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穴の空いた靴下

13章 来訪者

「タカシ様主がお呼びです城までご足労願えますか」

タカシは執事の来訪を受けて城に向かうことになった。
昨日は食事中にサオリ先生を怒らせてしまったらしく
返信はあったものの大変にそっけない内容であまり眠れなかった・・・

「「はぁ・・・」」

丁度城に向かう道でサオリ先生と合流した。

「お、おはよう!な、なんだろうね呼び出しって!」

いきなりのことに思わず声が大きくなる

「・・・さぁ・・・」
目をそらされて冷たくかわされた・・・

タカシは悟った、完全に嫌われたと・・・


サオリも同じように女神からの呼び出しで城に向かっていた。
タカシと会うのは気が重く、いろいろとシミュレーションしていて
周りが見えていなかった結果
いきなりタカシと遭遇してしまった。
すごく爽やかに挨拶されて、
顔を合わせることが出来なかった、

「・・・さぁ・・・」
つぶやくようにそう応えるのが限界であった。
耳まで真っ赤なの気が付かれないかな・・・
やばい、改めて見たらやっぱりかっこいい・・・
物憂げな表情もたまらない・・・
ヤバイヤバイ・・・
絶対に目なんて合わせられない・・・
結構腕もしっかりしてるんだ。。。指も長い。。。
キャーキャー
一言も発しないで妄想しながらチラチラタカシを見ていた。


耳まで真っ赤にして怒ってる・・・
さっきから一言も喋ってくれない・・・
ちらっと見るとすぐに顔をそらされる・・・
完全に嫌われた・・・
この世界の唯一の人間に嫌われた・・・
もう、、、どーにでもなーれ・・・
タカシの物憂げな表情の中身はこんなものであった。
哀れタカシ

そんな感じで二人は全く異なる思いを馳せながら城に到着した。
謁見の間ではヴェルさんが狼狽えていた。

「どどどどd,どーしましょう!!他国から侵略されてます!!」

右往左往とはまさにこのことだなぁ

「ヴェルさん落ち着いてください、何があったんですか?」
「タカシ様多種族の勇者がわが町に訪れたのです!!」
「ほうほう、それで何かされたんですか?」
「まだ何も・・・」
「ダンジョン以外で他の種族に侵略とかは有りなんですか?」
「いえ、直接戦闘は禁止されています。」
「なら別によくないですか?」
「・・・確かに・・・でもなんで来たんでしょ?」
「さぁ?会ってみればいいんじゃないですか?」

ということで俺らが勇者のところへ行くことになった。

「初めてのほかの人との対面だね」
「・・・そうね・・・」

俺にとってはこっちのほうが大問題である。
サオリ先生はさっきからずっと下を向いて
返事もこんな感じでそっけない・・・
俺、何したんだろ・・・泣きたい・・・

勇者は人神
(各種族のトップは神とつけて呼ぶようになったらしい、女神が煽ったせいで)
の使いであった。

「いやーなんかいきなり女神のとこが
異常な発展したから見てこいっていわれて・・・」

20歳位かなと思われる男性で若狭ワカサ 寿明トシアキさん
職業は美容師になってる。
おしゃれで確かに美容師って感じのイケメン。
話すと優しくて好感が持てた。

「すっごい都市ね、うちの街よりはるかに栄えてる」
同じく20歳位と思われる女性で香川カガワ 杏里アンリさん
職業はOL。
綺麗な年上のおねーさんって感じででも話すとサバサバしてて
同じくいい印象しかなかった。巨乳だった。コレ大事

ま、サオリ先生も結構な物をお持ちなんだけどね・・・・キラワレタケドネ

「はじめまして、女神のとこの勇者の田中 崇です。」
「花江 早織です」
「あら、さおりちゃんって言うのかわいーって中学生・・・」

早速杏里さんが地雷を踏んだけど
普通に二人は見に来ただけで特に敵意もないそうだ
そもそもお互いに敵意もなく女神叩きもやること無いから
イベント的にやっていたらしい、可哀想に

「私達ももう5年位いるけど適当にダンジョンで狩りしたりするけど
普通にすごしてるのよね・・・街の人達と遊んだりも楽しいのよ」
「そうそう、最初は泣きたかったけどもうダンジョンで無理して消えるのも
怖いし諦めてまったり過ごしてるんだよね」

二人と話しててわかったのは基本的に勇者は今いる人数に応じて
来る人数が減るそうで今は人神のところには100人くらいの勇者がいるので
一年に一人くらいしか新しい人は来ないみたいで
支配率も200%くらいでのんびり伸びてるだけで
一年超えると消滅する可能性があるので1年過ぎるとみんな
こっちの世界の生活を受け入れるそうだ。

たまにそれでも帰りたくて果敢に挑んで消滅する勇者もいるそうで
「消滅したあとにどうなるかわからないから・・・怖くてね」
寿明さんはそう寂しそうにつぶやいた。

一番驚いたのはこっちに来る勇者は全てあの日のゲーム参加者であったことだ
年単位でタイミングをずらされてこっちに飛ばされてきているそうだ
あと、年を取らないそうです。こっちの世界

「新しい人が来ると結構最初は頑張るんだけど、
ある程度以上行くとまるで勝てないし、
俺らみたいに受け入れちゃってる先人たちを見るとやる気も・・・ねぇ・・・」

たしかにこの世界は結構快適なんだよね。
ダンジョンの下の層で戦っていればドロップアイテムとかで生活に
必要なゼーニは稼げるし、MOBキャラたちと交流も取れるし、
恋愛もできるんだって・・・
俺は嫌われてるけどね・・・

「ところで・・・すごいねその仲魔

俺のウロボロスの話になった。
隠しても仕方ないので課金のことも話した

「おお、そしたら君たちがクリアしてくれれば帰れるかもしれないんだね」
「こっちの生活も嫌いじゃないけど、むこうの友達にも会いたいから
がんばってね」

そんな感じで二人は帰っていった。
移動は街から出ればマップで選択するだけだそうだ、
今度試してみるか・・・

二人との会話の後城に報告へ向かった。

「いい人達だったねー、寿明さんも杏里さんも優しいし、かっこよかったねー」
どうにでもなーれと話しかけると以外に返事をもらえた
「杏里さんも綺麗だった、タカシはああいう女性が好きなの?」

おお、返事がもらえた
「う、うーん。どうだろ、
おねーさんって感じすぎて恋愛対象じゃないのかな?」
上から目線で答えてしまった・・・
「年下が好きなの?」
いきなり顔を見られてびっくりしてしまった
「う・・・うん」
勢いに押されてそう答えたけど、妹いるからどっちかといえば同い年ぐらいが
「へ、へーーー!!!」
またそっぽ向かれてしまった。
トホホ・・・天を仰ぐしか無い・・・

タカシは気が付かなかった。

サオリがめちゃくちゃ嬉しそうにガッツポーズをとっていたことに

次の日からは普通にサオリ先生は話してくれるようになった
前より優しくなった気もする。

あと、

「先生はやめて、サオリって呼んで」

ッて言われたので心の師匠としてサオリって呼ぶことにした。

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