東方狐著聞集
鬼と巫女
あ、忘れてたわ、地獄鴉にリベンジすることをあの魔法使いのせいだな!
 「そうと、決まれば早速出発」
◇女子移動中
 ふぅ……暑いわね
途中で巫女と魔法使いを見かけたけどまだ地霊殿にはたどり着いていないのかしら?
「いたわね、さぁてフルボッコの時間だ」
 ◇ 巫女shift
 それにしても、不思議な妖怪だったわね。
「霊夢!  」
 ――霊夢の隣に浮かんでいる陰陽玉から声が流れた。
「あら、紫、慌てちゃってどうしたの?」
「いきなり、繋がらなくなったからよ!」
 いきなり? あの妖怪と会う前までは繋がっていたけど……
「私は大丈夫よ、それよりさっき、変な妖怪と出会ったんだけどなにか知ってる?」
 「変な妖怪? いったいどんな妖怪なのかしら? クスッ」
 「狐の妖獣ってとこかしら、あと紫、胡散臭い」
「狐……あぁ、彼女ね、いまの霊夢は知らなくてもいいことよ。知りたいなら彼女から聞いたら?」
 秘密じゃないのね
「興味ないから別にいいわ、早く上に戻りたいのよ」
 
「おっと、お前さんかい? 地上からの侵略者は」
 はぁ、なんで敵が沸くのかしらね。
「そうよ、あんたは?」
「おっと、失礼したね。私は元山の四天王の一人力の勇義さ」
 山の四天王……全く厄介な奴が出てきたわね。
――その瞬間、鬼と巫女の間を通り過ぎた影が一つ。
「あ! さっきの狐!」
「ん? ありゃラグナか、どうしたんだろうねぇ?」
 ラグナ? あの狐の名前かしら?
「一つ聞いてもいいかしら?」
「なんだい?」
 「あの狐は一体何者なの?」
 ――巫女の質問に鬼はにやりと笑った。
「可笑しな妖怪さ、さぁて始めるとするよ?!」
「ちょっと! はぁ……面倒くさいわね!」
◇魔法使いshift
「たく、あの妖怪のせいで霊夢を見失っちまった」
 しかし、まぁ、地下は暗いな。
「取り敢えず先を目指すか」
 ――次の瞬間魔法使いの頭上を一つの影が通っていった。
「なんだ?! あの狐か!」
 なんであんなスピードで飛んでいったんだ? 追いかけるか!
 つづく
 「そうと、決まれば早速出発」
◇女子移動中
 ふぅ……暑いわね
途中で巫女と魔法使いを見かけたけどまだ地霊殿にはたどり着いていないのかしら?
「いたわね、さぁてフルボッコの時間だ」
 ◇ 巫女shift
 それにしても、不思議な妖怪だったわね。
「霊夢!  」
 ――霊夢の隣に浮かんでいる陰陽玉から声が流れた。
「あら、紫、慌てちゃってどうしたの?」
「いきなり、繋がらなくなったからよ!」
 いきなり? あの妖怪と会う前までは繋がっていたけど……
「私は大丈夫よ、それよりさっき、変な妖怪と出会ったんだけどなにか知ってる?」
 「変な妖怪? いったいどんな妖怪なのかしら? クスッ」
 「狐の妖獣ってとこかしら、あと紫、胡散臭い」
「狐……あぁ、彼女ね、いまの霊夢は知らなくてもいいことよ。知りたいなら彼女から聞いたら?」
 秘密じゃないのね
「興味ないから別にいいわ、早く上に戻りたいのよ」
 
「おっと、お前さんかい? 地上からの侵略者は」
 はぁ、なんで敵が沸くのかしらね。
「そうよ、あんたは?」
「おっと、失礼したね。私は元山の四天王の一人力の勇義さ」
 山の四天王……全く厄介な奴が出てきたわね。
――その瞬間、鬼と巫女の間を通り過ぎた影が一つ。
「あ! さっきの狐!」
「ん? ありゃラグナか、どうしたんだろうねぇ?」
 ラグナ? あの狐の名前かしら?
「一つ聞いてもいいかしら?」
「なんだい?」
 「あの狐は一体何者なの?」
 ――巫女の質問に鬼はにやりと笑った。
「可笑しな妖怪さ、さぁて始めるとするよ?!」
「ちょっと! はぁ……面倒くさいわね!」
◇魔法使いshift
「たく、あの妖怪のせいで霊夢を見失っちまった」
 しかし、まぁ、地下は暗いな。
「取り敢えず先を目指すか」
 ――次の瞬間魔法使いの頭上を一つの影が通っていった。
「なんだ?! あの狐か!」
 なんであんなスピードで飛んでいったんだ? 追いかけるか!
 つづく
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