまぁあああ!!!お助けぇええええ!!!」
「女子に変な事する奴は……去勢して」
「ひぃぃいいいいいい!!!」
やばいやばいやばい、去勢されてしまう。
助けてぇええええええ!!!
「待ってください!!!」
「!!?」
唯一、待ったの声が掛かった。
ミスズだ、ミスズがハァハァ言いながらこちらに手を伸ばしている。
さすがはミスズ!
俺のいたずらなんて気にしないよな!
「私も殴るので生かしといてください」
「了解です」
「ファッ!?」
止めるんじゃないのかこの野郎!!?
くっ、くそう!誰か助けは――!?
あっ、あ"ー!!レイクの力強くなってきたよぉお!!!?
たすけちぇぇええええ!!!
「死ねぇええええ!!!」
「ひゃぁああああああ!!!」
救いの手はなく、ボコボコにされるのだった。
……生き延びられただけマシ、なのか?
続く
俺たちはテクテク歩きながら、時折ジャーマンスープレックスを食らって俺たちは進む。
「……ん、魔物ですね」
なんの気配を感じたのか、クラムが目を光らせる。
魔物?さっき女の子だったけど、もしやまた!?
これはハーレムルート余裕ですね。
「き、来ます!」
緊迫した表持ちでミスズが叫ぶ。
俺はハナホジして現れるのを待った。
……お?
……こ、こいつは!?
「うにょ〜ん」
バカみたいな声を出して現れたのは、スライムだった。
金色のスライムで、目を細めてまったりしている。
うにうに動いて荒野を歩いていた。
「……スライムといえば、女の子にネバネバベットリしていやらしい生物ではないか!!これは俺が拾ってミスズに投げつけるしかない!」
「え」
ミスズが短く驚きの声を上げるが、そんなものは無視して俺はスライムに駆け寄った。
まったりうにょうにょ動くソイツを俺は持ち上げる。
べっちょりするけど持ち上げられるし、コイツ抵抗しねぇ。
「喰らえミスズぅうう!!!」
そして俺はスライムをミスズに投げつけた。
豪速球といっていい、今の俺ならプロ野球入り余裕だぜ。
「ミスズ様!危ない!」
しかし、目標のミスズを守るようにレイクが楯突いた。
邪魔だ貧乳!貴様がグジュグジュになった所で……いや、悪くないぞ?
いけ!スライム!
「【水の剣、氷雨】!!」
れいは剣を取り、振りかぶって厨二な技名を叫んだ。
その斬撃がスライムに直撃する!
そんなことは認めん!
俺はスライムにゅるにゅるで「ひゃ……あんっ///」な女の子を見たいんじゃあああ!!!
「ふんっ!!!」
「な、なにぃ!!?」
俺は全速力で駆け抜け、スライムを追い越してレイクの刀を両手で掴み取った。
決死の思いで走れば投げたスライムより速く走れる。
さぁこいスライム!
女の子をヌチャヌチャにするのだ!!!
ヌチャァ……!
そしてスライムは当たって、ヌチャヌチャにした。
俺を。
「――いやぁああああ助けてぇえええええ!!」
俺は身体中スライムまみれになる。
うわぁ、スライムくせぇ、服ドロドロ。
そうか、標的のレイクの前に立ったら俺にぶつかるじゃねぇか。
「コイツ、何したかったんだ?」
「ブリーフさんはほっといて、先に進みましょう」
「あっ!待って!ねぇちょっと!つーかスライムさんなんか怒ってて熱いんだけど!おい!やめてーーーっ!!!」
レイクとミスズが俺を無視して先に進む。
セスタもクラムも俺に関心など見せずにスルーした。
しかし、そこには女神が!!
「ミカレー!!タチュケテェエエエ!!!」
「……ふふ」
「……え?」
彼女はスライムにうにょうにょされる俺を見て不敵に笑う。
そして一言こう言った。
「自演乙」
ニヤッと笑ってそう告げ、彼女もみんなと同様俺を気にせず去って行く。
「ちょっ、待って!あっ、スライムさん、そこはっ!ふぁあああん!!!」
うにょうにょうにょうにょ。
――――――――――――――――――
「お前らマジで許さんからな」
「自業自得だろうが……」
俺はエクスタシー!させられるまでスライムさんにうにょうにょされて肌つる服ベトベト状態で帰還した。
開口一番の一言は非常にもセスタに貶され、俺は「あうあうー」といった柔らかい表持ちになる。
「とりあえず……ミスズ、ちょっとこっち来て」
「はい? ……ひぁ!!?」
俺は隠していたオレンジスライムさんをミスズの胸におもっくそぶつけた。
飛散してミスズのドレス的な服全体にスライムが広がる。
そしてうにょうにょが始まった。
「あっ……ちょっと、どこ入って!?」
「うむうむ、これでこそスライムだろ」
胸元がスライムでべちょべちょになり、全身ヌルヌルになるミスズさん。
いいぞいいぞ!そこだスライム!
