みんな無課金俺課金(課金するとは言っていない)
38章 成長
種族ダンジョン攻略を終え、中央塔へ挑む前に今俺らは月影亭にいる。
メンバーはダイチさん、ヒマワリちゃん、トシアキさん、アンリさん、香川さんなどの上位ギルドマスター達など結構な人数になってる。
「しかし、本当にタカシ君は規格外な強さだな。我々があれだけ創意工夫してクリアしたダンジョンを、一日か……」
「前のアイテムのおかげで95階まで飛べたからですよ!」
「ああ……」
みんなトオイメしてる。苦労したんだろうなぁ……
「前よりも敵のバランスも入る経験値も全体的に常識的になっていて、
結果としてはレベルアップが適正に上昇するので、逆を言うと攻略にはそれなりの時間がかかってしまうことになっている。
そこら辺のバランスは絶対神様は絶妙に構成されていて、
まぁ、ドハマリしてる奴がたくさん出ているんだよ。言っちゃ悪いけど、
この世界は楽しい。そう本気で思ってる人間のほうが多いと思う。」
ダイチさんの発言にみんな頷いている。
「んで、職業レベルが上がると、身体がそのレベルに合わせて【動く】ようになっていくんだよ。」
「あと、一部スキル例えば短剣技術とかもレベルを上げると使い方や動きがわかるし、出来るようになっていくんだ。これをシステム補助とか呼んだりしてる。」
「Strとか各ステはレベルアップ時に振り分けるんだけど、まぁ、君たちはアレだからなぁ……」
俺らのステータスを聞いて完全にドン引きされた。
そんなこんなでゲームの仕様を交えて雑談しながら食事をたのしんでいた。
「ところで、このまま行けば制覇間違いなく君たちになると思うんだけど、
どんなシステムを導入するんだい?」
香川さんの問に、周囲の人達も興味を持って静かになり俺の発言に集中している。
「ええ……なんかうまく説明が難しいんですが、寿命というか時間を取り戻したいなとは思っています。」
「……ああ、なるほどな。確かにそうだな。」
「でも、反対する人もでそうだな、というか多いだろうな。」
「はい、それはわかっているので。この世界の外に元いた世界を組み込むような形で、今いるこの世界は同じ仕様に出来ないかと考えています。」
「それこそ、ゲームみたいにか。」
「俺は帰ったらサオリと結婚して幸せな家庭ってやつを作りたいんです。」
俺の突然の発言を茶化す人はいなかった。それぐらい俺は真剣に話していた。
「この世界は確かに楽しいかもしれません、でも年も取らず、死ぬこともない。新しい生命も誕生せず、それでは生きているんじゃなくて、生かされてるだけなんじゃないかなと……」
その場は静かなままだった。
「もちろんずっとこの世界でとどまっていたい人がいるのもわかります。ただ、選択肢が欲しいんです。自分で選んで決めたいんです。ただ、与えられるだけじゃなくて。」
「君は一人で元の世界に閉じ込められ、一人の力で戦い抜いてきた。
その力を使って塔と天空城を攻略して得る権利を君が決める。
それに、少なくとも私は何も言えない。ちゃんと残りたい人への考慮もシてくれているしね。」
「そうだね、選択肢が増えるだけなら、あとは選ぶ人自体だな。」
香川さんの発言から俺の発言は一定の理解を得ることが出来た。
「ま、もちろん何が出来るのかはクリアして破壊神様に会わないとわからないんですけどね。」
「しかし、君は今とんでもないこと言ったけど、そのこと彼女に事前に言ってるのかい? 隣で真っ赤になってる彼女に……」
「そうよータカシくんああいうことは二人っきりで雰囲気のいい時に言わないとー」
「いいのヒマワリちゃんタカシがすっごく私のことを思っていることはわかっているし、私もタカシのそばにずっと居たい、だから嬉しい……デス。」
最後は消え入りそうな声でそう言ってくれた。
「あー、なんていうか。もげろ!!」
そのあと祝福されたりからかわれたりいろいろあったけど。
二人の意思は皆に知ってもらえた。
「あとは塔と天空城を攻略するだけだ!」
「なんかそれフラグっぽいよね。」
「たしかにそうだな、気をつけよっと。」
今はサオリと一緒にいつものプールサイドで今後のことを話している。
「しかし、あの戦闘は楽しいね。慣れてきたし武器とかも使ってみたいなー」
「あと、格闘でももっと装備ちゃんとしたら? 装備品いろいろ持ってるでしょ? あとウーニャちゃんもなにか装備できるんじゃない?」
「「あ(ニャ)」」
すっかり忘れていた。
こっちには仲魔用の装備もあるんだった。
「ウーニャちゃんは何が装備できるの?」
「一応爪とかは装備できるみたいニャ、忍者刀も装備できるみたいニャ、咥えて使うのかニャ?」
忍者刀を咥えてバッタバッタと敵を倒すネコ、結構かっこいいな。
「よだれ付きそうで嫌ニャ」
その想像も夢も希望もない発言で台無しにされた。
とりあえずソードマン系のJobを剣聖まで上げておく。
それと剣士に必要と思われるスキルを取っていく。
「いいなぁ、悩みなくどんどんとれてー、こっちは限られた中で考えるから大変だったのな~」
ちょっと拗ねてるサオリが最高にかわいかった、
「これも日々の鍛錬の賜でござるよサオリ殿」
「サムライか!」
明日からの新しい戦闘に心躍らせて、その日は寝るのが遅くなってしまうタカシでありました。
メンバーはダイチさん、ヒマワリちゃん、トシアキさん、アンリさん、香川さんなどの上位ギルドマスター達など結構な人数になってる。
「しかし、本当にタカシ君は規格外な強さだな。我々があれだけ創意工夫してクリアしたダンジョンを、一日か……」
「前のアイテムのおかげで95階まで飛べたからですよ!」
「ああ……」
みんなトオイメしてる。苦労したんだろうなぁ……
「前よりも敵のバランスも入る経験値も全体的に常識的になっていて、
結果としてはレベルアップが適正に上昇するので、逆を言うと攻略にはそれなりの時間がかかってしまうことになっている。
そこら辺のバランスは絶対神様は絶妙に構成されていて、
まぁ、ドハマリしてる奴がたくさん出ているんだよ。言っちゃ悪いけど、
この世界は楽しい。そう本気で思ってる人間のほうが多いと思う。」
ダイチさんの発言にみんな頷いている。
「んで、職業レベルが上がると、身体がそのレベルに合わせて【動く】ようになっていくんだよ。」
「あと、一部スキル例えば短剣技術とかもレベルを上げると使い方や動きがわかるし、出来るようになっていくんだ。これをシステム補助とか呼んだりしてる。」
「Strとか各ステはレベルアップ時に振り分けるんだけど、まぁ、君たちはアレだからなぁ……」
俺らのステータスを聞いて完全にドン引きされた。
そんなこんなでゲームの仕様を交えて雑談しながら食事をたのしんでいた。
「ところで、このまま行けば制覇間違いなく君たちになると思うんだけど、
どんなシステムを導入するんだい?」
香川さんの問に、周囲の人達も興味を持って静かになり俺の発言に集中している。
「ええ……なんかうまく説明が難しいんですが、寿命というか時間を取り戻したいなとは思っています。」
「……ああ、なるほどな。確かにそうだな。」
「でも、反対する人もでそうだな、というか多いだろうな。」
「はい、それはわかっているので。この世界の外に元いた世界を組み込むような形で、今いるこの世界は同じ仕様に出来ないかと考えています。」
「それこそ、ゲームみたいにか。」
「俺は帰ったらサオリと結婚して幸せな家庭ってやつを作りたいんです。」
俺の突然の発言を茶化す人はいなかった。それぐらい俺は真剣に話していた。
「この世界は確かに楽しいかもしれません、でも年も取らず、死ぬこともない。新しい生命も誕生せず、それでは生きているんじゃなくて、生かされてるだけなんじゃないかなと……」
その場は静かなままだった。
「もちろんずっとこの世界でとどまっていたい人がいるのもわかります。ただ、選択肢が欲しいんです。自分で選んで決めたいんです。ただ、与えられるだけじゃなくて。」
「君は一人で元の世界に閉じ込められ、一人の力で戦い抜いてきた。
その力を使って塔と天空城を攻略して得る権利を君が決める。
それに、少なくとも私は何も言えない。ちゃんと残りたい人への考慮もシてくれているしね。」
「そうだね、選択肢が増えるだけなら、あとは選ぶ人自体だな。」
香川さんの発言から俺の発言は一定の理解を得ることが出来た。
「ま、もちろん何が出来るのかはクリアして破壊神様に会わないとわからないんですけどね。」
「しかし、君は今とんでもないこと言ったけど、そのこと彼女に事前に言ってるのかい? 隣で真っ赤になってる彼女に……」
「そうよータカシくんああいうことは二人っきりで雰囲気のいい時に言わないとー」
「いいのヒマワリちゃんタカシがすっごく私のことを思っていることはわかっているし、私もタカシのそばにずっと居たい、だから嬉しい……デス。」
最後は消え入りそうな声でそう言ってくれた。
「あー、なんていうか。もげろ!!」
そのあと祝福されたりからかわれたりいろいろあったけど。
二人の意思は皆に知ってもらえた。
「あとは塔と天空城を攻略するだけだ!」
「なんかそれフラグっぽいよね。」
「たしかにそうだな、気をつけよっと。」
今はサオリと一緒にいつものプールサイドで今後のことを話している。
「しかし、あの戦闘は楽しいね。慣れてきたし武器とかも使ってみたいなー」
「あと、格闘でももっと装備ちゃんとしたら? 装備品いろいろ持ってるでしょ? あとウーニャちゃんもなにか装備できるんじゃない?」
「「あ(ニャ)」」
すっかり忘れていた。
こっちには仲魔用の装備もあるんだった。
「ウーニャちゃんは何が装備できるの?」
「一応爪とかは装備できるみたいニャ、忍者刀も装備できるみたいニャ、咥えて使うのかニャ?」
忍者刀を咥えてバッタバッタと敵を倒すネコ、結構かっこいいな。
「よだれ付きそうで嫌ニャ」
その想像も夢も希望もない発言で台無しにされた。
とりあえずソードマン系のJobを剣聖まで上げておく。
それと剣士に必要と思われるスキルを取っていく。
「いいなぁ、悩みなくどんどんとれてー、こっちは限られた中で考えるから大変だったのな~」
ちょっと拗ねてるサオリが最高にかわいかった、
「これも日々の鍛錬の賜でござるよサオリ殿」
「サムライか!」
明日からの新しい戦闘に心躍らせて、その日は寝るのが遅くなってしまうタカシでありました。
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