「きっ、さっ、まぁああ!!ミスズ様になんということを!!!」
「ひゃっひゃっひゃっひゃ!俺に構うより救出した方がいいんじゃねーか〜?」
「ぐっ、ぬぬぬぬ!!」
この通り、レイクなんかも俺に構う余裕はないため、俺は高みの見物である。
ついでにセスタも見物していたが、男ならば仕方あるまい。
クラムはなんか記録してるし……え、お前はそれでいいのかよ。
とにかく、ミスズがぐちゅぐちゅで大変なことになっている。
ドレスが透けてお尻が透けてるし、パンツはまぁいつも見えるからいいとしても、顔を赤くして「はぅうん!」とイイ声出している。
スライムはミスズに取り憑いてうねうねしまくり、レイクは苦戦。
俺はアゴをしゃくらせながら仁王立ちして彼女たちを見物した。
「……【対魔札・水】」
その時、ミカレーが紙を1枚ミスズへと投げた。
なんだなんだと思いつつ動向を見守る。
お札のような紙がミスズに着いたその瞬間、
「アァァアアアアアアアアアアア!!!」
ベチョベチョベチョベチョ!!
とんでもない叫び声と同時に、スライムが地面に落ちる。
それと同時に、ガクガクして足腰立たないミスズも崩れ落ちた。
「み、ミカレー……ありがとうございます……」
「……ミスズ様、あんな下級魔物に……負けないで」
「ふ、不覚でした……ごめんなさい……」
赤い顔を隠しながら、時々「あっ」とか言ってミスズは落ち着く。
チッ、もっとイヤらしい展開になったかもしれないのに!
「ミカレー、テメェ誰の味方だよ!!」
「……貴方の味方になった覚えは、これっぽっちもない」
「これからの展開によっては俺もズボンとパンツ脱いで混ざる予定だったのに!!このやろー!!」
「……遺言はそれだけか?」
ゆらりと鬼のような威圧感を持つレイクが、俺の真横から地獄に誘うように声を掛ける。
な、なんだこいつ!?
「お、お前いつのまに――グヘッ!?」
「黙れ。貴様は許さん。ギャグ補正とか言って、生きていられると思うなよ」
「ちょ、それは俺のセリフ――痛い痛い痛い!!」
胸ぐら掴まれて宙吊りになる。
なにこいつ、力つよっ!
おいおいおい!この前は気迫(笑)だったのに気迫(鬼)に進化してやがる!
「た、助けてくれぇえええ!!!セスタ!お前は俺の味方だろ!?」
「いや、さすがにお前はやり過ぎた。制裁を受けることだな」
「クソッ!このムッツリ野郎め!役立たず!」
罵倒してもセスタはそっぽを向くばかりだった。
男同士の友情などなかった。
「み、ミカレーさまぁあああ!!!お助けぇええええ!!!」
「女子に変な事する奴は……去勢して」
「ひぃぃいいいいいい!!!」
やばいやばいやばい、去勢されてしまう。
助けてぇええええええ!!!
「待ってください!!!」
「!!?」
唯一、待ったの声が掛かった。
ミスズだ、ミスズがハァハァ言いながらこちらに手を伸ばしている。
さすがはミスズ!
俺のいたずらなんて気にしないよな!
「私も殴るので生かしといてください」
「了解です」
「ファッ!?」
止めるんじゃないのかこの野郎!!?
くっ、くそう!誰か助けは――!?
あっ、あ"ー!!レイクの力強くなってきたよぉお!!!?
たすけちぇぇええええ!!!
「死ねぇええええ!!!」
「ひゃぁああああああ!!!」
救いの手はなく、ボコボコにされるのだった。
……生き延びられただけマシ、なのか?
続く
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